「何度言っても、散らかされる」
片付けができる人にとっては、
片付けができない人との暮らしには、ストレスを感じることでしょう。
今回は、
- 片付けられない人にストレスが溜まる
- 片付けられない人とうまく暮らすヒントが欲しい
こういった悩みを、「片付けられない」夫を持つ、私の実体験をもとに解決していきます。
それでは、どうぞ!
一緒にいるとイライラ…片付けられない人の特徴と心理
![](https://i0.wp.com/macharisa.com/wp-content/uploads/2022/01/2_cleared_all_15.jpg?resize=1024%2C683&ssl=1)
片付けられない人に、ついイライラ…。
片付けができる人にとって、何度も散らかされることは苦痛ですよね。
しかし、「片付けをして」と伝えた結果、
喧嘩になってしまったり、ますます片付けをしてくれなくなった。
といった経験、一度はあるのではないでしょうか?
ここではまず、
「片付けられない人の特徴・心理」を知り、解決策を考えていくことにします。
「片付けられない人」の特徴は、次のとおり。
- 片付けに回す時間がない
- めんどくさがり
- 計画性がない
- 捨てられない
- 片付いていない状態が落ち着く
1つずつ見ていきましょう。
片付けに回す時間がない
![とにかく、忙しい](https://i0.wp.com/macharisa.com/wp-content/uploads/2021/02/2_cleared_all_16.jpg?resize=1024%2C683&ssl=1)
片付けられない人の1つ目の特徴は、「時間がないこと」です。
「時間があれば片付けたい」とは思いながらも、片付けに回す時間が取れない。
結果、放置せざるを得ないという状況にいます。
この場合、
- 片付けを手伝う
- 簡単な片付けの計画を立てる
- (ひどい場合は)専門の業者を呼ぶ
このような解決策が考えられます。
めんどくさがり
![片付けがめんどくさい・・・](https://i0.wp.com/macharisa.com/wp-content/uploads/2021/02/2_cleared_all_17.jpg?resize=1024%2C683&ssl=1)
続いては、「性格や考え方」に原因がある場合です。
片付けられない人の2つ目の特徴は、「めんどくさがり」です。
単純に、「片付けそのものが面倒」と感じています。
片付けができる人でも、片付けが面倒に感じることはあるのは、普通です。
私もめんどくさいと感じるときは、よくあります。
このように、片付けが面倒と考えている人は、
片付け自体に「やる価値を見出せない」、「優先度が低い」ために、片付けを後回しする。
あるいは、「後でまとめてやろう」と考えていたりします。
この場合の解決策として、
- 片付けを一緒にやる
- 片付けを楽しく行う姿を見せ、片付けのイメージを変える
- 片付けやすい収納方法を工夫する
といった方法が考えられます。
「ズボラ向け!片付けを簡単に習慣化するコツ」とは?
計画性がない
![計画性がない](https://i0.wp.com/macharisa.com/wp-content/uploads/2020/12/1_basic-danshari_5.jpg?resize=1024%2C683&ssl=1)
片付けられない人の3つ目の特徴は、「計画性がない」です。
このタイプの人は、突発的に片付けを行います。
「片付けしなければ」と危機感に迫られれば、片付けに取り掛かります。
しかし、自ら思い立たない限り、行動しません。
この場合には、
- 片付けの必要性を自覚する
- 毎日のタスクとして組み込む
このような解決策が考えられます。
捨てられない
![もったいなくて、捨てられない・・・](https://i0.wp.com/macharisa.com/wp-content/uploads/2021/02/2_cleared_all_18.jpg?resize=1024%2C683&ssl=1)
片付けられない人の4つ目の特徴は、「モノへの愛着が強く、捨てられない」です。
そもそも所有しているモノが多いために、片付けが手に負えない。
結果、片付け自体を放置してしまう。
モノを減らすことができれば、片付けがうまくいくようになるでしょう。
この場合、
- まずは、明らかにゴミとわかるモノから捨てる
- 取捨選択のコツを学ぶ
このような解決策が考えられます。
「モノとの向き合い方」については、こちらの記事を参考にしてください。
片付いていない状態が落ち着く
![ごちゃごちゃが落ち着く~](https://i0.wp.com/macharisa.com/wp-content/uploads/2021/11/4_recommended-for-zubora_1.jpg?resize=1024%2C683&ssl=1)
片付けられない人の5つ目の特徴は、「片付いていない状態が落ち着く」です。
ごちゃごちゃした状態の方が落ち着く人も、一定数いるのは、事実。
自分にとってはベストな状態なので、部屋が汚いという意識がありません。
よって、片付けをする必要性を感じません。
片付けられない相手が、これまで別の環境で暮らしてきた他人であれば、まずは理解してあげましょう。
自らの理想を押し付ければ、相手との関係性を悪化させてしまいます。
この場合、
- その人専用のスペースを作り、干渉しない
といった、解決策が考えられます。
「違いを理解し、共生するコツ」については、こちらの記事を参考にしてください。
片付けられない人と暮らす5つのポイント!
![注意点、ポイント](https://i0.wp.com/macharisa.com/wp-content/uploads/2021/11/4_depilatory_1.jpg?resize=1024%2C683&ssl=1)
片付けられない人の特徴や心理については、ご理解いただけましたか?
ここからは、「片付けられない人と上手に暮らすためのポイント」について、紹介していきます。
- 相手は変えられないと理解する
- 神経を使いすぎない
- 1人ひとりのテリトリー(なわばり)を設ける
- モノを減らす
- 動線を考えた住所
相手は変えられないと理解する
![相手は変えられない](https://i0.wp.com/macharisa.com/wp-content/uploads/2021/02/2_cleared_all_19.jpg?resize=1024%2C683&ssl=1)
まず理解すべきは、「相手」そのもの。
他人の考え方や生き方は、そう簡単に変えることはできません。
大事なことは、自分の「気持ち」の持ちようです。
かの有名な心理学者・アドラーは、他人を変えようとしても問題が生じるばかりと指摘し、「課題の分離」を唱えました。
つまりは、他人を変えようとしないこと。
そして、自分の行動で他人にどう貢献できるかを考えることが大切です。
神経を使いすぎない
![イライラ、男性、神経](https://i0.wp.com/macharisa.com/wp-content/uploads/2021/02/2_cleared_all_20.jpg?resize=1024%2C683&ssl=1)
片付けられない人と暮らすためのポイント2つ目は、「神経を使いすぎないこと」です。
あなたは真面目な性格で、「散らかれば、すぐに片付けないと…」と考えていないでしょうか?
過去の私も「すぐに片付けないと」と考えては、常に必死でした。
前述のとおり、夫は「片付けられない人」です。
夫がモノを散らかす度に、常にピリピリしていました。
しかしあるとき、それがストレスの原因になっていることに気が付きました。
これに気付いてからは、気にしすぎないことにしたことで、ストレスを感じにくくなりました。
本来、家はリラックスするための場所であるべきです。
かえってストレスを溜めていては、もったいないです。
1人ひとりのテリトリー(なわばり)を設ける
![](https://i0.wp.com/macharisa.com/wp-content/uploads/2022/01/danshari_all_31.jpg?resize=1024%2C683&ssl=1)
片付けられない人と暮らすためのポイント3つ目は、「テリトリー(なわばり)を設けること」です。
もしかすると、あなたは1人で家中を管理しようとしていませんか?
大事なことは、家のすべてのエリアを管理しようとしないことです。
同じ家で暮らす以上、必ずそれぞれの「なわばり」が生まれます。
そのため、すべての空間を管理しようとすれば、必ず争いが生じます。
例えば、
- 浴室は、夫の担当エリア
- キッチンは、妻の担当エリア
このように、エリアごとの担当者を決めます。
そして、自分の担当外のエリアには干渉しない。
担当者にすべてを委任するようにします。
断捨離の禁じ手!「なわばりの侵略」については、こちらの記事を参考にしてください。
モノを減らす
![片付け](https://i0.wp.com/macharisa.com/wp-content/uploads/2021/02/2_cleared_all_21.jpg?resize=1024%2C683&ssl=1)
片付けられない人と暮らすためのポイント4つ目は、「モノを減らす」です。
モノの量を最小限に減らすことで、そもそも、散らかる量が減ります。
そして、モノが減ることのメリットは、もう1つ。
モノの量が減れば、家族がモノを使いやすくなります。
視覚情報が減るので、モノを判断しやすくなり、自然と「片付く家」に近づきます。
動線を考えた住所
![](https://i0.wp.com/macharisa.com/wp-content/uploads/2020/02/2_2.jpg?resize=1024%2C683&ssl=1)
片付けられない人と暮らすためのポイント5つ目は、「動線を考えた住所」です。
この記事を読んでいるあなたは、おそらく片付けが得意な人でしょう。
しかし、ほかの家族が片付けができない。
だとすれば、片付ける場所を「あなたしか理解できていない」可能性が高いです。
モノの定位置は、決まっていますか?
もし決まっていない場合は、定位置を決めてあげる必要があります。
あるいは、モノの定位置が決まっている場合でも、片付けにくい場所であれば、意味がありません。
「自然と片付く家」のモノは、「動線を考えた住所」になっています。
例えば、子供に何度言っても、片付けの習慣が身につかないと悩んでいる場合は、
片付ける場所が
「高すぎる」、「しまいにくい」、「わかりにくい」
といったように、場所に問題がないかを、まず確認してみましょう。
「動線を考えた住所」を設定するポイントは、「家族の行動を観察する」ことです。
家族の普段の行動をもとに、どこに配置するのがベストかを考えます。
我が家では、洗面所・浴室の近くに、散らかりやすいパジャマ(寝間着)の収納スペースを作りました。
![我が家の脱衣所収納](https://i0.wp.com/macharisa.com/wp-content/uploads/2021/01/#41_image1.jpg?resize=768%2C1024&ssl=1)
これは、動線を考えた配置です。
夜は、入浴後にすぐに取り出して着替えられるように。
朝は、洗顔後、すぐにしまえるように。
この工夫によって、「片付けられない」夫は片付けをしてくれるようになりました。
私自身もズボラな性格ではありますが、片付けやすいために満足しています。
「動線を考えた片付けのコツ」については、こちらの記事を参考にしてください。
ラベル収納で、わかりやすい収納!
モノの住所はどうやって決める?
まとめ:片付けられない人を受け入れ、上手に暮らそう!
![](https://i0.wp.com/macharisa.com/wp-content/uploads/2021/02/59_live-with-non-cleared-people.jpg?resize=1200%2C630&ssl=1)
いかがでしたか?
今回は、片付けられない人と暮らすことにストレスを感じる人に向け、
「片付けられない人の特徴・心理」、「上手に暮らすためのポイント」について、ご紹介しました。
「片付けられない人の特徴・心理」は、次のとおりでした。
- 片付けに回す時間がない
- めんどくさがり
- 計画性がない
- 捨てられない
- 片付いていない状態が落ち着く
ただし、どれか1つが当てはまるだけではなく、特徴が複合的に重なっている場合もあります。
そして、「片付けられない人とうまく暮らすためのポイント」で特に大事なのは、「相手を無理に変えようとしない」こと。
片付けられない人は、決して「片付けたくて散らかしている」というわけではありません。
どんな人にも、向き不向きはあります。
「片付けられない人」の存在を理解し、まずは自分の「気持ちの捉え方」を変えていきましょう。
また、片付けの行為に対して、感謝の気持ちを示すことも、大切です。
本記事の内容が、「片付けられない人と上手に向き合うためのヒント」になれば、幸いです。
「片付けのコツ」について、さらに学ぶ!
コメント