こんにちは、まちゃりさです。
本記事では、BS朝日「ウチ、”断捨離”しました!」2023年1月31日放送回(第151回)の内容・感想をまとめます。
今回は、町を活性化させるための断捨離物語・後編です。
今回の放送回のポイントを、3点でまとめました。
- 忙しい・大変と感じる場合、物を減らした分ラクになる
- お客様の前に出せない物は、裏側にも置いておく必要はない
- 空間のゆとりが、心のゆとりに直結する
それでは、どうぞ!
↓前編の内容は、こちらからチェック。
岩手・三陸の“小さな町”を元気に! 人情の店 応援奮闘記 後編
特別編の後編です!断捨離の力で、お店の悩みを解決していきます。
2022年5月に断捨離した岩手県久慈市のよしこさんから、再び番組宛に届いたSOS。
それは、コロナ禍や自然災害で苦戦する久慈の街を応援して欲しいというものでした。三陸の海と山の幸に恵まれ、観光客で賑わっていた久慈の街も、新型コロナウイルス感染症により、観光客が減少し、多くの店がシャッターを下ろしたままになっています。
断捨離で町おこしにひと肌脱ぐことにしたやましたさんは、愛弟子の小林トレーナーを引き連れて久慈の街へ降り立ちます。
引用:BS朝日「ウチ、”断捨離”しました!」公式サイト
中心市街地を断捨離の力で活性化することができないか
よしこさんは、高齢化が深刻化している久慈の町を、断捨離の力で活性化させたいとやましたさんにSOS。(⇒過去によしこさんが断捨離に挑戦した放送回は、こちら)
前編では、売上が落ち込んでしまった衣料品店の「まるこ」の倉庫を断捨離した結果、新たな希望を生み出すことができました。(⇒前編を振り返る)
後編では、次の2つのお店の問題点を、断捨離の力で解決していきます!
- 食事処・あじ屋(ラーメン店)
- 和食店・魚棚(うおんだな)
さて、今回はどのような断捨離になるのでしょうか?
2軒目:夫に先立たれて・・・人気のラーメン店/ラーメン店「あじ屋」 続き
さて、後編は、ラーメン店「あじ屋」の断捨離の続きから。
店主の文子さん(50歳)は、半年前に夫の裕さん(66歳)を亡くし、現在1人でお店を切り盛りしています。
しかし、1人になっても、夫婦で築いたこの店は続けていこうと決めました。
「1人で回していくために、シンプルで営みやすくしたい」というのが、文子さんの願いです。
断捨離したい場所は、座席の下のスペースにとお店のベンチの下に置きっぱなしの調理器具など。
よしこさんはじめ、町の仲間が断捨離の応援に駆け付けました!
それでは、断捨離スタートです!
まずは、座席の下の物を、すべて外に出していきます。
「いる・いらない」の判断だけを文子さんが担うことに。判断に徹することで、断捨離のスピードをあげていく作戦です。
座席の下からは、15年前に夫婦で店を開いたときに作成したメニューが出てきました。
その数は、6000枚もありましたが、これは処分することに。
続いて出てきたのは、大量に溜め込んでいた「グラス」。未使用の物や、飲料メーカーからもらった物。
割れたら使おうと溜め込んできたそうですが、やましたさんは、この考え方を変える必要があると判断。
「1人だと回っていくか不安で溜め込んじゃう」「大量の物を抱えると、次から次へと出して、結局(洗い物が)盛り山になって大変」
物を持つのはいいが、自分の許容量を超えないようにすることが大切とのアドバイス。
断捨離ポイント
忙しい・大変と感じる場合、物を減らした分ラクになる
そして、カウンターの隅からは、ご主人の形見である将棋盤が見つかります。
物置状態にしていては、もったいないということで、きれいに磨いて飾ることにします。
続いては、外へ移動。ベンチの下に置きっぱなしだった調理器具を選別していきます。
でも、文子さん。中にも調理器具はたくさんあるのに、結構な量を残そうとします。
これに、やましたさんが「多すぎないか」と声をかけます。
1人で切り盛りするなら、物は少なければ少ないほど楽
このアドバイスに従い選び直した結果、残したのは3つの鍋だけとなりました。
文子さん、なかなか判断がうまくできない様子で、心配した番組スタッフが声をかけます。
「ちょっと気持ちが よく分からないです」「ついていかないっていうか そういう感じがする」
文子さんは、自分の気持ちをあまり外に出さないタイプ。
一方の夫(ひろしさん)は、物事を決めて引っ張っていくタイプでした。
それに長年従ってきた文子さんは、自分で判断するのが苦手なのかもしれません。
それでも、何とかやましたさんのアドバイスに従いながら判断を進めていき、大量のいらない物を断捨離!
次に始まったのは、店内のポスターやメニューをはがす作業。
文子さんのお店だから文子さんが飾りつけしなきゃいけない
文子さんのセンスで、ポスターやメニューを貼り直すことにしたのです。
これも店を1人でやっていくための訓練。
やましたさんは、判断が苦手な文子さんに自信をつけてほしいと考えているようです。
椅子を元に戻して、この日の作業は完了です。
文子さんのセンスによって、スッキリと落ち着いた雰囲気に生まれ変わった店内。
カウンターはグラスでいっぱいでしたが、数を絞って余裕と清潔感が生まれました。
座席の下も物がなくなってスッキリ。見た目もきれいになりました。
しかし、お店はすっかり見違えたものの、文子さんはまだ自信なさげな様子です・・・。
2日後:仲間とともに・・・1人で回せる店づくり
お店を尋ねると、まだ断捨離が続いていました。
昨日から、厨房の物を全て出して厨房の掃除を始めたと言います。
聞けば、友人たちから「お店を丸ごと綺麗にしよう」と持ち掛けてくれていたのです。
でも、この作業は、文子さんから指示出しをしないとうまく進みません。
しかし、文子さんから積極的な指示はなく、友人たちから持ち掛けないといけない状態。
友人たちは、頭を悩ませていました。
「どこまで踏み込んでいいのか」「どうすればいいんだ・・・」
そこで、文子さんの要望を確認すべく、一度みなで外に集合。まとめて打ち合わせを行うことにしました。
1つずつ、具体的に文子さんの要望を聞いていきます。これに答えていく文子さん。
この打ち合わせがきっかけで、その後、文子さんの様子が変わりだしました。
人が変わったように、はっきりした指示を出すように。
様子を見ていたよしこさんは、「細かく要望を聞かれるうちに、ビジョンが見えてきたのではないか」と話します。
ここで、友人たちからは、ご主人の写真をラミネートした物のプレゼント!
これを、厨房の棚の目立つ位置に貼ることにしました。
思いがけないプレゼントに、文子さんも嬉しそうです。
厨房の油汚れも綺麗に落ち、お掃除は完了!明日から営業再開です。
どんな風にお客さんに手伝ってもらうか、課題はあります。
でも、お客さんと関わりやすい環境ができたことは、間違いありません。
翌朝、文子さんはラーメンの仕込みに精を出していました。
開店と同時に、お客さんが続々とやってきました。
“通ってくれるお客さんがいる限り、店は続けていきたい”
ご主人と共に、今日も文子さんは、厨房に立ち続けます。
災害を乗り越えて・・・人気和食店/和食店・魚棚(うおんだな)
最後のお店は、北三陸の地元料理が味わえる和食店・魚棚(うおんだな)。
連日多くのお客さんで賑わう人気店です。
店主のとしかずさん(61歳)は、元々観光の仕事をしていましたが、その後このお店を経営しています。
実はここのお店自体が水没している
2016年に襲った台風10号でお店は天井近くまで浸かってしまいました。
店を続けていくか迷いましたが、町の人の協力もあり、再開を決意。
今回の断捨離では、お店のバックヤードを何とかしたいと話します。
バックヤードの広さは、3畳ほどのスぺ―ス。「いつか使うだろう」と置いておいた物が積みあがっています。
しかし、新型コロナによってお客さんが減った後、今度は、客層が大きく変わりました。
小人数のグループがほとんどとなり、大人数用の小皿や舟守の出番がなくなりました。
「そのお客さん向けのスタイルに決め直していかなきゃいけない」「今の時点で区切りというか自分の整理をしていかなきゃいけない」
団体客を待つより、新たなスタイルに切り替えていくべきなのでしょうか?
断捨離で、自信をもって踏み出したいと願う、としかずさん。
和食店 復活のカギはバックヤードに?
やましたさん、小林ふみこトレーナーがお店を訪れました。
やましたさんは、店の雰囲気が気に入った様子。
さて、問題のバックヤードへと向かいます。
としかずさんは、コロナ禍で客層が変わったことで舟守や小皿を使用しなくなったと話します。
すると、やましたさんは、
社会の情勢がどうかはいったん置いておいて、この皿を使った料理はまた出したい?
よく見れば、半分近くはプラスチック製の物でした。
「お店をすばらしい天然の木で演出されていることと合わない」「空間とのバランス、おもてなしとのバランスを見ていくお稽古にしたらいい」
“コンセプトをどう定めて、お客さんをどうもてなすか”
お店の原点に、今一度立ち返ってみて考えたらと提案する、やましたさん。
としかずさんは、このお皿はお客さんに出せないと話します。
これに、やましたさんは、
「表舞台と裏舞台を一致させたい」「お客さまの前に出せない物は、裏にもいらない」
と話します。
断捨離ポイント
お客様の前に出せない物は、裏側にも置いておく必要はない
この答えに、としかずさんも納得。
バックヤードも、店内のように趣のある場所にするという方針に決定し、断捨離スタート!
お店のコンセプトを前提において、いる・いらないを判断していきます。
物を全て出していくと、しまいこんだままで存在すら忘れていた物が次々と出てきました。
お客さんに見せられない物は、さようなら。
こうして、としかずさんが厳しく選別した結果、ほとんどの物を処分することに。
予備用にと残した椅子も、よく見ると痛みが激しくなっていました。
「全部無理!」と判断して、結局椅子もすべて処分することにします。
そして、プラスチックの器もお客さんに出せないので、手放しました。
バックヤードも、店内のように趣のある空間へ。
お客さんに見られても恥ずかしくないように美しくレイアウトしていきます。
こうして、団体客への未練が色濃く残っていたバックヤードが驚きの大変身!
まさに、店内特有の和の美しさを備えたのです。
「ここにゆとりが感じられる」「空間のゆとりが、心のゆとりに直結する」
断捨離ポイント
空間のゆとりが、心のゆとりに直結する
さあ、お店の新たな出発です!
深く長く愛されるお店を目指し、としかずさん、頑張ってください!
番組を観ての感想
見えない部分が、お店全体の雰囲気に直結している!
今回は、計3つのお店を断捨離の力で生まれ変わらせてきました。
全体を通して言えるのが、お店の裏側も大事ということではないでしょうか?
そして、これはお店だけでなく家庭においても同じこと。
”見えない部分が、全体の雰囲気に直結する”
私も、昨年末に大掃除&断捨離をして、気付きました。
部屋をきれいにするのは、自分をご機嫌にするための行為ということ。
そして、見えない部分にこそ、差は生まれるということ。
人間は、基本的に面倒くさがりな生き物だと思っています。
だから、やらなくてもいいことは、つい後回しにしてしまうのです。
でも、1つ1つの行為を”きちんと”していくことが、自分をご機嫌にすることにつながったら?
過去の私も、面倒くさがって、見えない部分は特に放ったらし状態でした。
しかし、最近では、見えない部分こそ、丁寧に掃除や片付けをするように心がけています。
すると、なんだかスッキリして気持ちがいいのです。自然と掃除・片付けが習慣になりました。
”見えない部分こそ、丁寧に”すること、おすすめです!
まとめ
いかがでしたか?
今回は、特別編!岩手県久慈市の町を活性化させるための断捨離でした。
最後にやましたさんは、こう締めくくります。
お店が蘇っていくことで、地域全体に元気なエネルギーが広がっていく
久慈市は、”人の息づかいが感じられるコミュニティ”だった。
お店も家庭も一緒で、「不必要な物を溜め込むのは、負債」となる。
その負債の清算が、断捨離。
負債を清算できた後は、どんどん利益を生むサイクルに向かっていく。
地域活性化のカギは、お店の再生!そのための第一歩となるのが、まさに断捨離ではないでしょうか?”希望を生み出す”断捨離の力を見せてもらいました。
↓前編の内容は、こちらからチェック。
それでは、来週もお楽しみに!
おわり。
↓ ↓ ↓
「ウチ、”断捨離”しました!」とは?
「ウチ、”断捨離”しました!」は、毎週月曜日の夜8時からBS朝日で放送中の番組です。
2022年10月より、毎週火曜日の夜9時からにお引越ししました。
断捨離提唱者の「やましたひでこ」さんが、片づけられない!捨てられない!家族の元を訪れ、一緒に断捨離を行っていくドキュメンタリー番組です。
「ウチ、”断捨離”しました!」見逃し回を見るには?
放送終了後、以下のサービスで無料配信されています。(最新話のみ)
▼番組公式本はこちら
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