こんにちは、まちゃりさです。
今回は、BS朝日「ウチ、”断捨離”しました!」2021年8月16日放送回(第81回)の内容をもとに、断捨離への活用ポイントについて解説します。
今回は、モノが捨てられない母の断捨離物語(後編)です。
▶【前編】はこちらからどうぞ!
今回の放送回のポイントを、3点でまとめました。
- 実家の断捨離を進めるためには?
- ”かさぶた”としてのモノって?
- モノを本当に「大切にする」って?
過去放送回の内容、感想は以下の記事でまとめています。
それでは、どうぞ!
「ウチ、”断捨離”しました!」とは?
「ウチ、”断捨離”しました!」は、毎週月曜日の夜8時からBS朝日で放送中の番組です。
断捨離提唱者の「やましたひでこ」さんが、片づけられない!捨てられない!家族の元を訪れ、一緒に断捨離を行っていきます。
モノと向き合い、「今の自分にとって大事なことは何か」と向き合うことで家族に密着するドキュメンタリー番組です。
「もったいない」で家が危ない!
以下、【前編】と同じ内容です。
今回の出演者は、埼玉県三郷市にお住まいの、イツ子さん(82)です。
夫とともに、3LDKの団地住宅に40年以上生活しています。
物で溢れた家。狭くて、生活しづらそうです。
お父さんの本心は、「広い場所に住みたい、片付けてほしい」。
イツ子さんは、お父さんの本心を知り、今回、断捨離を決意しました。
今回は、息子の孝昌(たかまさ)さんも断捨離をサポートします。
しかし、イツ子さん。
どうもモノを捨てることに抵抗がある様子です。
前編では、まだまだ「もったいない」から抜け出せない母が印象的でした。
後編では、ついに息子と断捨離をめぐって衝突します。
さて、今回はどのような断捨離になるのでしょうか?
活用ポイント3選
断捨離への活用ポイントを3点にまとめます。
順番に解説していきます。
ポイント①息子の思いと衝突
「捨てられない母」を見かねた息子が、ついに、母の説得に動きます。
今回、モノを一時的に減らすことができたとしても。
母自身が真剣に「自分の問題」として捉えない限り、同じ状態に戻ってしまうのは目に見えています。
自分でこれは”要る””要らない”というのを判断できるようにならないといけない
捨てられないんだって言ってるじゃん!
今自分たちが手伝って片付けているけど、今度は戻らないように自分でやらなきゃいけない
これまで反抗してこなかった、息子のいつになく真剣な態度。
母も、渋々ながら断捨離に動き出します。
もう一度、洋服の断捨離に手をつけることにしました。
「捨てられるモノは1つもない」と話していたクローゼットの中身。
実際に、全て取り出してみて1つずつ確認していくと、汚れていたり、日焼けしているモノが結構見つかりました。
捨てられないという「思い込み」でいること、結構あります。
まずは、全て中身を取り出して確認していくのが大切です。
母が苦労して買った洋服。
そう簡単に量を減らすことができませんでした。
そこで、「1軍・2軍・3軍」の3つに仕分けることとします。
- 1軍:普段よく着る服
- 2軍:いつか着たいと思う服
- 3軍:まったく着ない・着られない服
「1軍」のみをクローゼットに残し、「2軍」は衣装ケースに別保管、「3軍」は処分することにします。
服って、「まだ着られる」と思うと、なかなか捨てられません。まずは、普段「着たい」と思う服を選別することから始めます。
ポイント②”かさぶた”としてのタンス
順調に断捨離を進めていたかに思えましたが、ここで息子と母が衝突してしまいます。
孝昌(たかまさ)さん。
これまで洋服が入っていたタンスを「用途がなくなったため」に捨てることを提案します。
これに対し、母は声を荒げて反抗します。
捨てられないよ高くに買ったんだから。
うるさいよ!いちいちもう!
何がもったいないの?
もったいないの!
捨てないでね これだけはホントに。
実は、このタンス。
母が内職で稼いだお金ではじめて買った家具だったそうです。
結局、このときは捨てずにとっておくことにした洋服ダンス。
後々、やましたさんが再訪問した際、このタンスはお母さんにとっての”かさぶた”だと伝えます。
無理やりでもこすって落とす”アカ”になってしまったモノか、心の傷をいやすために必要だった”かさぶた”なのか見極める必要がある
”かさぶた”は、無理やりとろうとすると「痛い」と感じてしまう。
断捨離においては、1つずつのモノが
「アカ」にあたるのか
「かさぶた」にあたるのか
これを見極める必要があるのだと言います。
”かさぶた”としての小さなタンスは、母にとって大事なモノ。
空間の主役となるよう、大切に丁寧に扱うことにしました。
”かさぶた”として捉えたモノは、無理に捨てると傷口が悪化してしまうのだとか。
他者からしてみれば「不要」だと思えるモノも、当人からしてみれば「かさぶた」である可能性もあるので、注意しましょう。
ポイント③モノを本当に大事にする意味とは?
1か月の断捨離を終え、やましたさんが再び訪れます。
クローゼットに押し込まれた、「お客様用」としてとってある、大量の布団類。
これら、本当に必要かを確認します。
今はホテルかもしれないけど、前は必ずうちで泊まって・・
布団がなくて困ったことがあったんです。
これからはお客さんが来て布団で困りそう?
ホテルに泊まってもらう
そしたらお客さんのこと考える必要ないよ?
そういう風に(気持ち)変えます
そして、「モノを大切にしたい」だけというイツ子さんに対し、やましたさんは大事なことを伝えます。
わたしなりに物を大事にしたい ただそれだけ
じゃあ物を大事にするってどういうこと?
取っておくこと
違うの 物を大事にするってことは使ってあげることなの
その物を活かしてあげること
そして、やましたさんは、家族みなの思いをイツ子さんへ伝えます。
捨てようって言ってるんじゃないよ。苦しい思いをさせようと思ってないの。
お母さんがここで暮らしやすい空間で生活してほしいというのがみんなの願い
これを聞いたイツ子さんの目には涙があふれます。
泣けてくる
やましたさんは、最後に決めるのはあくまでも「お母さん」だと強調しました。
最後には、お客様用にとっておいた布団や座布団は、現在使用しているモノと交換して使用することにしました。
モノは「使ってこそ」意味がある。モノを大切にする意味について改めて教えてもらいました。自分のために良いモノを使い、自分を大事に扱っていくことが大切です。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、 モノが捨てられない母の断捨離物語(後編)でした。
親子間で衝突するシーンもあれど、最後には皆が笑顔で断捨離を終えられたのが印象的でした。
今回のポイントは、次の3つでした。
1つ目は、自分の問題として捉えてもらおうと、息子が母の説得に動いたシーン。
2つ目は、”かさぶた”は無理に捨てると傷口が悪化してしまうモノ。不要と決めつけず、見極めること。
3つ目は、モノを本当に大事にするとは、モノを「使って活かす」こと。
この3つでした。
最後にやましたさんは、「実家の断捨離」について、こう締めくくります。
ぶつかっても大丈夫というのが家族
時に激しい抵抗を受ける「実家の断捨離」。
しかし、健康で安全な環境を子として親に提供する意味から、やり遂げる価値があると締めくくります。
モノに執着する母。周囲の思いが伝わらず、もどかしい場面もありました。しかし、最後まで諦めなかったことが、今回の成功につながったと思います。
参考:【実家の断捨離】始める前に知っておくべき3つのポイント
参考:【感想】ウチ、断捨離しました!|超絶“ゴミ屋敷!?”リターンズ(前編)#65回
▶【前編】はこちらからどうぞ!
それでは、来週もお楽しみに!
おわり。
↓ ↓ ↓
「ウチ、”断捨離”しました!」見逃し回を見るには?
放送終了後、以下のサービスで無料配信されています。(最新話のみ)
▼番組公式本はこちら
コメント