こんにちは、まちゃりさです。
今回は、BS朝日「ウチ、”断捨離”しました!」2021年3月8日放送回(第63回)をもとに、印象に残ったシーンと断捨離への活用ポイントについて解説します。
今回の記事は、後編の内容と感想になります。
忙しくて観る時間がない方や、断捨離のコツやポイントについて知りたい方のために、
放送回ごとのポイントをご紹介します。
今回の放送回を、3点でまとめました。
過去放送回の内容、感想は以下の記事でまとめています。
それでは、どうぞ!
「ウチ、”断捨離”しました!」とは?
「ウチ、”断捨離”しました!」は、毎週月曜日の夜8時からBS朝日で放送中の番組です。
断捨離提唱者の「やましたひでこ」さんが、片づけられない!捨てられない!家族の元を訪れ、一緒に断捨離を行っていきます。
モノと向き合い、「今の自分にとって大事なことは何か」と向き合うことで家族に密着するドキュメンタリー番組です。
溜め込み母の一大決心!
前編を観ていない方のために、少し振り返りをしておきます。
>>前編の内容
今回の断捨離の挑戦者は、千葉県浦安市に住むともこさん、73歳。
モノへの執着心が半端ないといいますが、病気をきっかけに自ら断捨離を決意しました。
断捨離は、長女のまゆみさん、次女のめぐみさん、次男のてつやさんも協力して進めます。
しかし、自分でも認めるほどに人一倍モノへの執着心が強いともこさん。
前編では、断捨離を進める中で迷いが生じ、捨てたモノを家に戻すこともありました。
これに対し、娘のイライラが爆発。
断捨離のゴールがわからなくなってしまう場面で終わりました。
果たして、最後まで断捨離を進められるのでしょうか?
今回は本当に勉強になりました。
印象に残ったシーン3選
今回の放送回で、印象に残ったシーンを3つご紹介します。
自信がなかった母
その後も断捨離を続けていく娘2人。
捨てられない母に対し、作戦を変更します。
その作戦とは、
無理に捨てさせるのでなく、屋根裏部屋を一度片付ける
その後、母が保留にしたモノを置いておける場所とする
です。
頑張る娘たちをねぎらおうと、母は昼食を作ります。
3人で食卓を囲む中、めぐみさんは、ふと母にこんな質問をします。
私は汚い家に住んでるのがすごいストレスに感じるんだけど、お母さんは何も感じないの?
言葉に詰まる母。
そして母から本音が出ます。
自信がないから、気に入ったモノに囲まれると1つの表現みたいな感じになる
さらに、その後、番組スタッフが「自信がない」について深堀します。
これに対し、ともこさんは、生きることそのものに根本的に自信がないと、打ち明けます。
心境と言動の変化
この「自信がない」心の内を打ち明けてから、ともこさんの言動が目に見えて変化していきます。
断捨離を黙々とやってくれる娘に対し、
娘の方がちゃんとしている
こんな謙虚な言葉も飛び出します。
そしてあれほど嫌がっていた断捨離も、一緒に協力してやるようになります。
頑なに手放すことを拒否していた家具も、あっさり二つ返事で「捨てていい」と言い出すまでに。
一方で、娘のめぐみさん。
母の告白を通し、母の心の奥が分かり、接し方や見方が変わったと言います。
家族とはいえ、実は心の奥まではわからないものです。
母が気持ちを打ち明けたことで、家族も悩みに寄り添うことができました。
劣等感の象徴だった「ミキサー」
前編の時、断捨離をめぐって登場した外国製の高級ミキサー。
刃も錆びれていて明らかに使っていないと思い、娘が一度捨てたモノです。
ともこさんは、このミキサーを「使用している」と言い、取り返してきていました。
しかし、娘が母のために新しいミキサーを購入してきたことをきっかけに、ついに手放すことを決心します。
ありがとうって感じ
自身の劣等感を癒す象徴だったミキサーと決別できたシーンです。
ここまで人って変われるのかと鳥肌ものでした。
活用ポイント3選
ここからは、断捨離への活用ポイントをまとめます。
モノに執着する人の心の内
さて1つ目の断捨離のポイントは、「モノに執着する人の心の内」です。
モノに異様な執着をしているともこさんを通し、なぜモノにこれほど執着してしまうのかを知ることができました。
それは、一言でいえば、「自信がないことから」でした。
モノを集めてしまうのは、1種の自己表現。
- 自信がない
- 劣等感がある
このような自分を埋めるため、気に入ったモノをひたすら集めてしまう。
モノで自分を作ろうと必死でした。
しかし、こうして集めたモノは、普段の生活で本当に使うモノではありませんでした。
長年手入れされてなかったミキサーがその代表例です。
打ち明ければ変わる
2つ目のポイントは「打ち明けることで変わる」です。
ともこさんは、「自信がない」という本音を打ち明けました。
これで、断捨離が一気に解決の方向へ向かいました。
娘は気持ちを理解し、母の気持ちに寄り添えるようになりました。
一方の母も、自身の気持ちに気付き、モノとの向き合い方が変化していきました。
家族だって、本音でぶつからないとわからないのは普通です。
断捨離が進まない原因は、心の奥底の気持ちにまだ気付けていないからかもしれません。
自分をケアしていない状態が空間に反映
3つ目は「自分をケアしていない状態が空間に反映」です。
やましたさんが1ヵ月ぶりに再び訪れます。
そこで、ともこさんに対し、手入れしていないことが気になると言います。
何が1番手入れしてこなかった?
自分自身です
そう。身繕いが足りない。自分のことをケアしていない状態が空間に現れている
そこで、まずは髪の毛を整えることに。
なんと、ともこさんは50年ぶりに美容院に行くことになります。
美容院から戻ってきたお母さんには、はじけるような笑顔が見られました。
これには感動して、思わず泣いてしまいました。
断捨離は、単なる「片付け」でなく、自分の気持ちと向き合っていく事だと改めて感じました。
参考:断捨離の本来の意味って?断捨離の手順やメリットを解説!
まとめ
いかがでしたか?
今回は、モノへの執着心が強い「ともこさん」の断捨離(後編)でした。
ともこさんの長年の溜め込みグセ、なかなかしぶとかったです。
しかし、最後には、モノを溜め込む原因がわかり、一気に解決の方向へと舵を切りました。
これほどにモノを溜め込む人が変われるとは想像できなかったため、驚きました。
気持ちの持ち方1つで、変われます。
自信がないことの象徴だったモノは、どんどんたまっていく。
溜まった物に囲まれる生活で、さらに自信がなくなっていく。
ともこさんはこんな負の連鎖に支配されていました。
「自分をケアする」こと。
正直、まったく関係ないことと思っていましたが、空間に大きな影響を持つことがわかり驚きました。
空間をきれいに維持するため、自分自身もしっかりケアしていきたいものです。
それでは、今回はこの辺で終わります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。来週もお楽しみに!
おわり。
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