こんにちは、まちゃりさです。
本記事では、BS朝日「ウチ、”断捨離”しました!」2022年11月29日放送回(第143回)の内容・感想をまとめます。
今回の放送回のポイントを、3点でまとめました。
- 家族の意見は、きちんと聞き入れること!無視しない
- 愚痴を言わないでやろう
- 物を手放すのは辛い。でも、空間が蘇れば辛くない
それでは、どうぞ!
がんばれ!三河の父ちゃん 妻の遺品と最後のお別れ
今回は、母の遺品を処分したい娘と処分したくない父との断捨離です。
出演者は、愛知県豊橋市にお住まいの、はるよさん(58歳)。
父・よしのりさん、娘のななさんと、築46年・5LDKの1軒家で3人暮らしをしています。
ダイニングテーブルには、食べ物が置きっぱなし。料理を並べるスペースがありません。
おまけにテーブルの足元にも物があって、椅子が使えない状態。
食べられる場所がないので、食事のたびに、部屋を移動するしかありません。
キッチンの収納スペースにも物がいっぱい。
はるよさんは、まず物をどけてからでないと料理を作ることができません。
昨年の夏、はるよさんの母は82歳で亡くなりました。
捨てられない性格だったお母さん。生きている間に片付けようとしても「いじるな」と言われ、はるよさん何もできませんでした。
結局、お母さんが溜め込んだ物が収納スペースを埋め尽くし、そのままの状態です。
そして今度は、亡きお母さんの物を捨てようにも、お父さんに反対され、捨てる決意ができない。
しかし、父が心不全になったことをきっかけに、断捨離を決意した、はるよさん。
さて、捨てたい娘と捨てたくない父の断捨離。
断捨離で、健康的な空間を手に入れることができるでしょうか?
断捨離スタート!
やましたさんが訪問し、部屋を一通り確認します。
まず、やましたさんに言われたのは、
(お母さんは)もう亡くなられているんだから、ご自身の判断で(断捨離)してもいいと思う
今キッチンを使っているのは、はるよさんだから、自分が使いやすいようにすればいいとの言葉でした。
しかし、お父さんが断捨離に乗り気じゃないと知ったやましたさんは、お父さんと話をすることに。
たぶんいらない物もあるだろうけど、取っておきたい物があった
この言葉にやましたさん。
「物ひとつひとつ見れば、使える物ばかりだけど、使わずに置いてある」「それが空間を塞いじゃって、気持ちも塞いでる」
やましたさんは、はるよさんが気持ちよく料理ができない状態になっていることを親身に説明。
すると、お父さんは、
それじゃあ悪かったな、まあさっぱりしてもらうか
娘がそこまで悩んでいると知ったお父さんは、断捨離を受け入れる気になったみたい。
キッチンの断捨離、スタート!
今日は、キッチンの断捨離に取り掛かります。
キッチン棚を全て開け、中の物を取り出していくと、出てきたのは、たくさんの箱。
中には、亡きお母さんが溜め込んだ食器が入っていました。
食器を包んでいた新聞紙は、なんと40年前のもの!40年前からずっとこのままだったんですね。
食器は十分にあるため、本当に使いたい物以外は処分していきます。
断捨離を黙って見ていたお父さんでしたが、南部鉄器を見ると、「これは(取っておく)」と。
どうやら、価値がありそうな物は残したいけど、それ以外は処分していいと割り切った様子。
こうして、断捨離を進めていき、ついにキッチン棚の収納が空になりました。
やましたさんは、
見えないところがきれいになっただけでも、空気が変わっていくから
と、はるよさんを励まします。
次に出てきたのは、”徳川家康”と書かれた2つの湯のみ。実は、お父さんは徳川家康の遠い先祖とのこと。
念のため、お父さんに処分していいかを確認します。
すると、お父さんは少し悩んだ末に「処分していい」と答えたのです。
しかし、、、
それから少し経つと、一度ゴミ袋に入れたはずの湯のみを探し始めました。
やましたさんも含め、3人で湯のみを探し、結局、1つだけを残すことに。
「父のああいう所がダメ」と話すはるよさんに、やましたさんは、ちゃんと聞いてあげるべきとアドバイス。
「ちゃんと自分が尊重されているんだなってそれが大事」「一番辛いのが、無視されて勝手にやられるなっていうこと」
一方、断捨離が進んでいく状況に、お父さんは複雑な心境みたい。
「楽しくないじゃんな、なんだか身を削られたような」
「娘がいらんって言うなら、しょうがないじゃん」
キッチンのカウンター周りが片付いたところで、本日は終了。
キッチン棚の収納は、ほぼ空っぽになりました。
お母さんが長年にわたって溜め込んだ食器は、そのほとんどを処分することに。
お父さんの様子が少し変ですが、これから1ヶ月間、断捨離はうまく進むのでしょうか?
”娘のため”と断捨離に取り組むお父さんですが、物が減っていくことに複雑な心境を隠せないみたいです。
断捨離開始から、3日後:1人で選別するのは、辛い。
あれからいいことがあったそう。
お父さんが、キッチンのテーブルの片付けを手伝ってくれたとのこと。
これで、キッチンのテーブルを使って食事ができるようになりました。
スタッフがお父さんのもとをたずねると・・・
諦めが肝心、諦めが肝心、諦めが肝心・・・
すると、何やら念仏のように唱えています。複雑な気持ちはあれど、努力するお父さん。
はるよさんは、出産後に腰の大病を患った過去があります。
その体調不良がきっかけで、夫婦仲が悪くなり、離婚に至ったのだとか。
そのため、断捨離で張り切るほど、また腰を傷めるのでは?とお父さんは心配していたんです。
そんなお父さんを後目に、はるよさん。今日は、納戸の断捨離に取り掛かります。
はるよさんのお母さんは、晩年認知症を患い、生前に持ち物を整理することができませんでした。
働き者だった母は、懸命に働き、生活に少し余裕ができると、服や食器を買う趣味ができたのだとか。
納戸の箱からは、母が溜め込んだかわいらしいバッグやポーチがでてきます。
はるよさんは、これを手に取って選別していきますが、お母さんとの思い出が蘇り、手放せなくなってしまいます。
その後も断捨離を続けようとしますが、
「全部自分で判断するのって、すごくつらいですね」とコメント。
断捨離の勢いに、少しブレーキがかかってしまったようです。
断捨離開始から、2週間後:愚痴を言わないで断捨離しよう!
断捨離開始から2週間後。
この日は、学校がお休みの娘・ななさんが手伝ってくれることに。重い荷物を次々と運び出してくれています。
そして、お父さんも一緒に、お母さんの物を判断してくれることになりました。
ここで、お父さんからの驚きのアドバイスがありました!
断捨離中に、愚痴ばかりを口にするはるよさんに、
愚痴を言うとやりたくなくなるで。愚痴を言わないようにやろう
と。そして、「断捨離するのが嬉しい」と言葉にしたんです。
本当は、お母さんとの思い出を手放すのが辛くないはずはない。でも、前向きに断捨離に取り組むことにしたんです。
みんなで励まし合い、作業を続けた結果、床が見えてきました。
しかし、まだ大きな課題が。
それは、お母さんが大好きだった洋服。
タンスの中にしまわれたままで、誰も手を出しません。
お母さんの洋服とさようなら
ここで、断捨離の助っ人登場!相手の気持ちを汲み取るのが得意で”寄り添いの天使”の異名を持つ、佐藤ひとみトレーナーが訪問。
タンスにしまわれたままのお母さんの洋服を見て、「さようならをしてから(処分)って感じですかね」。
お母さんとの思い出の品そのものである洋服。最後のお別れをしなければならないのは、お父さんです。
タンスの洋服に手をかけると、お父さんは、
はるよさんに「お下がりでもらわないか」と言い出します。
しかし、はるよさんは「どれもいらない」と、あえてつれない態度。
すると、今度は「知人にあげられないか」と切り出す、お父さん。
どんな形でもいいから、服を残しておきたいみたい。
実際に服を手に取ると、
名残惜しい、思い出しちゃう
と口にするお父さん。
佐藤トレーナーは、「ありがとう、さようなら」とお別れのアドバイスをします。
この言葉をお父さんも繰り返しながら、1つずつの服とお別れしていきます。
どうやら、ようやく気持ちの整理がついた様子。
そして最後は、中身が空になったお母さんのタンスともお別れしました。
こうして、お母さんの遺品とさようならすることができました。
断捨離を終えた感想は?
よしのりさん:「助かりました、うん、本当に」「ありがとう」
佐藤トレーナーは、「(父と娘が)お互いに思い合っているのをよく感じました」とコメント。
父娘が互いに思い合いながら、断捨離を最後まで進めることができました!
娘が困っていると聞いたお父さんが、断捨離に協力すると決意。その後は、愚痴を言わないなど、楽しく取り組む努力をされていたのが印象的でした。
➤思い出の品の断捨離のやり方は?⇒【断捨離】なかなか捨てにくい思い出の品、どう断捨離する?
番組を観ての感想
物を取っておくなら、その意味を考える!
亡きお母さんが溜め込んだ、たくさんの物に埋め尽くされていた、はるよさんの家。
たくさんの物のせいで、生活しづらい状況でした。
お父さんも、1つずつの物と向き合えば、古くて使えない・いらない物を把握することができていました。
今回感じたのは、物を取っておくならその意味を考えること。
何となくで取っておいている物は、ありませんか?
亡き人の遺品もしかり。
なんでもかんでも取っておくのではなく、自分を励ます物だけを残すようにしましょう。
➤遺品の整理のやり方とは?⇒【内容・感想】押し入れに眠る愛と哀しみ 母の膨大なる遺品#130回
まとめ
いかがでしたか?
今回は、母の遺品を処分したい娘と処分したくない父との断捨離でした。
最後にやましたさんは、こう締めくくります。
物は人それぞれの思いが込められている。そこを尊重することが大事
とはいえ、今いる生活空間が損なわれている事実に、皆が目覚めていく必要がある。
今回、お父さんは、娘を気遣ってではあるけれども、自分の気持ちに折り合いをつけた。
物を手放していくのは、辛い作業。葛藤が起きるけど、空間が爽やかによみがえったときに、今までの物に対する思いが消えていく。
空間の爽快さ、軽やかさはとても貴重なもの。空間には、力がある。
と締めくくりました。
1つずつの物を見ていくと、「手放すのは惜しい、辛い」という気持ちになるのは当たり前。でも、空間が蘇れば、その気持ちが消えていく!
それでは、来週もお楽しみに!
おわり。
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「ウチ、”断捨離”しました!」とは?
「ウチ、”断捨離”しました!」は、毎週月曜日の夜8時からBS朝日で放送中の番組です。
2022年10月より、毎週火曜日の夜9時からにお引越ししました。
断捨離提唱者の「やましたひでこ」さんが、片づけられない!捨てられない!家族の元を訪れ、一緒に断捨離を行っていくドキュメンタリー番組です。
「ウチ、”断捨離”しました!」見逃し回を見るには?
放送終了後、以下のサービスで無料配信されています。(最新話のみ)
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