こんにちは、まちゃりさです。
本記事では、BS朝日「ウチ、”断捨離”しました!」2022年5月23日放送回(第119回)の内容・感想をまとめます。
今回は、2組のカップルの断捨離物語です。
今回の放送回のポイントを、3点でまとめました。
- 基準は「物」でなく、「今」に置く
- 夫婦だから、ぶつかり合うこと
- 防災グッズは、日常生活に取り入れる
それでは、どうぞ!
2組のカップルが断捨離に挑戦します!
今回は、2組の夫婦が断捨離に挑戦です。
1組目は、世田谷区にお住まいの新婚夫婦。
あかりさん(29歳)とタツヤさん(30歳)は、半年の同棲期間を経て、ゴールインしました。
2DKの部屋は、物が多いほどじゃないけど、何となく味気ないのが悩み。
お互いに自室がありますが、あかりさんの場合、実家から持ってきた荷物があふれ、クローゼットに服が収まらない状態です。
コロナ禍になってから在宅勤務が増え、自室で過ごすことが多い夫婦。
「家の物のあり方を見直したい」と、新婚生活を断捨離で心機一転することを目指します。
2組目は、神奈川県大和市のアパートにお住まいの、こずえさん(44歳)、よういちさんご夫婦です。
間取りは1LDKで、生活の中心は6畳のリビング。
奥には4畳半の寝室がありますが、押入れには洋服が入りきらない状態です。
2年前に3LDKから今のアパートに引っ越ししてきましたが、そのとき、断捨離で物をかなり減らしたと言います。
元々、片付けが苦手なこずえさん。まず、財布のサイズを小さくすることから断捨離を始めたそう。
こずえさんには、引きずる過去があるせいで「罪悪感」と「未来に対する不安」が消えないのが悩み。
「この先の未来が見えない」という悩みを、断捨離で解決することができるでしょうか?
【1人目】新婚カップルのお悩みを解決!
やましたさんが訪問し、部屋を一通り確認します。
まず、やましたさんが確認したのは、「物の量の基準」についてでした。
(物の量の)基準をどこに置いたらいいと思う?
「わからない」と答えるあかりさんに、やましたさんは説明します。
「冬という時間が流れて春になっていく。それと共に洋服は出ていかなくちゃいけない」
「時間の概念を取り入れない限り、物はたまり続ける」
やましたさんが言いたいことは、つまり、
クローゼットに服が収まりきらない場合、ワンシーズンでそこに入る量まで選び抜く
それ以外の服も収納に収まる量まで減らし、季節ごとに入れ替えていく必要がある
ということです。
そして、「基準の決め方」についても説明していきます。
それが2人の生活に必要?自分の今に必要?って考えていかないと(いけない)
今が基準で、自分がこの服を着て楽しいかうれしいか、それが基準
物を基準にすると、どこも傷んでないし、着ようと思えば着れるし、どうする?みたいになっちゃうわけよね。それを基準にしたら、物は全部たまる。だから「私」が基準なの
物を基準にすれば、結局捨てられない。
断捨離のポイントは、「今」に基準を置くことです。
「今の自分がその服を着たいと思うかどうか」を基準に置かない限り、服の量は減っていかないということを伝えます。
繰り返し選び抜いていって、「私」を作っていく。
片付けじゃない、私と言うものを尊重するために断捨離がある
そして、「今」に基準を置いて、繰り返し選び抜いていく中で「私」を作り上げていく。
「私を尊重するために断捨離がある」という言葉に、断捨離の醍醐味を感じました!
あかりさんの断捨離のテーマは、「今の自分を基準に本当に好きなものだけを選ぶ」ことに。
「物に支配された」部屋から、「自分が活き活きと暮らせる」部屋を目指します。
押入れの断捨離に挑戦!
「活き活きと暮らせる空間」作りのお手本に、今回はタツヤさんの部屋の「押入れ」から断捨離を始めることにします。
ここでの断捨離ポイントは、次の3つでした。
- 無意識にいらないと思っている物は上にありがち
- 空き箱は本当に必要かを再検討
- 活用したい物は、取り出しやすい場所に置いて使う
1つ目は、「無意識にいらないと思っている物は上にありがち」です。
押入れの最上段を取り出してみると、案の定、普段使っていない物が多く出てきました。
上にいくほど、「取り出しにくい場所」ということで、使わない物が入っている可能性が一番高いということです。
2つ目は、「空き箱は本当に必要かを再検討」です。
私たちには、空き箱信仰があると話すやましたさん。空き箱は、なぜか「とっておかなきゃ」と考えてしまう物なのです。
押入れの上段からは、確かにたくさんの空き箱が出てきて、さらに、空き箱の中からも別の空き箱が発掘されました。
結局、空き箱は全て処分することにします。
3つ目は、「活用したい物は、取り出しやすい場所に置いて使う」です。
最上段のスペースの見えない奥の場所からは、来客用の布団が出てきました。これでは、突然の来客に対応できません。
そこで、来客用の布団は取り出しやすい手前の場所に移動することにしました。
こうして、押入れからは、不要な物を取り除き、機能的なスペースに進化したのです。
ダイニングキッチンの断捨離!
続いて、やましたさんとあかりさんで、「ダイニングキッチン」を断捨離することに。
やましたさんは、まず、「シンクの上にある物をテーブルに全て移動する」よう指示します。
調理道具も全て外したことで、まっさらな状態のシンクになりました。
やましたさんの狙いは、「新婚生活への夢を思い出してもらうこと」でした。
まずシンクをピカピカにするところから始めて、そうするとピカピカな物しか置きたくなくなる
まずは、シンクの掃除からスタート。
ここで、やましたさんが気付いたのは、「おそろいのマグカップがない」こと。
「おそろいのマグカップはそろえないの?」と質問するやましたさんに、あかりさんは「タツヤさんが使わないというので遠慮していた」と話します。
使う食器は、それぞれが持ち寄った物でした。
あかりさんは、それが気に入らないけれど遠慮していたのです。
これに、やましたさんは夫婦生活のアドバイスを送ります。
夫婦って面白い。恋人と違って、結婚したわけだから、お互いがぶつけ合わないと。
最初から受け入れているだけじゃ我慢になっちゃう
夫婦なら、いくらぶつかっても構わない。ぶつかって受け入れていくのが大切、とアドバイス。
あかりさんは、「洋服の断捨離」と「おそろいのマグカップについての話し合い」を宿題に断捨離に挑戦していきます。
断捨離10日目:2人の生活に向かって
あかりさん、この日は「洋服の断捨離」を進めていました。
季節が終わったばかりの冬物は、ほぼ捨てたそう。
そして、心境にも変化があった様子。
2人で今後生きていくのに、今までのは連れて行かなくていいみたいなことを言われたのが大きかった
やましたさんの言葉を受けて、これからの2人の結婚生活に本当に持っていきたい服だけを持っていくことに決めたのです。
本当に好きな物に囲まれる生活に徐々になっていける気がする
こう話し、断捨離は終了。
後日、あかりさんは夫とも話し合いをし、カップは、お互い好きな物を使うことになりました。
そして、新しく「夫婦箸」を購入して使い始めたそうです。
これからの新婚生活、ますますおそろいの物が増えて、楽しくなっていきそうです!
【2人目】仲良し夫婦のお悩みは、”未来が見えないこと”
続いては、2組目のこずえさんの断捨離です。
家の中を一通りチェックした、やましたさん。まず、こずえさんの話を聞くことにします。
こずえさんからは、暗い過去の打ち明けがありました。
- 引っ越しからわずか1年後、元気だったお父さんが突然亡くなる
- 100歳近くまで生きた祖母を見守ってきた叔母は、祖母が亡くなって、いよいよ自分たちの老後という時に亡くなる
- 母は癌が見つかって、わずか4か月で亡くなる
こずえさんの周囲には、早くしてこの世を去ってしまった人が多かったのです。
そのため、自然と「自分も人の面倒を見て、いよいよ自分の番が来たときに最期を迎えてしまう」という、暗い未来を思い描いてしまっていました。
また、過去の選択に後悔している様子のこずえさんに、やましたさんはこう伝えます。
自分の選択に対して、良い・悪いっていうジャッジは必要ない
自分がした選択なんだから、すべて自分にとって、そのときの最善の選択をした
とはいえ、自分のことを責めてしまう思考に陥ったときには、「そこは責める必要はない」というところに常に立ち返るのだとアドバイス。
「(明るい)未来が見えない」という悩みに対しては、”自己達成予言”という言葉を用いてアドバイスします。
「自己達成予言」とは、自分で未来に何をするかという予言のことで、私たちは無意識のうちに行っているのだといいます。
これをこずえさんに当てはめると、老後こういう風になるに違いないと自分で残念な老後を今常にしてしまっている。で達成予言だから、達成されちゃう
だから、「自分たちがより幸せに生きていく」という思いを込めて、この空間をさらにクリエイトしていけばいいのだということを伝えました。
暗い未来を断捨離で変える!
こずえさんに必要なことは、「幸せな未来を思い描くこと」。
そのために、やましたさんが提案したのは、「お仏壇スペース」の断捨離です。
「両親を忘れないように」とリビングに作ったスペースですが、周りは日用品で雑然とした状態です。
仏壇をご供養いうか、祈りの空間にできたらいいなと思う
断捨離をはじめると、中からは「避難グッズ」が次々と出てきました。
避難グッズって、備えあれば憂いなしって感じる。でも、備えるから憂いがあるわけ
だから、備えなくても担保できるような日常の流れの中にポケットをつくる
やましたさんが言いたいことは、
いつ起きるかわからない不安のために溜め込むのではなく、いつでも軽やかに避難できるよう日々の暮らしの中に備えておく
ということ。
このアドバイスをもとに、防災グッズを日常の生活に取り入れることにします。
- 懐中電灯は、常に目につく玄関に置くことに
- 缶詰は、日常的なストックスペースで入れ替えていくことに
こうして、「お仏壇スペース」は、未来の不安のかたまりのようなところから、爽やかな祈りの空間に変化しました。
爽快空間にしていくと、いつの間にか暗い未来、老後のことばかり心配しているこずえさんがどんどん変化していく
やましたさんからは、軽やかに断捨離するようにアドバイスがありました。
断捨離2週間後:軽快な空間で見えてきたものとは?
あれから、こずえさんはたくさんの物を断捨離していました。
この日は、「空いた衣装ケース」や「靴の棚」を処分することに決めます。
”老後のために物をとっておくのは、やめよう”と決めたのです。
そして、クローゼットからは、母との思い出の品が出てきました。
「しまい込んでいてごめん」と話す、こずえさん。これからは、大切にずっと使っていくことに決めました。
そして、夫婦は、今この瞬間を楽しむことにします。
「今が楽しいし、今できているならそれでいい」と未来への前向きな気持ちが芽生えたようです。
番組を観ての感想
断捨離に役立つポイント満載でした!
1組目のあかりさんの断捨離は、自身の新婚生活と重なりました。
我が家の食器も、お互いに持ち寄った物で、大半は夫が1人暮らし時代の食器のままです。
正直、気に入っていない私ですが、捨てるのももったいなくて、使い続けて3年が経とうとしています。
新婚生活の夢を諦めることなく、互いにぶつかり合うことも大切だったと振り返りました。
2組目のこずえさんの断捨離では、防災グッズを日常生活に取り入れるという視点が役立ちました。
防災グッズとして「リュック」などにまとめ、そのまま収納の奥にしまい込んだままの状態では、機能的でありません。
いつでも取り出せるよう、日常生活の中に組み込むことが大切でした。
今回、学んだポイントは、次の4点です。
- 基準は「物」でなく、「今」に置く
- 押入れの中の断捨離
- 夫婦だから、ぶつかり合うこと
- 防災グッズは、日常生活に取り入れる
ぜひ、断捨離に活用していきましょう!
まとめ
いかがでしたか?
今回は、2組のカップルの断捨離物語でした。
最後にやましたさんの言葉です。
【1組目】あかりさん夫婦に対して
自分のお気に入りは徹底的に使いましょう
夫婦生活であっても、互いに自分の感覚を大事にする暮らしが大切だと言います。
自分のお気に入りを封じ込めることをしないこと。
そうすることで、心の中の希望がどんどん湧いてくるようになると言います。
夫婦だからこそ、言いたいことはちゃんと伝えてぶつかっていくこと。
そして、自分の感覚を大事にしていきたいと思います。
【2組目】こずえさん夫婦に対して
不安の”自己達成予言”にハマっていた
こずえさんは、自己達成予言によって、暗い未来の達成に向かっている状態でした。
また、
環境が清々しいものなら、思い出す過去も未来も清々しいものになる
と、自分の思考に影響する環境の大切さを話します。
明るい未来を描く”自己達成予言”になっていますか?
また、環境を清々しいものにすることで、過去も未来も清々しいものにしていきましょう!
それでは、来週もお楽しみに!
おわり。
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「ウチ、”断捨離”しました!」とは?
「ウチ、”断捨離”しました!」は、毎週月曜日の夜8時からBS朝日で放送中の番組です。
2022年10月より、毎週火曜日の夜9時からにお引越ししました。
断捨離提唱者の「やましたひでこ」さんが、片づけられない!捨てられない!家族の元を訪れ、一緒に断捨離を行っていくドキュメンタリー番組です。
「ウチ、”断捨離”しました!」見逃し回を見るには?
放送終了後、以下のサービスで無料配信されています。(最新話のみ)
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