こんにちは、まちゃりさです。
今回は、
・片付けられない人と暮らしていてストレスを感じてしまう
・片付けられない人と暮らす上で、上手につきあう方法を知りたい
・片付けられない人が片付けができるようになる方法を知りたい
こういった悩み・疑問にお答えしていきます。
1.片付けられない人とうまく暮らす3つのヒント
2.片付けができない人が片付く部屋を作る
この記事を書いている私は、片付けが苦手な夫と暮らしています。
ですが、部屋は比較的綺麗な状態を保つことができています。
最近では、片付けやすいポイントを意識した部屋を作ったことで、特に片付けを強要したわけではありませんが、自然と片付けてくれるようになりました。
今回は、こうした実体験をもとに、片付けられない人とうまく暮らすコツについてご紹介します。
それでは、どうぞ!
1.片付けられない人とうまく暮らす3つのヒント
片付けられる人にとって、片付けられない人と暮らすのは、結構ストレスに感じてしまうものですよね。
私の場合もそうです。
夫は、特に気にしていない分、「なんで私ばっかり」と嘆きたくなります。
そんな人のために、ストレスを軽減して上手に暮らすためのヒントを3つご紹介します。
ヒント1.相手は変えられないと心得る

まず大切なことは、「相手は相手、自分は自分である」と割り切ることです。
特に、血がつながっていない相手であればなおのこと。
元はと言えば、赤の他人です。住んできた環境も、考え方も違うのです。
相手に「片付けさせたい」と思う気持ちはよく分かりますが、相手を変えるのはそう簡単なことではないです。
そこに労力を使うよりも、まず自分が変わる必要があると割り切ることです。
自分が変われば相手も変わっていきます。
私は、結婚するときからすでにこの考えをしていました。
相手も自分も完璧でないと割り切っているからこそ、現在でも円満な生活を送れています。
ヒント2.神経質になりすぎない

過度に神経質になりすぎないことも大切です。
あなたは真面目な性格で、散らかると、つい片付けなきゃと考えていませんか?
私も、結婚したての頃は同じでした。
綺麗な状態を維持しなきゃ!と思い、少し散らかると、すぐに片付けをせっせとしていました。
落ち着いて休む間もありません。
一方の夫は、散らかってても全く気にしていない様子。その姿にイライラ。
あるとき、そんな常にピリピリしている自分に嫌気がさしました。
家は、リラックスするための場所であるはずなのに、かえってストレスを溜めてばかりの自分に気が付きました。
また、このとき、散らかっていても気にしない夫のようなタイプの人間も存在することを認識しました。
そして、そうやって気にしない方が、余計なストレスを溜めない分、幸せに生きていけるのでは?と思い始めたのです。
しかし、性分というのはなかなか治せないものです。
気付かない夫に対し、なんでも気付いてしまう私。
そこで、神経質になりすぎないために、少し考え方を変えました。
それは「モノの量を見直す」ことです。
モノの量が減れば、片付ける対象が減ることになります。
結果、片付けが楽になるということに気が付きました。
あなたの部屋も、もしかするとモノが多いことで片付けが大変になっているかもしれません。
私は片付けるべきモノの量を減らしたことで、片付けがグンとラクになっただけでなく、掃除もしやすくなり、ストレスがぐっと減りました。
家事が大変なときは、「あたしンち」を観ると細かいことを気にしなくていいや!と肩の力が抜けますよ。
ヒント3.少しでも片付けやすい部屋になっているかを考える
片付けやすい部屋の仕組みになっているかを一度見直してみましょう。
片付けやすい部屋とは、動線が意識されている部屋のことです。
もしかすると、片付けができない人は、片付ける意思はあるけど、片付けが苦手な人かもしれません。
片付けが苦手な人でも、自然と片付けができる部屋に近づける事で、片付けができるようになります。
次の章で、詳しく書いていきます。
2.片付けができない人が片付く部屋を作るアイデア

片付けられない人は、次の2種類に分けられます。
・片付けが必要ないと思っている
・片付けたいが、片付け方がわからない
この2つのタイプのどちらにも効果的なアイデアをご紹介します。
アイデア1.動線を意識する
まずは、片付けられない人の「動線」を意識しましょう。
片付けが得意な人は、実は、あまり意識していないかもしれませんが、人の動線を意識することってめちゃくちゃ重要なことです。
片付けが嫌い、苦手という人に話を聞いてみると「片付けが面倒」という人が多いです。
では、片付けが面倒になる理由は何か?
その理由は、片付ける場所が、動線から外れているからです。
例えば、片付けられない夫が、朝にパジャマを脱いで、そのままソファに放置するというケースを考えてみます。
ここで、夫の動線を意識して見てみると、1階でパジャマを脱ぎ、ワイシャツに着替える。そして、洗面所へ行き、歯磨き。お弁当を受け取って、会社へ行くという動きをしていました。
このとき、脱いだパジャマを片付ける場所が、例えば2階にあった場合です。
朝の忙しい時間に、よっぽどでなければ、わざわざパジャマを片付けるために2階に行ったりはしません。
片付けやすい動線を意識して、片付ける場所を設定しておくことが大切です。
アイデア2.物の住所を決める
片付けられない人の中には、片付けが面倒という理由以外にも「片付ける場所がわからない」という人もいます。
分からないから、片付けられない。単純な話です。
先ほどと同じ例で、
片付けられない夫が、1階でパジャマを脱ぎ、ワイシャツに着替える。そして、洗面所へ行き、歯磨き。お弁当を受け取って、会社へ行く。
というケースを考えてみます。
このとき、そもそも脱いだパジャマを片付ける場所が決まっていなければ、ソファに放置してしまうのは当たり前と言えば当たり前のことになります。
リビングにあるソファは、1番置きやすく、目に留まりやすい場所だからです。
物が片付かない原因の1つは、「物の住所が決まっていないこと」にあります。
もしかすると、あなただけが、物の片付け場所を知っているだけということはありませんか?
これ、片付けが得意な人によくあることです。
私も実家に住んでいた頃は、片付けが得意な母が全ての物のしまい場所を把握していました。
片付けをするときにも、いちいち母に場所を聞かないと片付けができず、だんだんと片付けが嫌になった経験があります。
でも、それってよく考えると、非常に非効率です。
4人家族の場合、それぞれが片付ければ、5分で終わる片付けだとすれば、
母しか場所を把握していない場合、母は片付けのために、4倍の20分も時間を取られてしまうのです。
片付ける場所が決まっていない、あるいは1人しか把握していないという場合は、仕組みを見直すことをおすすめします。
仕組みを見直す際は、住む人全員が片付けやすい物の住所を決めることです。
ここで注意すべきは、奥の方にしまい込まず、なるべく「見える化する」というのがポイントです。
「見える化」には、例えばラベルシールなどを貼って、何が入っているのか分かるようにすることで、片付けが苦手な人でも片付けやすい空間を作ることができます。
ラベルシールを簡単に作れるピータッチキューブは「見える」収納に便利です。
アイデア3.片付けまでのハードルを下げる
片付けが得意な人は、あまり感じないかもしれません。
しかし、片付けが苦手な人にとって、片付けるという行為は非常に面倒なものです。
そもそも片付けなくても、気にならないという人にとっては、なぜ片付けなきゃいけないのか?と疑問に思いながら片付けている可能性があります。
特に必要を感じないが、「片付けろ」と言われたから、仕方なく片付けるという人も少なくありません。
そのくらい片付けの必要を感じない人にとっては、片付けるという行為自体がストレスに感じることを覚えておきましょう。
しかし、片付けまでのハードルを下げることで、片付けを苦に感じず自然とできるようになります。
1.工程を完結にする
2.片付けは「見える位置」に
3.余分な物は持たない
工夫1.工程を完結にする
片付けのハードルを下げるための工夫1つ目は、「工程を完結にする」ことです。
これは、片付けまでの工程をラクにしてあげるということです。
片付けられない人は、片付けるまでの工程を面倒に感じている場合があります。
先ほどのパジャマを例にとれば、パジャマを「畳んで」、「しまう」必要があった場合を考えてみます。
これだけで、畳む→しまうという2つの動作を行う必要があり、片付けが面倒に感じてしまいます。
我が家では、この「畳む」という行為を除くことで、夫も片付けをしてくれるようになりました。
写真のようなバスケットカゴを使って、片付けをしています。
朝は脱いだパジャマを畳まずに入れるだけで、完結です。

特に毎日よく使うものは、出し入れがラクな仕組みに変えてあげることで、片付けまでのハードルが下がるのでおすすめです。
ちなみに、洗濯物は基本的に畳んでいません。
唯一畳むのは、ハンカチやタオルと靴下のみです。
下着はカゴに入れるだけ。服はかけるだけとしています。
こうすることで、私自身の片付けのハードルも一緒に下げています。
掛ける収納のために、ボトムスも一緒に掛けられる「マワハンガー」を愛用しています。
工夫2.片付けは「見える位置」に
片付けのハードルを下げるための工夫2つ目は、片付けは「見える位置」にすることです。
アイデアの2つ目「物の住所を決める」でもお伝えしましたが、物を見える位置にしまうことは片付けやすくするために重要です。
片付けようと思っても、奥の方にしまう必要がある場合、途端にハードルが上がります。
また、片付けるべき場所を覚えられないことにもなります。
片付けは「見える位置」にする、というのを心がけることで、自分自身も片付けがラクになるはずです。
見える位置とあわせて、片付けにかかる時間を測ってみるのも効果的です。
私は、片付けにかける時間は1つのものにつき、3秒までというルールを決めています。
それ以上かかる場合は、片付け場所を見直すようにしています。
工夫3.余分なモノは持たない
片付けのハードルを下げるための工夫3つ目は、「余分なモノは持たないこと」です。
例えば、片付ける場所がモノで敷き詰められていてぎゅうぎゅうな状態だったとき。
片付けようと思っても、モノをどかしたり、スペースを開ける必要があるかもしれません。
収納上手な人にとっては、何でもないことでも、これ結構面倒なのです。
また私の実家の母の話になるのですが、物をぎちぎちに収納するタイプでした。
物を取り出すのも大変だし、一度使ったものをしまうのも大変でした。
ですので、物を片付けてほしいと思ったら、余分なモノを減らすことをしてみるのがおすすめです。
収納は7~8割に抑えてあげると、しまいやすく出しやすいですよ。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、
・片付けられない人と暮らしていてストレスを感じてしまう
・片付けられない人と暮らす上で、上手につきあう方法を知りたい
・片付けられない人が片付けができるようになる方法を知りたい
こういった疑問に答えていきました。
片付けられない人と円満にうまく暮らしていくためには、まず、片付けられない人もいるという事実を受け入れることが大事です。
どんな人にでも、向き不向きはあるものです。
片付けられない人は、片付けが少し苦手あるいは億劫というだけです。
片付けられない人を理解し、自分自身がストレスに感じない暮らしを目指していくのが重要です。
心理学者のアドラーは、他人を変えようとしても問題が生じるばかりと指摘し、課題の分離を唱えました。
課題の分離とは、人間の問題はすべて対人関係の問題ととらえる一方、自分の課題と他人の課題を明確にわけ、他人の課題には土足で踏み入らないことを言います。
つまり、他人を変えるのではなく、自分の行動で他人にどう貢献できるかを考えることです。
今回は、そういった自分を変えるという目線から、「片付けができない人に片付けをやらせる」という方法ではなく、「片付けやすい環境をつくる」に目を向けてみました。
また「片付けられたこと」に対して、しっかりと感謝の気持ちを示すことも、実は大切なことです。
「そんなのできて当たり前じゃん」と思わずにです。
自分の苦手なことや嫌いなことを想像してみてください。
やっとの思いで一生懸命にやったのに、何も言われなかったら悲しいですよね。
もしかすると「次はやらなくていいや」と思ってしまうかもしれません。
ですので、片付けをしてくれたことにきちんと感謝を伝えるのは、次につなげるための大事な一歩になります。
ぜひ、心がけてみてください。
この記事が、片付けができない人と少しでも上手に暮らしていくためのヒントとなれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
おわり。
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