こんにちは、まちゃりさです。
本記事では、BS朝日「ウチ、”断捨離”しました!」2022年12月13日放送回(第145回)の内容・感想をまとめます。
今回は、限界生活から脱出するための断捨離物語(前編)です。
今回の放送回のポイントを、3点でまとめました。
- 風と光を取り入れよう
- 物は、手入れが必要
- おウチの手入れは、自分の手入れ
それでは、どうぞ!
10年の孤独…チーム断捨離 “限界生活”からの大救出 前編
今回の出演者は、東京都・三鷹市にお住まいの、さとみさん(60歳)。
お家は、閑静な住宅街にある少し古めの4LDKの一軒家。息子さんは独立し、現在は定年した旦那様と夫婦2人で暮らしています。
特に和室は、「どこから手をつけていいかわからない」という程、使わなくなった物が積み上がって足の踏み場もない物置状態。
やましたさんは家全体を見て「緊急手術が必要!」と判断。
人が訪れる事を拒む様なこの家に、まずは玄関を断捨離して風穴を開けることを提案します。
さらに「ピカピカの魔術師」ことお掃除の達人・大澤トレーナーも参加して、物置と化した和室を一気に断捨離。
畳や仏壇の手入れ方法などのお役立ちアドバイスを授けます。
暮らしに”限界”を迎えて挑む断捨離、暮らしやすい空間を作ることはできるでしょうか?
断捨離スタート!
やましたさんが訪問。問題の場所である和室を案内されようとしたそのとき、リビングを見て
ここも問題
と指摘。
リビングすら、窓が開いていない。カーテンも閉め切ったままの状態でした。
まずは、風と光を取り込むこと。やましたさんが、部屋を見るときに毎回チェックしているポイントです。
➤断捨離前のチェックポイント「光を取り入れる部屋になっている?」⇒夫が急死!“引きこもり妻”の一大決心#85回(2021年9月13日放送)
そして、和室へ。
どうして雨戸閉めっぱなしになっちゃうかわかる?見られたくないし、何より自分が見たくないから
「お母さんが亡くなって10年、この物も10年、この空間も10年死んでいた」
和室は、物置状態。さとみさんが、実家から持ってきた母の遺品が10年そのままになっていました。
「(この空間を)生き返らせる?」とのやましたさんの問いかけに「したいと思う」とさとみさん。
でも、「捨て方がわからない」と話します。
その理由は、
物自体は大して古くない。それをむげにゴミにしていいのかがわからない
と言います。
これに、やましたさんは、
ここで、ゴミになっているよ。そこの矛盾に気が付こうよ
そして、
- 物って一人では生きられない
- 人が手をかけて、物は初めて「生きる」
- 物は、手にした限りは手入れが必要。手入れができないなら手放さなくちゃ
こう話します。
さとみさんの断捨離を成功させるカギは、”捨てるべきものを捨てること”でした。
続いて、寝室へ。ここで、やましたさんは、びっくり。
こんなところで寝てるの!?休まってないよ、全然。
ただちに、緊急外科手術が必要!と、事態の深刻さを強調。
「たしかに目を閉じたら見えないけど、私たちの感覚って目だけじゃない」
「自分で自分をいじめている(状態)。健康でいられると思う?」
一通り部屋を見て回ったところで、やましたさんから今回の断捨離の方針が。
- これを山に例えると、さとみさんは登山経験ゼロ
- 今登ろうとしている山は、富士山以上
- 冬山の北アルプス山脈を、縦走しようとするレベル。ひとりでは無理
- 和室だけしても意味がない。家全体やらなきゃ
「和室ぐらいなら、一人でもできる」と思っていた、さとみさん。この言葉は、強烈でした。
では、どこから手をつけるのか?
やましたさんの答えは、和室ではありませんでした。
「まず、塞がれた家だから、通り道を作りたい」
「人を招き入れられるように動線を作りたい」
山への入り口が必要、とのことで、”玄関”から取り組むことになりました。
玄関の断捨離、スタート:断捨離登山開始!まずは、家の動線を作る練習から。
玄関へ移動。
入口のドアを開けてみて、客観的にどんな状態かを改めて確認します。
「おかえり」とか「いらっしゃい」って言ってくれている?全然歓迎してくれていない。
この、”まずい状態”を再認識したところで、断捨離スタート。
本日の目標は、気持ちよく入れる玄関作り。「ゴミをゴミとしてきちんと始末する」ことが課題です。
花壇の雑草を抜いたり、壊れたビニール傘を処分したり。
玄関前の空間を、一つずつ綺麗にしていきます。
「いつからか・・・」と話す、さとみさん。
昔はきちんと手入れをしていたという玄関は、いつの間にか手入れが行き届かない場所になっていました。
続いて、玄関の靴箱へ。
自分の靴はほとんどなく、夫の靴が大半と話すさとみさん。最初は、夫に確認しないと処分できないとしていましたが・・・
やましたさんから「よく見て」と言われて、もう一度チェックすると、処分できる物をいくつか発見しました。
出てきたのは、息子が幼い頃に使っていた「ローラースケート」。
そして、上の収納棚からは、息子のスケートボードが。タイヤは劣化して、なくなっていました。
1人でできるってレベルじゃない。健康なおウチにしよう
そして、物が減った後に見えてきたのが壁の汚れやカビ汚れ。
これは、自分のことを”手入れ”してこなかった証拠だったのです。
おウチの手入れは、自分の手入れ。家の汚れは、自分を大事にする余裕がなかった証拠
➤自分をケアすることが、空間に影響する⇒壮絶!執着にとらわれる母 救いたい…娘たちの激闘(後編)#63回(2021年3月8日放送)
玄関での練習は、これで終了!これを、家全体に少しずつ広げていくのだと言います。
今は登山道の入り口を見つけたぐらい
一歩ずつ登っていけばいい。との言葉に、さとみさんは、
あっという間に八合目まで登れる気でいた
部屋の片付けくらい、やる気で乗り切れると思っていた。でも、玄関で練習してみて、その大変さに気付けました。
さて、ここからは一人で断捨離登山に挑戦!
でも、どこから手をつけていいか分からないと悩む、さとみさん。
やましたさんは、これにアドバイス。
「目の前のいる・いらない、それだけ」「道を作ろう、一歩ずつ」
目の前の道を切り開くように。一歩ずつ。「まずはここ、次はここ」と、選別していくと言います。
忙しいさとみさんですが、まずは、一人でできるところまでやってみることに。
断捨離開始から、9日後
この日は、問題の”和室”にコツコツと取り組む、さとみさん。
1人でやってみて、「片付くんだろうかって不安の方が大きい」と話します。
それでも、段ボール10箱分ほどを処分しました。
母が亡くなり、実家に1年かけて通い、遺品を整理。
新品の物は「もったいない」と思って20箱ほどを持ち帰り、以来10年あまりそのままにしてきました。
でも、やましたさんの言葉で、活かしきれない物は必要ないと気付いたみたい。
手入れができる範囲の物を持つようにしましょう!
さとみさんは、「部屋が片付いたら、障子を貼り換えたい」と前向きな姿勢でした。
しかし、断捨離登山は、そんなに簡単なものではなかったのです・・・。
断捨離開始から、半月後:ついにブレーキ。そして、助っ人
ブレーキのきっかけは、和室の押入れを開けたこと。
開かずの間だった押入れには、長年しまいっぱなしだった物がたくさん入っていました。
「端午の節句飾り」は、息子の成長を願って、母が贈ってくれた物。
すぐに判断できずに、ひとまず、保留とします。
次に出てきたのは、母が集めた大量のおもちゃ。これは、処分することにします。
さらには、息子の子供服。そして、小さい頃の子育て関連の物がいくつも。
こうして、押し入れの中の物を出したことで、せっかく片付きかけていた和室が、再び埋まってしまったのです。
「気持ちが折れそう」「私だけでは・・・」
と、ついに弱音が。もはや、限界が来てしまったようです。
助っ人に訪れたのは、ピカピカの魔術師!
そんなさとみさんのもとに、助っ人として登場したのは、大澤ゆう子トレーナーです。
前回の放送回でも、登場していました!
お掃除の達人でもあり、また、はやくに夫を亡くして息子2人を育てた苦労人。
やましたさんはSOSを受け、情に厚く、経験豊富なトレーナーを投入しました。
大澤トレーナーが、さとみさんのもとへ駆け付けます。
さっそく、和室へ行くと、さとみさんのがんばりを評価しました。
大澤トレーナー:「空間ができましたね」
「物が格段に減ってきている」と大澤さんに褒められ、元気が出てきたさとみさん。
まず、大澤トレーナーが気になったのは「障子」。
家を建て替えてから30年あまり、ずっとこのままでした。でも、大澤トレーナーの家では、2年に1回貼り換えるんだとか。
「ぜひ貼り換えてほしい」とお願いする大澤トレーナー。後日、障子は貼り換えることにしました。
次に、大澤トレーナーは、「和室をきれいして、何の部屋にしたいか」を確認すると、さとみさんは、
団らんできる部屋にしたい
と話します。
さて、それでは押入れをチェック。押入れの半分は、節句の飾り物で埋まっていました。
ここで、大澤トレーナー。自身の体験をさとみさんに話します。
- 大澤トレーナーも同じく、節句の飾りを持っていた
- しかし、物置にしまっているうちに、カビにしてしまった
- 感謝の気持ちで、自ら供養することにした
さらに、この物の存在意味を考えることに。
さとみさんのお母さんがこれを買ってくれたのは、息子の成長を願ってのことから。
でも、今は息子は立派に成長した。ということは、目的は立派に果たしたということ。
大澤トレーナー:「あとは、空間とどっちを選ぶか」
「もう1回やってみようか」とのことで、押し入れの中の物を、もう一度出して挑戦することに!
まず手を付けたのは、天袋にあった大きな箱。
なんと、ここにも息子の子供服が入っていました!これを1箱分、すべて処分。
そして、さらに出てきた大きな箱。ここにも、子供服が。
前編はここまで。
次回・後編では、さとみさんに劇的な変化が訪れるとのこと!
次回の後編では、”お掃除の達人”ならではの、大掃除に使えるお掃除術も紹介するとのことで、楽しみです!
※「番組を観ての感想」は、後編にて、まとめて記述します。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、限界生活から脱出するための断捨離物語(前編)でし範囲
物は使ってこそ意味がある。手入れできる範囲の物を持つことが大事ですね。
それでは、来週もお楽しみに!
おわり。
↓ ↓ ↓
「ウチ、”断捨離”しました!」とは?
「ウチ、”断捨離”しました!」は、毎週月曜日の夜8時からBS朝日で放送中の番組です。
2022年10月より、毎週火曜日の夜9時からにお引越ししました。
断捨離提唱者の「やましたひでこ」さんが、片づけられない!捨てられない!家族の元を訪れ、一緒に断捨離を行っていくドキュメンタリー番組です。
「ウチ、”断捨離”しました!」見逃し回を見るには?
放送終了後、以下のサービスで無料配信されています。(最新話のみ)
▼番組公式本はこちら
コメント