こんにちは、まちゃりさです。
本記事では、BS朝日「ウチ、”断捨離”しました!」2022年9月12日放送回(第133回)の内容・感想をまとめます。
今回は、髪結い夫婦の2回目の断捨離物語です。
今回の放送回のポイントを、3点でまとめました。
- 問題は、物を家から出していないこと
- 範囲を狭めれば、短時間でも断捨離できる
- 減らすことって、こういうこと
それでは、どうぞ!
髪結い夫婦バトル 第2弾!ため込み妻 娘の部屋作りで大葛藤
今回は、あの喧嘩が絶えない理容師の夫婦が再登場!
神奈川県秦野市にお住まいの、けいこさん(44歳)、きよしさん(44歳)ご夫婦です。
前回の断捨離(2022年4月11日放送回・第113回)から、約半年。
やましたさんのアドバイスで断捨離は進んだものの、まだまだ完全とは言えない状態。
加えて長女が自分の部屋を持ちたいと両親に。
これをきっかけに、下の子ども達の物で溢れかえる和室もすっきりさせたいと、けいこさん。
しかし、どこから手を付けて良いのか夫婦で悪戦苦闘の末、再びやましたさんにSOSを送りました。
さて、今回はどのような断捨離になるのでしょうか?
断捨離スタート!
やましたさんが、再び訪問。
2階のリビングは、元の状態に戻っていないことに安堵しますが、やはり「もう少し物が減るといい」とコメント。
そして、りおなちゃんの部屋にする予定の洋室へ。
部屋には、けいこさんが溜め込んだ物が溢れており、「ここもひどいなぁ」とやましたさん。
廊下の奥には、家族5人の寝室があります。奥に夫婦のダブルベッド、手間に子供たちが寝ているベッドが2つ並んでいて、ギッシリ。
「なんか暑苦しい」と、やましたさん。ここにも、けいこさんの物が溜め込まれていました。
さて、 一通り部屋を見て回ったところで、リビングに戻り作戦会議とします。
「何を優先するか」との問いに、「長女・りおなちゃんの部屋」と、夫のきよしさん。
やましたさんは、
「思いきれるんだったらあの部屋は初期化はできる」
「たくさんため込んできたこの家は、リセットが必要。小手先でやっても解決しない」
そして、りおなちゃんの部屋ができるかどうかは、けいこママ次第と伝えます。
断捨離、スタート!
まずは、寝室で断捨離のウォーミングアップ。
長年、洋服を入れっぱなしのクローゼットには、普段着ていない服が入っていました。
1つずつを手に取っていくと、若い頃のお気に入りだったコートには、カビが生えてしまっていたり、ウールのセーターも虫食いで穴だらけになっていたり・・・
これらを、意外にも、思い切りよく、どんどん手放していく、けいこさん。
この姿を見て、やましたさんは、ウォーミングアップは十分と判断します。
そして、いよいよ本丸のりおなちゃんの部屋にする予定の洋室へ。
まず、溜め込んでいた布団は、3階(屋根裏部屋)へ移動します。
次は、布で隠されていた洋服に手を付けます。子供たちのオシャレ着などがありました。
取り出して見ると、襟が黄ばんでいたり、シミがついていることがわかりました。
残念ですが、諦めてさようならすることにします。
他にも、至る場所から出てくる服。
やましたさんは、ここで、子供服の断捨離担当に、りおなちゃんを指名。
初めは、不安そうに1つずつママに確認していたけど、そのうちに自分でサイズを確認するように。
そして、選ぶ感覚をつかんだのか、どんどん選別していきます。りおなちゃん、どうやらパパ譲りのブルドーザー気質みたいです。
こうして、不要になった家具も外に運び出し、ほんの数時間で、物置と化していた部屋が、りおなちゃんが寝泊りできる状態にまでなりました。
さて、これから約1ヶ月の断捨離スタート。けいこさんの宿題は、寝室をスッキリさせることです。
果たして、けいこさんのため込み癖、直るのでしょうか?
幸先のよい出だし!りおなちゃんの判断力が、すごかった!
断捨離開始から、10日後
このところ、理容室は大盛況。仕事の合間に作業をしようと、けいこさんは2階へ。
階段には服が溢れ、リビングには、りおなちゃんの部屋から出した家具類が置きっぱなし。
「あげる」のと「いらない」のと分けなきゃ
どうやら、忙しくてまったく作業が進んでいないみたい。
とりあえず、リビングの家具を、下に運んで洗うことにします。
小さい頃から、長年使用している家具。「何となく捨てるのが悲しい」とのこと。
結局、この日は、家具を洗っただけで、タイムアップ。
階段に溢れた物は、いつになったら片付くでしょうか?
その夜、きよしさんから話があります。
俺は今回はけいこが試練だと思っている
1回目のときは、めっちゃケンカしたわけじゃない
だからもう俺は今回は言わないようにする
今回は、口出しを我慢すると、きよしさんが宣言しました。
そこで、議題にあがったのが、リビングや寝室にある「絵本」。毎月定期購読をしていて、どんどん増え続けています。
俺の条件としたら半分にしてほしい物を。すべての物に対して
あれ、それは口出しでは?
あと2年、私は絵本があっても別にそれは嫌じゃないから
だけど100冊はいらない、50冊でいいじゃん
私はそれでもいいと思っている
俺は嫌だ
きよしさんの口出しも大概だけど、けいこさんの溜めこみ癖も出てきている。
そこで、急遽助っ人が来ることに。
番組ではすっかりお馴染みになった、”決断の女王”、小林ふみこトレーナーです。
わたしも大好きな、小林トレーナー、ついに来ました!
”決断の女王”小林トレーナーとレッスン!
小林さんは訪問後、さっそく2階にあがり、各部屋をチェック。
中でも気になったのが、リビングやその隣の和室です。
今片付けなくちゃいけないのにたまっていっている
「いる」「いらない」しなくちゃいけない
家の中の状況を確認した小林さんは、いまいちスッキリしない原因は、いらないと決まった物を家から出しきれていないことと指摘。
「あげる」、「リサイクルに出す」までは決めるも、それを実行に移せていない
まずは家から出す必要があると話します。
そこで、小林さんは具体的な役割を決めます。
けいこさんは、決める係。ご主人は、運び出す係
”判断”のお手伝いは、小林トレーナーが行います。さっそく、りおなちゃんの部屋で実践。
□りおなちゃんの部屋で判断のレッスン
タンスの中身を出していくと、大量に出てきたのは、何かのカバー類。
まずは、きよしさんのお兄さんからもらったという、ベッドカバー。
けいこさんが、判断に迷っていると、きよしさんは「全然知らないんで捨ててください」とズバッと一言。けいこさん、判断する隙がありませんでした。
次に出てきたのは、古いカーテン。
ここでも、きよしさんが出てきて「いらない」と一蹴。これでは、お稽古になりません・・・トホホ。
こうして、空っぽになったタンス。
きよしさんは、「俺は(タンス)いらないです」と言いますが、けいこさんは、待ったをかけます。
どううやら、物を入れるのに使いたい様子。
結局、タンスの処分は保留としましたが、これでは、家の中が片付いていきません・・・。
□決断の女王の厳しい一言
ここで、決断の女王が厳しい言葉を投げかけます。
判断の基準が低い
「変えていきたい?」との問いかけに、少し曖昧な返事をする、けいこさん。
そうですね、キレイになった方がいい
なった方がいいくらい?ならなくてもいい?
なった方がいい
だとしたら、これまでの自分の物の見方とか考え方を変えなきゃいけないんだけれど、変えますか?
変えたいとは思っているんだけれど、どれくらい変えられるかわからない
わかんないって言っているうちは変わらないのよ、変えるって
頑張って変えます、じゃあ
小林トレーナーの厳しい言葉に、まだ少し曖昧ではありますが、けいこさんの自身の意思を引き出します。
□判断基準を上げるレッスン、開始!
ここからは、けいこさんの判断基準を上げるレッスンがスタート。
レッスンには、けいこさんの服をチョイスします。
「今の季節の物だけをやろうかな」と、タンスからは、けいこさんの”夏物のトップス”のみを出します。実は、これが断捨離のポイント。
断捨離のポイント
「範囲を狭めて」作業すれば、短時間でもしっかり物と向き合える
さて、持ってきた服をリビングに並べ、「これから着たい服かどうか」を見ていきます。
これが、着てはいるって感じ。・・・これは、まあ普通。
・・・いっぱい洗っちゃって、ない時は着る、みたいな感じ
・・・着て嬉しいっていうか、まあ着ているかな
けいこさんは、嬉しい、好きの感覚がうまくつかめない様子。それでも訓練を続けていると、
化繊でキレイなんだけど着たくないから着ない
結局麻が好き。麻とか綿とかそういうのが好き
はじめてけいこさんから、”好き”という言葉が出ます。その後は、感覚をつかんだのか、一気に服を減らすことができました。
「これが減らしていくってこと、まだ着られるんだけど減らす」
「ここまでやるってことです、減らすって」
小林トレーナーは、減らすことの意味を伝えました。
□りおなちゃんの部屋作り
けいこさんのレッスンが終わったところで、りおなちゃんが帰宅。今度は、りおなちゃんの部屋作りのサポートです。
和室の勉強道具などを、新しいりおなちゃんの部屋へ運びます。
物を運び終わったところで、小林さんが始めたのは、教科書の入れ方の相談。
色々なやり方を、子供に考えさせることが大切。
りおなちゃんの意見を取り入れながら、入れ方を工夫していき、ステキなランドセル置き場を作り上げました。
残るは、やはり、けいこさんが変われるかどうかとなりそうです。
断捨離開始から、3週間後
今日は、けいこさんが片付けをやるということで、きよしさんが子供3人を連れて、映画館へ出かけています。
けいこさんは、寝室のタンスの上の大切な物に手をつけることにします。
自身の判断基準を上げるため、あえてハードルの高い物に挑むことにしたんです。
出てきたのは、結婚当初の思い出。
まず、結婚報告の年賀状は、数枚だけ残すことに。友人たちとのハガキは断捨離します。
そして、次に現れたのが、手書きのメモ。これは、出産に2日半かかった、りおなちゃんを産んだときの自筆記録です。
実は、けいこさんは、りおなちゃんを産む前に、2度の流産を経験。
そのときの使われなかった「母子手帳」も、ちゃんと取ってありました。けいこさんは、この母子手帳を手放すことにしたんです。
自分の中でねちゃんと覚えているからいいかなって、物として母子手帳として残しておかなくても
断捨離の判断基準としては、高い物だったに違いありませんが、けいこさんはそのハードルを乗り越えてみせたのです。
夕方、戻った家族は、自然とママの元へ集います。
物の判断基準で、もっとも大切なのは、家族で笑って過ごせる今であることを、けいこさんはしみじみと感じていたようでした
そして、判断を保留していた物たちを、怒涛のように運び出していきます。階段や廊下の物は、玄関へ、そして一気に、家の外へ。
子供の服は、保育園に寄付し、その他の売れる物は、リサイクルショップへと運び出しました。
1か月後:断捨離の成果は?
さて、1か月が経ち、けいこさんの家は、どうなったでしょうか?
まずは、リビング。
季節はずれの電気カーペットから、夏用の和風の敷物に変え、だいぶ印象が変わりました。
隣の和室は、りおなちゃんの荷物が移動し、下の子たちがのびのび過ごせるスペースに。
仕分け中の洋服が山積みだった階段は、物がなくなり、スッキリ。
布団や物がぎゅうぎゅうだった寝室は、スッキリと寝心地のいい部屋に。タンスの上の大事な物も整理されました。
そして、りおなちゃんの新しい部屋ができ、理想の部屋になりました。
けいこさんは、今回の断捨離を振り返ります。
りおなさんは大喜び。自分の部屋がすぐできると思っていなかったと思う。本当によかったなと思って
日々断捨離しようっていう心がけは結構ついたなと思って。前はとりあえず取っておくって感じでやっていたのが、あっても別にいいけど、無くてもいいっていう物は無しにしよう
大量の物を手放したことで、これまでの判断の保留から卒業することができました!
番組を観ての感想
”減らす”ことって、そういうこと!
今回印象に残ったのは、小林トレーナーと行った、夏物のトップスの断捨離。
まず、範囲を狭めて、取り組みやすくしました。
そして、判断の基準は、”着られるかどうか”ではなく、”着たいかどうか”でしたね。
洋服に限らず、わたしたちは、”使えるかどうか”で物を残している場合が多いのではないでしょうか?
それは、必ずしも間違いではありません。
しかし、居住空間に物がありすぎている場合は、”使いたいかどうか”で物を見ていく必要があると言えます。
最後のけいこさんの言葉にも、ありました。
前はとりあえず取っておくって感じでやっていたのが、あっても別にいいけど、無くてもいいっていう物は無しにしよう
あっても別にいいけど、無くてもいいっていう物は無しにしよう
何でも闇雲にとっておけば、それだけ、家の空間を圧迫する原因となります。
”あってもいいけど、無くても困らない物”を1つずつ、手放していくことが大切です。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、髪結い夫婦の2回目の断捨離物語でした。
最後にやましたさんは、こう締めくくります。
生活環境を大いに損なっていることが見えなくなっていた
けいこさんの問題は、家族の生活環境と物、どちらが大切かの判断ができていなかったこと。
気持ちが、常に物に乗っ取られていたといいます。
そして、私たちの大きな間違いは、
断捨離をするには、まとまった時間がないとできないっていう思い込み
区切って区切って区切って、小さな引き出し1つは毎日できるわけ
断捨離のポイント
大きな空間を区切った小さな空間なら毎日断捨離できる
断捨離を繰り返すことで、判断基準が育まれていくと話しました。
断捨離は時間がなくてもできる!1日5分からの断捨離に挑戦してみましょう!
それでは、来週もお楽しみに!
おわり。
↓ ↓ ↓
「ウチ、”断捨離”しました!」とは?
「ウチ、”断捨離”しました!」は、毎週月曜日の夜8時からBS朝日で放送中の番組です。
2022年10月より、毎週火曜日の夜9時からにお引越ししました。
断捨離提唱者の「やましたひでこ」さんが、片づけられない!捨てられない!家族の元を訪れ、一緒に断捨離を行っていくドキュメンタリー番組です。
「ウチ、”断捨離”しました!」見逃し回を見るには?
放送終了後、以下のサービスで無料配信されています。(最新話のみ)
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