こんにちは、まちゃりさです。
本記事では、BS朝日「ウチ、”断捨離”しました!」2022年10月18日放送回(第137回)の内容・感想をまとめます。
今回は、スペシャル放送回!特殊なお仕事をされているご夫婦の断捨離物語です。
今回の放送回のポイントを、3点でまとめました。
- 水平面に物を置かない
- 家具と空間のバランスとは?
- 断捨離的な家具選びのコツとは?
それでは、どうぞ!
自衛隊&アーティスト 知られざる“お仕事”夫婦の世界 2時間スペシャル
今回の出演者は、2組です!
1組目は、埼玉県新座市の一軒家にお住まいのりえさん(54歳)。
ご夫婦揃って陸上自衛官をされています。
4年前に越してきた新築のお宅は、とてもきれい。現在は、一人暮らしをしている次女を除く長女と長男と共に4人で暮らします。
夫のまさひこさんも自衛隊一筋で数々の災害救助や、若手自衛官の育成教官第一線で活躍してきましたが、定年を迎え第二の人生を歩むことに。
家の中は、何となくスッキリしないのがお悩みで、夫の再就職先も決まって、新生活スタートをきっかけに断捨離することにしました。
やましたさんは、部屋はきれいなのにすっきりしない理由は、家具と空間のバランスにあると指摘。家族そろってリビングの大断捨離が始まります。
2組目は、「箱を愛した男」こと、のりゆきさんとひろみさんご夫婦です。
仕事の都合で、夫は東京、妻は鎌倉という週末婚の形をとってきましたが、60歳を前に、妻の住む鎌倉で同居をしたいと断捨離に挑みました。
アトリエを独自の世界に創り上げたのりゆきさんに、やましたさんも大絶賛。
2人ともアーティストでそれぞれの活動をつづけているのりゆきさんとひろみさんは、現在はどうしているでしょうか?その後を訪ねた内容です。
1組目:自衛隊夫婦の断捨離!
やましたさんが訪問し、部屋を一通り確認します。
寝室を見て、「寝て着替えるだけだから、私個人としてはそんな違和感はないですね」という、りえさん。
いや、それがアウト。ロマンチックにしようよ
やましたさんの指摘は、ややシンプルすぎること。もう少し遊び心があってもよいと話します。
そして、最終的に気になったのは、やはりリビング。
やましたさんの印象は、”基本が守られていない”ことでした。
水平面って、それぞれお役目がある、物置き場というお役目はない
物が戻らない原因は、「戻る場所をつくってあげていないから」と話します。
さらに、もう1つの問題点を指摘。
空間の雰囲気に対してソファが重厚すぎるのわかる?
”家族の人数に対して、この家具が必要”という思い込みが、動きづらい空間を作ってしまうといいます。
やましたさんの指摘した問題点をまとめると、
- 収納場所がないから水平面に物が出る
- 家具と空間のバランスが合っていない
この問題を解決するために、やましたさんが提案したのは、実際にソファを動かしてみること。
実際に家具を動かしてみて、”バランスのいい空間とは何か”を体験してみることに。
バランスのいい空間を体験!
まず、ソファを隣の和室へ移動してみると、部屋の圧迫感が一気に減りました。
こんなに変わるんだ・・!
断捨離初体験のまさひこさんは、物を減らすという断捨離の発想に興味津々の様子。
ソファをなくしたところで、もう一度、空間全体を俯瞰してみます。
何が余計に見える?
すると、見えてきたのは、「じゅうたん」でした。
「下の物が汚れないために(敷いている)」と主張するりえさんでしたが、
うん、すでに汚れているよ。掃除してないわけだから
とやましたさん。そして、
「汚れないようにするには、さっと掃除できればいい」「これ(マット)があることで、掃除がしづらい」
「でやってみようか」との合図のもと、マットやじゅうたんを全て取り除いてみます。
空間の雰囲気もガラリと変わり、しかも、かなり、掃除がしやすくなりました。
すると、次に気になってきたのは、「ストーブ」。
片付けるのがめんどうくさいんです
「それはしまうところがないから」「帰る家がなくなっちゃっているから、出しっぱなしになる」
ストーブは、しまう場所が見つかるまで、ひとまず和室へ移動しました、
そして、最後に見えてきたのは、テーブルとイスのバランスが悪いこと。
「だから落ち着かない、どうしたらいいと思う?」「要するに、窮屈すぎるんだよね」
家がどこか落ち着かない原因は、このバランスの悪さにあると指摘する、やましたさん。
試しに、テーブルに対しての椅子の配置をゆったりと変えてみることにします。
長い面には、今まで使っていた椅子を1つずつ。短い面には、小さめの椅子を1つずつ配置してみました。
でも、これだと、家族で椅子がバラバラになってしまう。まさひこさんとしては、家族4人で同じ椅子を使いたい・・・
しばらく悩んで、アイデアがひらめきます。
それ(カラーボックス)がなくなれば、これ(テーブル)の向きを変えられる
お菓子や電話機を載せている棚を、2つとも、思い切って断捨離することに!
ひとまず、どちらの棚もとなりの和室へ移動し、テーブルの向きも変えてみます。
棚がなくなった分、空いたスペースに椅子を並べることができ、印象がガラッと変わりました。
気持ち悪いくらい面白い
まさひこさん、すっかり断捨離流の家具の配置にハマった様子です。
水平面の物をしまう場所作り
バランスのよい部屋が見えてきたところで、今度は、水平面の物をしまう場所を作ります。
テレビの横にあった棚には、日用品から大事な書類まで詰め込んでありました。この中身を全て出してみます。
「とにかく出しちゃおう」「何も考えず出す」
ひとまず全て出して、物の多さを把握するのが断捨離流です。
まず、出してみてから考えよう!
全て出してみると、ずいぶん溜め込んであったことがわかりました。
こんなにはいらないっていう感覚が芽生えてくるでしょう
古いタブレット端末は、データを消して処分しました。そして、ついに棚が空っぽに!
でも、その隣にはもう1つの棚。こちらも着手していきます。出てきたのは、家族の思い出。
ドライブのときに聴いていた音楽のミニディスクとは、お別れすることにしました。
立派な箱に入ったVHSは、結婚式のビデオ。りえさんは、あっさりいらないと言い、処分することに。
でも、嵐のCDは絶対必要だそうです!笑
棚から全て出し終わったところで、分別していきます。「すてる」「うる」「いる」という紙を作って分けていきます。
着々と分別が進み、子供たちは自分の物を2階の自分の部屋へ持っていきます。
「部屋にこもってしまうのでは・・・?」と心配する、まさひこさんに、やましたさんは
ここが集まりたい空間になったら、その心配はないの
こうして、初日の断捨離は、終了!
リビングは、モデルルームのような部屋に生まれ変わりました。
捨てなきゃと思うとつらいけど、(空間を)空けなきゃと思ってやっていけば、こいつはさよならだなって(捨てることが)できる
このゆとり空間をキープしながら、隣の和室に移した物をどれだけ減らしていけるかがこれからの勝負です!
まさひこさんからは、やましたさんにもう1つ相談がありました。
それは、現役時代に使っていた自衛隊グッズの処分で悩んでいること。
数々の災害現場で、多くの命を救ってきた相棒たち
自身はどうしたいかを尋ねる、やましたさん。
「もう自衛官じゃないから、使わないのかなと思ったんです」
「けど、災害が起きたりとかすると、多分あった方がいい物なのかなって」
「(サバイバル技術って)誰もが持っているわけではない」「直ちに出動できるってかっこよくないですか?」「これは大事になさったらいいよね」
取り出しやすく、しまいやすく、見て勇気がわいてくるようなとっておきかた
本当はやましたさんに背中を教えてもらって、手放すつもりだったでしたが、大事にした方がいいと言われて、改めて考えて直してみることにしました。
断捨離開始から2週間後:パパの家具大移動計画!
さて、あれから和室はどうなったでしょうか?
和室の押入れの中を整理し、リビングから溢れた物をしまおうとしていました。
そして、家具の配置にも、新たなアイデアが浮かんだそうです!
リビングにあった棚を和室の押入れへ移動し、大事な物の収納を作ることにしました。
ポイントは、棚の下に台車をつけ、可動式にしたこと。
これなら、動かしやすくて使いやすい!
やましたさんに相談した「自衛隊グッズ」は、とっておくことに決めたそうです。
”人のためにもなる”と考えを改めたんだって。
断捨離開始から1か月後:こだわりの配置ができた!
リビングは、大規模な配置替え。テレビやソファの位置を変えました。
ソファは、壁際に移動して、一列に配置したんだそうです。
たくさんの工夫が詰まった、りえさん・まさひこさん夫婦の断捨離のポイントは、次の5つ!
- Point1 家具を動かし、家族の顔が見える空間を作る
- Point2 家具の配置は固定概念を捨てて考えてみる
- Point3 リビングには、日常的に使うものだけを収納
- Point4 自分の収納に収まるまで物を減らす
- Point5 取り出しやすく、しまいやすい仕掛けを作る
特に印象的だったのは、家具の配置に対する”固定概念”を捨てたこと。特にソファは、部屋の圧迫感を生み出す原因に。それに気づいて、部屋のレイアウトを大胆に変えたことで、過ごしやすい生活空間が生まれました。
さて、断捨離の感想は?
「家とか家族に向き合えた気がする」
「実際断捨離したら、すごく生活しやすい環境にもなっている」
「普段見えなかった時間帯の(家族の)顔も見えている」
「いろんなことを考える時間が増えた」
家族にとっても、2人にとっても、断捨離はかなり大きなプラスの効果を生み出した印象でした。
これから、ますます快適な暮らしができそうです。
2組目:”箱を愛した男”のその後は?
北千住の2階建ての借家に住む、のりゆきさん(58歳)、ひろみさん(62歳)ご夫婦。
2DKと少し狭い家で、ちょっと変わった暮らし方をしていました。
あれから8か月。2人は現在、どうしているか訪ねました。
のりゆきさんは、テレビ放送後、なんと展覧会に誘われたとのこと!
夏休みに箱作品の展示会を開催して、たくさんの子供も来場。大好評で終わったそうです。
2階のアトリエは、断捨離後のスッキリをキープできていました。
部屋を整理したおかげで、作品作りもかなりはかどったといいます。
さて、一緒に住む話はどうなったでしょうか?
せっかく作品を作れる環境があって、お互い自由に束縛し合わないでうまくいってるんだったら、それでもいい
「先のことばかり心配するよりも、今作品作りの方が楽しいからそっち優先で」
「会ったときは仲良くっていうのが一番」
とのことで、作品作りと夫婦の仲を優先させ、週末婚を継続中!
アフター60に向けて、夫婦の新たな世界が動き出しました!
夫婦のあり方には、正解がないことを教えてもらったご夫婦です。アトリエは、さらに作品が充実して、ますますすてきな空間になっていました!
番組を観ての感想
捨てるではなく、空間を空ける視点に立つ!
「捨てなきゃと思うとつらいけど、(空間を)空けなきゃと思ってやっていけば、こいつはさよならだなって(捨てることが)できる」
これは、1組目のまさひこさんの言葉。
まさにこの言葉が、心に残りました。
捨てるのが好きな人は、そういません。
何かしら必要で買った物や、大切な思い出が詰まった物。
それを”捨てる”と考えると、手が止まってしまう人は少なくないでしょう。
でも、”空間を空ける”という視点に立つと、どうでしょう?
その中でも、よりお気に入りの物や使う物だけを残そうという考えに至ってきます。
家具の配置次第で、ガラリと印象が変わるし、使いやすさも変わってくることを学びました。
ミニコーナー:断捨離的な家具選びのコツ
家具の扱いは、難しい。
ということで、今回は、やましたさんが、家具のショールーム(IDC OTSUKA 有明ショールーム)へ行ってきました。教えてくれるのは、断捨離的な家具選びのコツ。
広大なフロアには、およそ3万点もの家具やインテリアが並びます。
やましたさん流の失敗しない家具選びのコツは、次の2つ。
- 空間とのバランス
- フレキシブルさ
1つ目の「空間のバランス」とは、家具でリビングを分断している場合がある。
一体感を損なわない家具を選ぶことが大切ということです。
2つ目の「フレキシブルさ」とは、用途が限定されない家具を選ぶということ。
たとえば、やましたさんがおすすめに挙げていたのは、丸いダイニングテーブル。
これは、人数が増えても対応できる優れものだといいます。
家具選びは楽しみながら慎重に
まとめ
いかがでしたか?
今回は、特殊なお仕事をされているご夫婦の断捨離物語でした。
最後にやましたさんは、こう締めくくります。
ポイントは”俯瞰”
俯瞰とは、物を間近で見るのではなく、空間全体で捉えること。
それによって、空間と家具のバランス(大きさ、高さ、質感)が見えてきたと話します。
”見えた”ということは、”気が付いた”。
気が付いたら、私たちは行動を起こせると言います。
次回放送は、火曜日の夜9:00から!また断捨離を勉強していきましょう!
それでは、来週もお楽しみに!
おわり。
↓ ↓ ↓
「ウチ、”断捨離”しました!」とは?
「ウチ、”断捨離”しました!」は、毎週月曜日の夜8時からBS朝日で放送中の番組です。
2022年10月より、毎週火曜日の夜9時からにお引越ししました。
断捨離提唱者の「やましたひでこ」さんが、片づけられない!捨てられない!家族の元を訪れ、一緒に断捨離を行っていくドキュメンタリー番組です。
「ウチ、”断捨離”しました!」見逃し回を見るには?
放送終了後、以下のサービスで無料配信されています。(最新話のみ)
▼番組公式本はこちら
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