こんにちは、まちゃりさです。
本記事では、BS朝日「ウチ、”断捨離”しました!」2022年8月1日放送回(第127回)の内容・感想をまとめます。
今回は、片付けが苦手なかおりさんの断捨離物語です。
今回の放送回のポイントを、3点でまとめました。
- 収納が苦手なら、収納そのものをなくす
- 掃除や片付けは、自分のためにやるもの
- 片付けは自分をご機嫌にするための手段
それでは、どうぞ!
”見て見ぬフリ”が続いて、物がいっぱいに!
今回の出演者は、静岡県浜松市にお住まいのかおりさん(49歳)。
6人家族ですが、現在は、築12年の一軒家に、夫と次女、中学生の次男と4人で暮らしています。
(長男、長女は独立)
和室(客間)の押入れは、物でいっぱいで開かない状態。
ダイニングのテーブルやキッチンカウンターは、物置き場と化しています。
これは、何年も「見て見ぬフリ」を続けてきた結果だと言います。
かおりさんは、20歳で結婚。家庭を省みない夫を見限り、28歳で離婚。
以後、仕事を掛け持ちしながら、必死で子供たちを育ててきました。
そして、33歳のときに現在の夫と再婚。12年前に念願のマイホームを建てました。
現在も、家のローンや学費のため、日勤仕事のほか夜レストランでバイトもしています。
その上、家事も一気に引き受けており、家の片付けまで手が回りません。
今回、”お母さんのために”と子供たちが立ち上がりました。
さて、どのような断捨離となるでしょうか?
断捨離スタート!
■まずは始末!人海戦術でいらない物をゴミ袋へ!
やましたさんが家の中を見ていって判断したのは、”始末”が苦手ということ。
すなわち、外に出さなければいけない物が外に出せていない(=捨てられてない)ということ。
そこで、今日のテーマは、1階の物を”始末”していくこととしました。
やましたさんは、まずはいらない物をゴミ袋に入れていくことで、今後どうしていくべきかが見えてくると伝えます。
作戦は、”人海戦術”!
人数がいることを利用して、集中的にいらない物をゴミ袋に入れていくこととしました。
まずは、和室の断捨離開始です!
ここで、やましたさんから「ゴミ袋をいっぱいにしない」というアドバイスがありました。
ゴミが捨てづらくなってしまうからです。
断捨離のポイント
ゴミ袋は8割まで いっぱいにすると捨てづらい
続いて、かおりさんの編みかけの編み物が出てきます。
「(編み物を)いずれする」と答えるかおりさんに、やましたさんは、「いずれっていつ?」と問いかけます。
これに、かおりさんは「もう使わないか・・・」と思い切って手放すことを決断。
やましたさんからは、「今はいずれする趣味よりもこの家をなんとかする」とアドバイスされました。
■家の問題点は”収納”にあり
次に押入れから出てきたのは、いくつもの「収納ケース」。
やましたさんは、ここで家の問題点に気付きました。
「お母さんね 自分の性格把握して」
「ゴミの仕分けも苦手だから、その先の収納も苦手」
収納が苦手なのに、収納しようと、たくさんの収納ケースを用意していた。
その結果、中身を把握できていなかったのです。
物が増えた原因は、ここにあると考えたやましたさん。
収納ケースを用意するのではなく、”収納そのものをなくす”というアドバイスを送りました。
断捨離のポイント
なるべく収納しないようにする⇒収納グッズはいらない
使っていない収納ケースも含め、全て断捨離することにします。
■いらない物を”捨てる”ことに集中!
続いて、リビングとダイニングへ。
しかし、途中、かおりさんは、何からすればいいかわからなくなり、手が止まってしまいます。
そこで、とにかくいらない物を捨てることに集中。
断捨離のポイント
分類して整理しようと思わない⇒いらない物を捨てる
■敷物類を除き、掃除しやすく
最後は、やましたさんの助言で、床に敷いていたカーペットを取り除くことに。
これは、時間がないかおりさんが、掃除しやすい工夫です。
断捨離のポイント
敷物類は除去⇒掃除しやすくなり、衛生的
■水平面に物を置かないと、気持ちいい!
こうして、2時間半、人海戦術作戦で断捨離を行った結果、部屋は見事すっきり。
大量のいらない物を処分することができました。
やましたさんからは、「物を減らすことのメリット」について話があります。
「物を減らせば減らすほど空間はもちろん時間も取り戻せる」
「ということは、気持ちのゆとりの取り戻し。自由になる」
そして、床、テーブルなどの”水平面”に物を置かないことの気持ちよさについても話がありました。
水平面に何も乗っていない状態が気持ちいい
断捨離のポイント
水平面の取り戻し
大量の物を処分でき、本日の断捨離は、終了。
ところが、やましたさんが帰ったあとで、問題発生!
長男、長女も多忙で、次にみなが集まれるのが、3週間後と発覚。
その間、かおりさんと次女の2人だけで断捨離を進めなければならなくなりました。
やましたさんが再びやってくるまで、およそ1ヶ月。
片付けが苦手なかおりさん、頑張れるのでしょうか?
断捨離開始から3日後:玄関の断捨離
断捨離開始から、3日後です。
■断捨離をやってみて。かおりさんの感想は?
かおりさんに、断捨離後の感想を聞くと、
お金がなかった時期が多かったから、物を捨てるのにすごい抵抗がある
また買い直すのかって思うと、何かに利用できるかもって考える方が多かったので
結局、お金がないない言って、無駄な物を買ってるお金が無駄だった
断捨離でたくさんの物を処分してみて、無駄な物を買っていたことに改めて気付き、
また、そのことが逆にもったいなかったことに、気付いたようです。
■次女・りささんの断捨離への思いとは?
次女のりささんにも、今回の断捨離に特別な思いがありました。
元々、プロのサッカー選手を目指していたりささん。
実は、交通事故にあい、以来サッカーを続けられなくなってしまったのです。
「心に穴が開いている状態」
「自分自身でも何したらいいかわからない状態」
サッカーひとすじで頑張ってきたのに、急にそれを奪われ、頑張る目標が消えてしまった。
りささんは、1年半前に実家に戻り、今はアルバイトをして生活しています。
今回の断捨離で「自身のやりたいことや目標を見つけられたらいい」と話す、りささん。
サッカーへの思いを整理し、気持ちを切り替えるため、断捨離に挑戦します。
■2人で、玄関の断捨離に挑戦!
さて、この日は、お母さんとかおりさんで、玄関の断捨離をすることに。
出てきたのは、サッカー関連の大量のシューズ。
そして、下駄箱の下には、使い込んだサッカーボールがいくつも出てきました。
気丈に振る舞うりささんでしたが、サッカーボール3つは全て処分することに決めました。
りささんは、その後、自分の部屋の断捨離をして、アルバイトへ向かいます。
実は、りささん。これまでサッカーひとすじだっただけに、家の片付け方がわからないことで悩んでいました。
一方、かおりさんも悩んでいました。
断捨離中の心境を綴った「断捨離ノート」には、かおりさんの家族に対する不満がたくさん。
”誰も手伝ってくれない”
”お兄ちゃんが近いのに全然来ない”
”モヤモヤする”
結局、ほとんど1人で断捨離をするしかなくなった、かおりさんは、相当モヤモヤしているみたいです。
断捨離開始から3週間後:姉妹でキッチンをきれいに
モヤモヤしながらも、仕事に家事、断捨離を続けてきた、かおりさん。ようやく3週間後に、旗振り役の長女ちかさんが東京から駆け付けます。
■姉妹で、キッチンの断捨離に挑戦!
この日は、お母さんの仕事中、ちかさんとりささんの2人でキッチンの断捨離に挑みます。
途中、たくさんの虫がお出迎え(;^ω^)2人で励まし合い、キッチンの衛生面はどうにか回復できました。
そこへ、かおりさんが昼間の仕事を終え、帰宅。
りささんに、つい、日頃のモヤモヤをぶつけてしまいます。
”自分も家事を教えてあげられずに悪かった“というモヤモヤと、”もっとやってほしい“というモヤモヤ
両者が重なって、大きなモヤモヤになっていたようです。
娘2人は、ここぞとばかりにキッチンを磨き上げ、雑然としていたキッチンは、見違えるようにピカピカになりました!
翌日は、お兄ちゃんが手伝いに来て、断捨離ラストスパートへ突入。
2階の寝室で使わなくなった2段ベッドを、解体してくれました。
やましたさん来訪まであと1日。ラストスパートへ
やましたさんが再びやってくる日は、明日と迫り、今日は最後の仕上げ。
■長女・ちかさんからのサプライズ
お兄ちゃんが元々使っていた部屋は、お母さん専用の部屋に改造し、ちかさんは、その部屋を模様替え。
絵の得意なちかさん。なんと、お母さんへのサプライズがありました。
それは、家族全員の姿を描いた、すてきなデザインの絵。苦労してきたお母さんが思わず笑顔になれるよう、感謝を込めて描いてきました。
■次女・りささんの変化
目標を失っていた、次女のりささんにも、変化があります。
帰宅後、キッチンの洗い物を見つけると何も言わずに片付け始めていました。
聞けば、洗濯も自分でするようになったとのこと。
自分が率先して家のこの状態を保てるようにしていきたい
そして、断捨離後の心境を聞くと、「心が軽くなった」「前向きになれた気がする」と話すりささん。
少しずつ、サッカーへの気持ちを整理することができているようです。
一方のお母さんは、何だかご機嫌ななめな様子。
私がやらなきゃいけないんだろうけど
私が(今まで)やらなかったからいけないのか
かおりさんの心のモヤモヤは、まだ収まっていないようです・・・。
1か月後:やましたさん再訪
1ヶ月の断捨離を終え、再びやましたさんがやってきました。
■かおりさんのモヤモヤの原因は?
やましたさんは部屋の中をひととおり見た上で、かおりさんのモヤモヤを確認。
最後に、かおりさんの話を全員で聞き、今後について考えることを提案します。
かおりさんは、抱えていた心境を話します。
孤独に片付けてて
なんで私がこんなにやらなきゃいけないの?って思いながら
でもこんなにしたのは私だから私がやるのか
でも手伝ってくれるって言ったじゃん
これに、やましたさんは、かおりさんの心境をこう説明します。
断捨離を何のためにやるのか
子供たちはきっかけを作ってくれた、それだけ
1番は自分のため
かおりさんにとっては、思ってもみない答えだったようです。
目からウロコ。自分のためと思ったことがなかった
やってあげなくちゃみたいな
やましたさんからは「”やってあげなくちゃ”、と思うから”やってくれない”になる」と話があり、
最後は、家族へのたくさんの恨みつらみをかいた断捨離ノートが、笑い話となりました。
家の中は、ピカピカな空間へと生まれ変わり、これにて、断捨離は終了!
番組を観ての感想
”家族のため”から”自分のため”への転換
断捨離中も、ずっとモヤモヤしていたかおりさん。
最後、やましたさんの言葉にハッと気づいた姿が印象的でした。
今までは、ずっと家族のためにと思って、
「片付けはやらなければいけないもの」(=やってあげるべきもの)と考えていた。
ところが、やましたさんの話では「片付けは自分のためにやるもの」ということ。
ずっと子供第一で生きてきたかおりさんにとって、”片付けは、自分のため”という概念がなかったようです。
これまでの考えとは、まったく異なる考えに、衝撃を受けていましたね。
私自身、片付けを苦痛に感じたことがなく、むしろ楽しめています。それは子供がいないというのも、1つの理由かもしれません。
しかし、子供のいるお母さんであっても、
”片付けは、自分を満足させるためにやるもの”と捉えていくこと、とても大事なことだと感じました。
捉え方1つでも、ずっと心が軽くなるのでは?
片付けを苦痛に感じている方、ぜひ、”片付けは自分のためのもの”と捉えてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、片付けの苦手なかおりさんの断捨離物語でした。
やましたさんは、かおりさんが書いた「断捨離ノート」を見ながら、こう振り返りました。
片付けは自分をご機嫌にする、自分がご機嫌になるための方法、道具なんですよね
それに気付いたら、手伝ってくれないということよりも、ちょっとでも手伝ってくれたことに対して、感謝が湧いてくるはず
かおりさんの心の底には、「子供たちのために頑張ってきた、自分が選んだ道ではあるけれどもっとねぎらってほしかった」
こうしたな思いがあり、それが出た結果のモヤモヤだったのでは、と振り返りました。
最後に「これからは、誰にはばかることなく、自分のご機嫌を最優先にする、姿勢を貫いてほしい」
と締めくくりました。
断捨離は誰のためでもなく、自分を満足させるために行うもの!
これに気付ければ、さらに楽しく取り組めるようになります
片付けが苦手な人は、こちらの記事をチェック!
それでは、来週もお楽しみに!
おわり。
↓ ↓ ↓
「ウチ、”断捨離”しました!」とは?
「ウチ、”断捨離”しました!」は、毎週月曜日の夜8時からBS朝日で放送中の番組です。
2022年10月より、毎週火曜日の夜9時からにお引越ししました。
断捨離提唱者の「やましたひでこ」さんが、片づけられない!捨てられない!家族の元を訪れ、一緒に断捨離を行っていくドキュメンタリー番組です。
「ウチ、”断捨離”しました!」見逃し回を見るには?
放送終了後、以下のサービスで無料配信されています。(最新話のみ)
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