こんにちは、まちゃりさです。
今回は、
- 相手と簡単に仲良くなる方法が知りたい
- 初対面の人と仲良くなれず、悩むことが多い
- 初対面の相手や気になる相手と仲良くなりたい
こういった疑問や悩みを、著書『ワンコイン心理術 500円で人のこころをつかむ心理学』(メンタリストDaiGo著/PHP文庫)をもとに、解説していきます。
それでは、どうぞ!
著書『ワンコイン心理術/DaiGo著』の内容について
本記事は、 『ワンコイン心理術/DaiGo著』 の内容をもとにしています。
心理学は、「自分と他者を知り、よりよい人間関係を築く」側面を持ちます。
本著は、人間関係に焦点を当て、うまく信頼関係を築くために役立つテクニックを紹介しています。
知るだけで今すぐに実践できる内容ばかりです。
相手と仲良くなるには、「自己開示」が有効
相手と仲良くなるには、「自己開示」がポイントです。
まだあまり親しくない相手と仲良くなりたいときには、プライベートな話を引き出すことが、カギとなります。
人は「親しい人にはプライベートな話をする」のと同時に、「プライベートな話をすると、その人のことを親しいと思い込もうとする」という習性があるのです。
引用:『ワンコイン心理術 500円で人のこころをつかむ心理学』(メンタリストDaiGo著/PHP文庫)
私たちは、親しい相手に対しては、プライベートな話ができます。
これと、逆のことが成り立つと言います。
人は、親しくない相手にプライベートな話をすると、その人を親しい人だと思い込む習性があります。
このことを、心理学では「認知的不協和」と言います。
大して親しくない人にプライベートな話をしてしまったとき、上記の「認知的不協和」が生じます。
次の①と②の状態が矛盾するためです。
① 人は親しい人にプライベートな話をする
② 親しくない人にプライベートな話をした
この2つの矛盾する認知(認知的不協和)を解決するため、“親しいから、プライベートな話をした”と解釈をします。
つまり、
仲良くなりたいと思う人には、プライベートな話をさせること
これで、簡単に仲良くなることができます。
相手は、「親しいからプライベートな話をした」と解釈するのです。
「自分はこの人に親しみを覚えたから、こんな話をしたんだ。自分はこの人のことが好きだ」と思い込もうとします。そしてその思い込みによって、心理的な距離がグッと近づきます。
引用:『ワンコイン心理術 500円で人のこころをつかむ心理学』(メンタリストDaiGo著/PHP文庫)
まずは自分から開示する
相手に無理やりプライベートな話をさせるのでは、うまくいきません。
「相手からプライベートな話を引き出したい」と思えば、まず自分からプライベートな話を打ち明けるとうまくいきます。
これを「自己開示」と言います。
なぜ、自己開示すると相手のプライベートな話を引き出せるの?
「返報性の原理」が働くからです。
例えば、プレゼントをもらったときには「何かお返しをしないと」と思います。
これも「返報性の原理」が働く結果です。
会話の中でも、こちらからプライベートな話を開示します。
相手も同じくらいの打ち明け話をしようと、自然に思うことになります。
まず、自分から話題を持ちかけ、相手の様子を伺います。
相手との会話の中で、掘り下げていい話題とそうでない話題を見極め、徐々に関係性を深めていきます。
相手も自己開示してくれれば、その話題を深掘りすればいいし、嫌がっているようだったら、その話題はやめにする。こうした会話の押し引きが大事です。
引用:『ワンコイン心理術 500円で人のこころをつかむ心理学』(メンタリストDaiGo著/PHP文庫)
初対面の人や気になる人と仲良くなるコツ!
相手と仲良くなるには、「自己開示」がポイントでした。
では、初対面の人や気になる相手と仲良くなるために、具体的にどうすればいいでしょうか?
ここからは、「自己開示」以外に実践で使える、心理学テクをご紹介します。
- ミラーリングテクニック
- ペーシングテクニック
- アンチ・ラポール
ミラーリングテクニック
人間は、自分と似ている点が多い人に好感を抱く傾向があります。
このような心理作用を、「類似性の法則」や「シンクロ効果」といいます。
また、行動が似ている人に好意を持つ心理、これを応用したテクニックに「ミラーリング」があります。
ミラーリングは、相手の動きを意識的に真似ることで、相手の好感度をアップさせるテクニックです。
初対面の人と会話を盛り上げたいときに役立つのが、「共通の話題を探す」ミラーリングです。
- 出身地
- 仕事
- 家族構成
- 趣味
このように、相手との共通点を強調することで、親近感を与えることができます。
初対面の人との会話で、共通点が見つかれば会話が盛り上がりますよね。
会話が盛り上がれば、「その後も会いたい」と思える人になることが多いです。
会話を盛り上げたければ、共通の話題を探す!
ほかにも、「相手の感情に同調する」というミラーリングもあります。
- 相手が笑えば、同じく笑う
- 相手が悲しめば、同じく悲しい顔をする
あるいは、ミラーリングには「仕草を合わせる」という方法もあります。
- 相手が足を組めば、同じタイミングで足を組む
- 相手が飲み物を飲んだら、自分も飲む
こんな感じです。
ただし、何でも真似すると不自然になりがちです。注意しましょう。
実は、私も気になる男性の前では、飲み会の場などで「ミラーリングテクニック」を使っていました。
もしかすると、現在の夫と親密になれたのも、このおかげかもしれません…(笑)
- 共通の話題を探す
- 相手の感情に同調する
- 仕草を合わせる
ペーシングテクニック
相手と仲良くなるための、2つ目のテクニックは「ページング」です。
「ペーシング」とは、会話版のミラーリングのことです。
相手の行動を真似、親近感を得る「ミラーリング」を会話の中に応用しています。
「ページング」には、次の3種類があります。
- 話すテンポを合わせる
- 声の大きさ・高さを真似る
- 相手の言葉を使う
会話のとき、この3つの点に気をつけて会話すれば、「この人とは波長が合う」と相手に感じさせることができます。
私は、SNS上の会話でも当てはまると思っています。
相手とのSNSでのやり取りでは、話のテンポ感や文章の長さが同じ人に自然と好感を抱きます。
気になる相手とSNSでやり取りをする際は、「会話のテンポ」や「文章の長さ」にも注意してみてください。
アンチ・ラポール
相手と仲良くなるために注意しておきたいのが、「アンチ・ラポール」です。
「ラポール」とは、「信頼関係、心が通じ合っている状態」を意味します。
「アンチ・ラポール」は、このラポールが崩れた状態のことです。
相手と信頼関係が築けた後でも、
- 無視する
- 軽視する
- 否定する
- 敵意を示す
- だます
- 遠ざける
このように受け取られる行動を取れば、相手との関係性が一気に崩れてしまうことがあります。
一度この状態に陥れば、こちらの主張がまともだとしても、取り入ってもらえなくなるそうです。
注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「相手と仲良くなる方法」について、心理学の視点からご紹介しました。
心理学を少し知っておくだけでも、対人関係を有利に進めることができます。
相手と仲良くなるのが難しいと感じている人は、「返報性の原理」を活用しましょう。
そして、自分から積極的に自己開示することを意識してみてください。
あるいは、「ミラーリングテクニック」や「ペーシングテクニック」で、相手に親近感を抱かせるのも有効です。
- ミラーリングテクニック
- ペーシングテクニック
- アンチ・ラポール
ただし、不自然に相手の動きを真似すれば、逆効果になってしまいますので、注意しましょう。
最後に「アンチ・ラポール」をご紹介しました。
どんなに仲良くなった後でも、悪い言動は関係性を一気に崩してしまうので、要注意!
本記事が、初対面の人や気になる相手と仲良くなるヒントとなれれば幸いです。
ほかにも…
著書「ワンコイン心理術」の中から、
役に立つポイントをまとめています。
[1]相手を動かすには、決断への誘導が肝心
[2]自分を明確にする「スリーポイント・プロフィール」
[3]プライベートな話をすると、相手を親しいと思い込む
[4]女性のウソと男性のウソの違い
[5]あがり症の克服の仕方
[6]締め切りが迫っているときの対処法
[7]意志力と習慣化の仕組み
[8]細かい上司の対処法
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