こんにちは、まちゃりさです。
本記事では、BS朝日「ウチ、”断捨離”しました!」2022年9月19日放送回(第134回)の内容・感想をまとめます。
今回は、夫婦の居場所を作るための断捨離物語です。
今回の放送回のポイントを、3点でまとめました。
- 夫婦の居場所を作るための断捨離!
- 量が多い時は、最初に残す量を決める
- 断捨離で、家族関係も良くなった
それでは、どうぞ!
奈良からのSOS!タンスだらけの家に 居場所がみつからない
今回の出演者は、奈良県にお住まいの、美穂さん(53歳)です。
緑に囲まれた田舎の大きな家に、美穂さんの母と夫婦の3人で暮らしています。
SOSを出したのは、東京で一人暮らしをしている娘・かなみさん。
実家にため込まれた物の多さが気になっていて、なかなか断捨離をしない母の背中を押して欲しいと番組に依頼がありました。
一見整理はされているものの、キッチンの棚には大量のお皿がぎっしりと並び、収納には使わない物が溢れかえっています。
そして極めつけは、お祝いでもらったという大量のタンス。
所狭しと並べられたタンスが、家族の生活と心を大きく圧迫していました。
子供が生まれるとお祝いにタンスを贈るという風習があるそうです。
「この断捨離は美穂さんの心にかかっている。心を軽くしよう」と、やましたさんは語りかけます。
長年、生活の一部となっていた思い入れが強い大量の物たちと、美穂さんは無事にお別れをすることができるのでしょうか?
断捨離スタート!
やましたさんが訪問し、部屋を一通り確認します。
「ごちゃごちゃしているなって思ってます」という美穂さんに、「なんかもったいないよね、お家が」とやましたさん。
2階へ行くと、
「タンス地獄に見える このお家」
「タンスが重たいよね お家も重たいよね」
物理的にも重たい空間にいると、心も重たくなると話します。
「今回の断捨離は、美穂さんのここにかかっている」と話し、指さしたのは美穂さんの胸。
自分の心を軽くする意識で行うのが、今回のポイントです。
そして、やましたさんは家の中を回るうち、気付いた様子。
納めて隠しているだけ 自分の本心をずっと隠している
これに驚く、美穂さん。
すごい 居場所ないんです
やましたさんの指摘は、美穂さんの本音そのものでした。
”家を継ぐ”という、昔ながらの考え方で育てられた、美穂さんは、長女としての責任感を抱えています。
美穂さんは、若い頃から医療事務の仕事を続けており、子育てや家事を担ってくれたのが、おばあちゃんでした。
おばあちゃんには負い目があり、言いたいことが言えず、やみくもに昔のしきたりを守ろうとしてきた。
それが重荷となり、家から逃げるように外で働いてきたんです。
さらにやましたさんは、もう1つ指摘。
ご主人の居場所がない
結婚して30年も経つのに、今もおばあちゃんの顔色をうかがって、自分たちの家になっていない
今回の断捨離では、いらない物を思い切って処分し、自分たちの居場所をしっかり作ろう
というのが、やましたさんの提案です。
そこで、一番手をつけやすい台所から、断捨離に取り掛かることになりました。
断捨離、開始!
それでは、台所の断捨離からスタートです。
佳則さんは、いきなり、大量の割りばしを断捨離。さらに、引き出し中のいらない物をどんどん処分していきます。
あっという間に、棚がひとつ空っぽになりました。
一方の美穂さんは、自分の意思で物を捨てたことがないので、どうしたらいいかわからない様子。
そこで、賞味期限切れの食品で断捨離のレッスンをすることに。
ところが、美穂さんは、13年前の食品すら「まだ使える。もったいない」と捨てられません。
そこで、やましたさんは、
自分がお呼ばれして、「13年前の粉末ジュース 今溶かしてお出ししますね」って言われたからどんな気分になる?
これに美穂さんは、
飲みたくないです
4年前のホットケーキミックスにも、躊躇する美穂さん。
嫌っていう気持ち大事にして 嫌なこと ずっと我慢してきたんだから
もったいないですけど
「うん、もったいないよ。ホントにもったいないよ」「これは、しでかしてしまったことへの償いをしている」
次から気を付けようと思いますね
過ちは二度としませんからっていうね そんな気持ち
だから、今は辛いと話す、やましたさん。
つらいよ。でもね、置いておいたってね、もったいないことをしでかした自分の残念な行為は消せない
「だから、自分でそのもったいないという思いと戦いながら始末をつけていく」「今度はこんなふうに買いすぎないでおこうって」
ということで、賞味期限切れの食品とはさようなら。期限内の物だけ棚に戻します。
続いて、棚の収納から出てきたのは大量の紐。何かに使えると思って取っておいたのだそう。
ちょっとだけ取っておきます
量が多い時には、残す総量を決めるのがコツです。
断捨離のポイント
最初に残す量を決める
入れ物をカゴにして、すぐ使えるようにしたのもポイント。
ちょっと辛いですけど、慣れてきました。最初は呆然としていましたけど
美穂さんが断捨離に慣れてきたところで、本格的にキッチン周りに取り掛かることにします。
実際は限られた物しか使っていない鍋類。今後も使いそうにない物は処分し、使うと決めた物だけ残しました。
ここで、やましたさんは、窓の前に置いてある物を全てどかしていきます。
景色を見るの
気持ちいいですね
美穂さんは、物を置かない気持ちよさが分かった様子。
続いては、食器。飲み物の器だけでも、大変な量があります。
と、そこへ、おばあちゃんがやって来ました。断捨離を止めに来たかと思ったら、
ああいいね、ありがとうね
自分の食器だけ確保できたら、みんなの断捨離を応援して戻っていきました。
ホッとした美穂さんは、食器の断捨離も順調に進めていきます。
残した食器は、食器棚へ。主役を決めて配置。美しく並べた食器の出来上がりを、おばあちゃんにも見てもらいます。
きれいにしてくれはったね。ああ いいなぁ
台所は、断捨離でスッキリ。特にキッチン周りから物が減って、見違えるようです。
これから1ヶ月、美穂さん夫婦は断捨離で自分たちの居場所作りに取り掛かります!
窓の前に物を置かないのは、やましたさんスタイル!陽の光を取り入れたキッチンができました。
断捨離開始から、2日目:大量のタンスを撤去!
1階のタンス部屋には、実はもう1つ、食器棚があります。美穂さん夫婦は、これを断捨離することに。
棚の中身を台所へ移動し、ここで総量規制を行います。
食器棚の下に入る物だけを残して、あとは処分することに。残したのは、ほんの少しです。
タンス部屋の食器棚が空になったところで、外に運び出します。
勢いにのって、空いたタンスも、思い切って処分。
これで、タンス部屋の窓が開きました!
あっかるい ほんまに
タンスで陽の光が入らなかった部屋は、気付かなかったけど、和室として十分活用できる部屋でした。
そこで、残すつもりだったタンスも、一緒に処分することにしたんです。
いつの間にか、タンス部屋からは、タンスが1つもなくなりました。
あれほど捨てられなかった美穂さんが、どうしてこんなに思い切りが良くなったのか?
答えは、断捨離中の気持ちを綴った、断捨離ノートに書かれていました。
- 夫がこの家に住んで30年にもなるのに、居場所がない
- やましたさんにこの苦しい気持ちを分かってもらって涙が出る思いでした
- 断捨離をすることによって、家族の関係を解決できるなら頑張ろうと思いました
どんよりと暗かった、タンス部屋は、広々として明るい和室に生まれ変わりました!
すると、ここから断捨離がさらに加速。娘のかなみさんから、大胆な提案が飛び出したんです。
かなみさん:「これも全部撤去する」
美穂さん:「えーっ!どこに入れんの?」
かなみさんの提案は、1部屋を夫婦のリビングに、2部屋をお父さんの部屋、もう1部屋をお母さんの部屋にしようというもの。
棚の中身がいっぱいだし、どうしようと困る美穂さんでしたが、
冷静に中身を見てみると、子供たちが小さい頃の物ばかり。それに、美穂さんが子供の頃の物まで入っていました。
美穂さんは、中身を把握していたみたい。それでも、黙って中身を全部出していきます。
夫婦で力を合わせ、空になったタンスを外へ運び出すと、玄関の周りは、もはやタンスの見本市に!
収納の後ろにあった引き戸が開いて、部屋がつながりました!
夫のために、家族のために、美穂さんは思い切って捨てることを決意しました!
その翌日・・・
今日は、お父さんが仕事へ行っているため、美穂さんと娘のかなみさんの2人で作業。
2階の収納には、家の中に居場所が見つけらなかった夫婦の、ブーケや結婚式の思い出が押し込まれていました。
協力し、だいぶ物を減らしてところで、リビングの収納に手を付けることに。
すると、ここにも、小さなタンスがぎっしり詰まっていました。
でも、美穂さんの判断は早かった!いらないタンスや収納ボックスは、全て処分。
そして、ここに結婚式の思い出グッズを飾ることにしたんです。
それからしばらくして:断捨離、終了!
それからしばらくすると、長女のかなみさんから、驚きのメールが届きました。
なんと、おばあちゃんが断捨離を始めたといいます!
番組スタッフが訪ねてみると、そこには、15年前に亡くなったおじいちゃんの物が山積みになっていました。
お父ちゃんのみな 片付けました
亡くなってから2階のタンス部屋の奥に、手つかずのまま眠っていたおじいちゃんの物。
でも、娘たちの断捨離に感化され、おばあちゃんは一念発起したんです。
収納の中からは、きれいにおじいちゃんの服がなくなっていました。
「心の整理ができたんですよ」「昔にしがみついててては(ダメだ)」
おじいちゃんが亡くなって、心底寂しかったに違いない。でも、遺品を整理して、前に進もうとしていました。
さて、2階のお父さんの部屋は、物がすっかりなくなっていました。いよいよ仕上げに取り掛かります。
テーブルを移動して、お父さんのパソコンスペースに。お父さんも満足そう!
すると、お父さんは、初めて自分の気持ちを語りだしました。
「辛抱していたわけじゃないけど、それが当たり前の生活をしとったから」
「辛抱していたんでしょうね なんかそう思いますわ」
「くつろげるのは嬉しいですね」
美穂さんは、
こんなになるとは思わなかったですね、物って圧迫するんですね 人を
これにて、断捨離は終了。
ひと月前まで、タンスや物に囲まれ、帰ってくるのがイヤになるような家でしたが、開放感に溢れ、ゆっくりくつろげる部屋に大変身!
結婚30年目にして、2人の居場所がついに完成しました。
そして、実は、もう1つ大きく変わったことが。
家族関係もうまくいく 母とも
「母があんなに変わるとは思わなかったです」と夫婦そろって口にします。
家族関係も良くなったと、断捨離の凄さを実感していました。
番組を観ての感想
気持ちを圧迫していた物からの解放!
最初にやましたさんは、言いました。
「タンスが重たいよね お家も重たいよね」
物理的に重たい空間にいれば、心も重たくなる。
この言葉を胸に、家全体を軽くする決意で、断捨離に励んできました。
家からは、次々にタンスがなくなり、美穂さんは
物って圧迫するんですね 人を
と、振り返っていましたね。
断捨離で、広々とした空間を手に入れたことで、気持ちの余裕を手に入れていました。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、夫婦の居場所を作るための断捨離物語でした。
最後にやましたさんは、こう締めくくります。
第三者の目を入れることが一番のきっかけになる
”タンス地獄”の家から、見事に脱出したことに感心。
「世間体軸で、小さい頃からここまで生きてきたことに対して、疑問を持つというのは非常に難しい」
生活を疑問に思うことのなかった美穂さんの代わりに、長女のかなみさによって、外からの違う視点が持ち込まれ、今回の革命が起きたと話します。
そして、
断捨離って物を捨てているようで、実は違和感をいっぱい拾っているんですよね
小さな物を1つ捨てれば、違和感が1つ拾えるという積み重ね。
最終的には、「こんな大きな違和感を自分の生活、人生に、この地域で生きることで感じていたんだ」というところにたどり着くと話します。
そして、それは、小さな物を1つ捨てることから始まるのです。
長女・かなみさんの視点で、今回の革命が起きました!夫婦の居場所作りができて、本当に良かったと思えた断捨離となりました。
お知らせ
2022年10月より、番組放送は火曜日21時~にお引越しします。
これに伴い、本記事の公開も、金曜日へとお引越しさせていただきます。
それでは、来週もお楽しみに!
おわり。
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「ウチ、”断捨離”しました!」とは?
「ウチ、”断捨離”しました!」は、毎週月曜日の夜8時からBS朝日で放送中の番組です。
2022年10月より、毎週火曜日の夜9時からにお引越ししました。
断捨離提唱者の「やましたひでこ」さんが、片づけられない!捨てられない!家族の元を訪れ、一緒に断捨離を行っていくドキュメンタリー番組です。
「ウチ、”断捨離”しました!」見逃し回を見るには?
放送終了後、以下のサービスで無料配信されています。(最新話のみ)
▼番組公式本はこちら
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