こんにちは、まちゃりさです。
最近よく耳にする「ミニマリスト」。
私自身も、モノを持たない暮らしを目指しています。
今回は、「ミニマリスト」がなぜ誕生したのか?
背景にあった「3つの条件」にフォーカスしていきます。
本記事は、著書『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』(佐々木典士 著)をもとに、印象に残ったポイントと感想をまとめています。
それでは、どうぞ!
ミニマリストとは?
最近は、「ミニマリストである」と主張する人が増えたように感じます。
著者の佐々木氏は、「ミニマリスト」を
- 本当に自分に必要なモノがわかっている人
- 大事なもののために減らす人
このように捉えています。
「本当に自分に必要なモノがわかっている人」
引用:『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』(佐々木典士著)
「大事なもののために減らす人」だと、ぼくは考えている。
「ミニマリスト」に厳格な定義やルールはありません。
- 自分の大事なものに軸を置き、
- 必要に応じてモノを減らす手段をとる
このような人がミニマリストといえます。
僕が思うミニマリストは、ただ他人の目線だけを気にした「欲しい」モノでなく、自分に「必要」なモノがわかっている人。大事なものが何かわかっていて、それ以外を「減らす」人のことだ。
引用:『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』(佐々木典士著)
何をどのように、どのくらい減らすのかに正解はない
これは、当ブログの1つのテーマ「断捨離」ともリンクしています。
双方に共通しているのが、必要なモノを問いかける視点です。
ミニマリスト誕生の3条件
ミニマリストが生まれた背景のお話です。
著書の佐々木氏は、ミニマリスト誕生の背景には「3条件」があったと考えています。
- 増えすぎた情報とモノ
- モノを持たないで済む、モノとサービスの発展
- 東日本大震災
【条件1】増えすぎた情報とモノ
現代社会は、情報とモノで溢れています。
一方で、人間の脳みそは、5万年前から進化していないのです。
限られたハードディスクには不必要な情報が満載。貴重なメモリは、他人の目線を気にして、モノを追いかけ、管理することに大きく割かれる。そうなると本来の大事なことが見えづらくなるのも当然だろう。
引用:『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』(佐々木典士著)
つまり、現代では、
進化していないハードウェアに対し、
情報・モノを詰め込みすぎている
こんな、大変な状態になっています。
そして次々とつかの間の娯楽を消費し続ける。それすら億劫になって、スマホのゲーム、ゴシップ、アルコールなど簡単に自分をごまかせるものに手を出すようになる。かつてのぼくがまさにそうだった。
引用:『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』(佐々木典士著)
現代の発展は目覚ましく、人間の進化が追い付いていないのが現状です。
すると、本質が見えなくなる。
本質が見えないから、つかの間の娯楽を消費してごまかす。
同じように、簡単に自分をごまかせるものにばかり手を出していたことに、気付かされました。。
佐々木氏は、自らを「処理中」のままぐるぐるしている重いパソコンだったと振り返ります。
いつも作業でいっぱいで、情報を入れても新しい答えを出せず、機能と同じ答えを出し続けるだめなパソコンだった。
引用:『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』(佐々木典士著)
人間は進化できない。
だからこそ、いらないモノを「減らし」、身軽にしていくしかないのです。
これが、ミニマリスト誕生の背景の1つです。
【条件2】モノを持たないで済む、モノとサービスの発展
ミニマリスト誕生の条件2つ目は、「モノを持たないで済む、モノとサービスの発展」です。
モノが便利に発達。
このおかげで、モノ自体を持たなくて済むようになりました。
その代表格が「スマホ」の誕生です。
スマホ1つで、これだけのモノを持つ必要がなくなりました。
電話、カメラ、テレビ、オーディオ機器、ゲーム機、時計、カレンダー、懐中電灯、地図、メモ帳、手帳、コンパス、路線図、辞書、カタログ、通帳、飛行機のチケット・・等
「ミニマリスト」にとって、1つで多くの役目を担えるスマホの誕生は、必要不可欠でした。
またモノを「減らすためのモノ」も誕生。
捨てるのに困ったときは、簡単にデジタル化できるようになりました。
例えば、書類をデジタル化できる「ドキュメントスキャナ」です。
書類もデジタル化できるようになり、手放せる書類の量がかなり増えました。
「シェアサービス」の発展も、ミニマリストの誕生を後押ししました。
- 車を持たない「カーシェアリング」
- 自転車を共有する「バイクシェア」
ここ最近で大きく広がったサービスです。
車や自転車を「必要なときだけ、使う」ことが可能となりました。
これが、ミニマリスト誕生の背景の2つ目です。
【条件3】東日本大震災
ミニマリスト誕生の条件3つ目は、意外にも「東日本大震災」です。
東日本大震災はあらゆる点で、ぼくたちの価値観に影響を与えたが、「モノ」に対しての考え方にも決定的な変更を迫ったと思う。
引用:『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』(佐々木典士著)
溜め込んでいたモノたち。
地震によって、いきなり凶器へと変わりました。
モノが多いことがかえって、リスクを増加させたのです。
大事にしていたモノを、すべて流した津波。
自らの身を守るためには、モノをむやみに取っておく生き方には価値がない。
最低限のモノだけで暮らす「ミニマリスト」の生き方が、求めらるようになりました。
これからどう生きていくべきか
ミニマリスト誕生の背景となった3つの条件は、
- 増えすぎた情報とモノ
- モノを持たないで済む、モノとサービスの発展
- 東日本大震災
でした。
これを踏まえ、これからどう生きていくべきかを考えたいと思います。
私は、情報とモノに支配されるのでなく、
支配できる生き方
これを目指していくべきでないかと思います。
そのためには、ミニマリストのように、本当に必要なモノだけに絞る生き方にシフトすべきです。
かつての日本人は、みなが「ミニマリスト」でした。
茶室に代表される、日本文化。
ミニマルな生き方が「美」であることを表しています。
日本で常にヒットしているiPhone(アイフォーン)。
余計なボタンはなく、シンプルな作りです。
シンプルだからこそ、使いやすく美しい
このことに、誰もが気付くべきです。
また、モノが多いこと。
ときに、自身の身を脅かすリスクとなります。
情報やモノが多い現代だからこそ、
1人ひとりが、
モノ・情報を絞り、コントロールしていく
こうした生き方が求められます。
でなければ、あっという間に、モノと情報に忙殺されてしまいます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、著書『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』(佐々木典士 著)をもとに、ミニマリスト誕生の3条件についてご紹介しました。
- 増えすぎた情報とモノ
- モノを持たないで済む、モノとサービスの発展
- 東日本大震災
本記事を読んだあなたが、自己を確立するシンプルでミニマルな生き方を知り、心がけるきっかけとなれば幸いです。
私は、これからもミニマルな生き方を目指していきます。
本記事でご紹介した本について
『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』(佐々木典士 著)
ミニマリストである佐々木氏による著書です。
かつての汚部屋からミニマリストになった経験をもとに、
- モノが増えてしまう原因
- モノの減らし方
- モノを減らして変わったこと
などを綴っています。
それでは、今回はこの辺で終わります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
おわり。
コメント