「何度言っても、散らかされる」
片付けができる人にとっては、
片付けができない人との暮らしには、ストレスを感じることでしょう。
今回は、
- 片付けられない人にストレスが溜まる
- 片付けられない人とうまく暮らすヒントが欲しい
こういった悩みを、「片付けられない」夫を持つ、私の実体験をもとに解決していきます。
それでは、どうぞ!
一緒にいるとイライラ…片付けられない人の特徴と心理
片付けられない人に、ついイライラ…。
片付けができる人にとって、何度も散らかされることは苦痛ですよね。
しかし、「片付けをして」と伝えた結果、
喧嘩になってしまったり、ますます片付けをしてくれなくなった。
といった経験、一度はあるのではないでしょうか?
ここではまず、
「片付けられない人の特徴・心理」を知り、解決策を考えていくことにします。
「片付けられない人」の特徴は、次のとおり。
- 片付けに回す時間がない
- めんどくさがり
- 計画性がない
- 捨てられない
- 片付いていない状態が落ち着く
1つずつ見ていきましょう。
片付けに回す時間がない
片付けられない人の1つ目の特徴は、「時間がないこと」です。
「時間があれば片付けたい」とは思いながらも、片付けに回す時間が取れない。
結果、放置せざるを得ないという状況にいます。
この場合、
- 片付けを手伝う
- 簡単な片付けの計画を立てる
- (ひどい場合は)専門の業者を呼ぶ
このような解決策が考えられます。
めんどくさがり
続いては、「性格や考え方」に原因がある場合です。
片付けられない人の2つ目の特徴は、「めんどくさがり」です。
単純に、「片付けそのものが面倒」と感じています。
片付けができる人でも、片付けが面倒に感じることはあるのは、普通です。
私もめんどくさいと感じるときは、よくあります。
このように、片付けが面倒と考えている人は、
片付け自体に「やる価値を見出せない」、「優先度が低い」ために、片付けを後回しする。
あるいは、「後でまとめてやろう」と考えていたりします。
この場合の解決策として、
- 片付けを一緒にやる
- 片付けを楽しく行う姿を見せ、片付けのイメージを変える
- 片付けやすい収納方法を工夫する
といった方法が考えられます。
「ズボラ向け!片付けを簡単に習慣化するコツ」とは?
計画性がない
片付けられない人の3つ目の特徴は、「計画性がない」です。
このタイプの人は、突発的に片付けを行います。
「片付けしなければ」と危機感に迫られれば、片付けに取り掛かります。
しかし、自ら思い立たない限り、行動しません。
この場合には、
- 片付けの必要性を自覚する
- 毎日のタスクとして組み込む
このような解決策が考えられます。
捨てられない
片付けられない人の4つ目の特徴は、「モノへの愛着が強く、捨てられない」です。
そもそも所有しているモノが多いために、片付けが手に負えない。
結果、片付け自体を放置してしまう。
モノを減らすことができれば、片付けがうまくいくようになるでしょう。
この場合、
- まずは、明らかにゴミとわかるモノから捨てる
- 取捨選択のコツを学ぶ
このような解決策が考えられます。
「モノとの向き合い方」については、こちらの記事を参考にしてください。
片付いていない状態が落ち着く
片付けられない人の5つ目の特徴は、「片付いていない状態が落ち着く」です。
ごちゃごちゃした状態の方が落ち着く人も、一定数いるのは、事実。
自分にとってはベストな状態なので、部屋が汚いという意識がありません。
よって、片付けをする必要性を感じません。
片付けられない相手が、これまで別の環境で暮らしてきた他人であれば、まずは理解してあげましょう。
自らの理想を押し付ければ、相手との関係性を悪化させてしまいます。
この場合、
- その人専用のスペースを作り、干渉しない
といった、解決策が考えられます。
「違いを理解し、共生するコツ」については、こちらの記事を参考にしてください。
片付けられない人と暮らす5つのポイント!
片付けられない人の特徴や心理については、ご理解いただけましたか?
ここからは、「片付けられない人と上手に暮らすためのポイント」について、紹介していきます。
- 相手は変えられないと理解する
- 神経を使いすぎない
- 1人ひとりのテリトリー(なわばり)を設ける
- モノを減らす
- 動線を考えた住所
相手は変えられないと理解する
まず理解すべきは、「相手」そのもの。
他人の考え方や生き方は、そう簡単に変えることはできません。
大事なことは、自分の「気持ち」の持ちようです。
かの有名な心理学者・アドラーは、他人を変えようとしても問題が生じるばかりと指摘し、「課題の分離」を唱えました。
つまりは、他人を変えようとしないこと。
そして、自分の行動で他人にどう貢献できるかを考えることが大切です。
神経を使いすぎない
片付けられない人と暮らすためのポイント2つ目は、「神経を使いすぎないこと」です。
あなたは真面目な性格で、「散らかれば、すぐに片付けないと…」と考えていないでしょうか?
過去の私も「すぐに片付けないと」と考えては、常に必死でした。
前述のとおり、夫は「片付けられない人」です。
夫がモノを散らかす度に、常にピリピリしていました。
しかしあるとき、それがストレスの原因になっていることに気が付きました。
これに気付いてからは、気にしすぎないことにしたことで、ストレスを感じにくくなりました。
本来、家はリラックスするための場所であるべきです。
かえってストレスを溜めていては、もったいないです。
1人ひとりのテリトリー(なわばり)を設ける
片付けられない人と暮らすためのポイント3つ目は、「テリトリー(なわばり)を設けること」です。
もしかすると、あなたは1人で家中を管理しようとしていませんか?
大事なことは、家のすべてのエリアを管理しようとしないことです。
同じ家で暮らす以上、必ずそれぞれの「なわばり」が生まれます。
そのため、すべての空間を管理しようとすれば、必ず争いが生じます。
例えば、
- 浴室は、夫の担当エリア
- キッチンは、妻の担当エリア
このように、エリアごとの担当者を決めます。
そして、自分の担当外のエリアには干渉しない。
担当者にすべてを委任するようにします。
断捨離の禁じ手!「なわばりの侵略」については、こちらの記事を参考にしてください。
モノを減らす
片付けられない人と暮らすためのポイント4つ目は、「モノを減らす」です。
モノの量を最小限に減らすことで、そもそも、散らかる量が減ります。
そして、モノが減ることのメリットは、もう1つ。
モノの量が減れば、家族がモノを使いやすくなります。
視覚情報が減るので、モノを判断しやすくなり、自然と「片付く家」に近づきます。
動線を考えた住所
片付けられない人と暮らすためのポイント5つ目は、「動線を考えた住所」です。
この記事を読んでいるあなたは、おそらく片付けが得意な人でしょう。
しかし、ほかの家族が片付けができない。
だとすれば、片付ける場所を「あなたしか理解できていない」可能性が高いです。
モノの定位置は、決まっていますか?
もし決まっていない場合は、定位置を決めてあげる必要があります。
あるいは、モノの定位置が決まっている場合でも、片付けにくい場所であれば、意味がありません。
「自然と片付く家」のモノは、「動線を考えた住所」になっています。
例えば、子供に何度言っても、片付けの習慣が身につかないと悩んでいる場合は、
片付ける場所が
「高すぎる」、「しまいにくい」、「わかりにくい」
といったように、場所に問題がないかを、まず確認してみましょう。
「動線を考えた住所」を設定するポイントは、「家族の行動を観察する」ことです。
家族の普段の行動をもとに、どこに配置するのがベストかを考えます。
我が家では、洗面所・浴室の近くに、散らかりやすいパジャマ(寝間着)の収納スペースを作りました。
これは、動線を考えた配置です。
夜は、入浴後にすぐに取り出して着替えられるように。
朝は、洗顔後、すぐにしまえるように。
この工夫によって、「片付けられない」夫は片付けをしてくれるようになりました。
私自身もズボラな性格ではありますが、片付けやすいために満足しています。
「動線を考えた片付けのコツ」については、こちらの記事を参考にしてください。
ラベル収納で、わかりやすい収納!
モノの住所はどうやって決める?
まとめ:片付けられない人を受け入れ、上手に暮らそう!
いかがでしたか?
今回は、片付けられない人と暮らすことにストレスを感じる人に向け、
「片付けられない人の特徴・心理」、「上手に暮らすためのポイント」について、ご紹介しました。
「片付けられない人の特徴・心理」は、次のとおりでした。
- 片付けに回す時間がない
- めんどくさがり
- 計画性がない
- 捨てられない
- 片付いていない状態が落ち着く
ただし、どれか1つが当てはまるだけではなく、特徴が複合的に重なっている場合もあります。
そして、「片付けられない人とうまく暮らすためのポイント」で特に大事なのは、「相手を無理に変えようとしない」こと。
片付けられない人は、決して「片付けたくて散らかしている」というわけではありません。
どんな人にも、向き不向きはあります。
「片付けられない人」の存在を理解し、まずは自分の「気持ちの捉え方」を変えていきましょう。
また、片付けの行為に対して、感謝の気持ちを示すことも、大切です。
本記事の内容が、「片付けられない人と上手に向き合うためのヒント」になれば、幸いです。
「片付けのコツ」について、さらに学ぶ!
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