こんにちは、まちゃりさです。
今回は、
- 第一印象を良くするにはどうしたらいい?
- 第一印象を良くする心理学を知り、活用したい
- 第一印象に自信がない
こういった疑問や悩みを、著書『ワンコイン心理術 500円で人のこころをつかむ心理学』(メンタリストDaiGo著/PHP文庫)をもとに、解説していきます。
それでは、どうぞ!
著書『ワンコイン心理術/DaiGo著』の内容について
本記事は、 『ワンコイン心理術/DaiGo著』 の内容をもとにしています。
心理学は、「自分と他者を知り、よりよい人間関係を築く」側面を持ちます。
本著は、人間関係に焦点を当て、うまく信頼関係を築くために役立つテクニックを紹介しています。
知るだけで今すぐに実践できる内容ばかりです。
第一印象を良くするとっておきのコツ
第一印象を良くするコツ、知りたいですよね。
人は、「第一印象を良くしたい」とは思うものの、具体的にどう見られたいかを答えることができません。
多くの人は「第一印象を良くしたい」と思っているにもかかわらず、「では具体的にどういうふうに見られたいですか」と質問すると、答えることができません。
引用:『ワンコイン心理術 500円で人のこころをつかむ心理学』(メンタリストDaiGo著/PHP文庫)
自分が「どう見られたいか」のイメージがはっきりして、初めてこちらが望む第一印象を相手に与えることができます。
自分がどんな人間で、どういうふうに人から見られたいかを、明確にしておく必要があります。
そこでみなさんにオススメしているのが、自分がどんな人間なのかを三つのキーワードで定義する「スリーポイント・プロフィール」を作成することです。
引用:『ワンコイン心理術 500円で人のこころをつかむ心理学』(メンタリストDaiGo著/PHP文庫)
「どう見られたいか」のイメージを決めるものとして、「スリーポイント・プロフィール」が使えます。
「スリーポイント・プロフィール」とは?
ここからは、「スリーポイント・プロフィール」とは何か?
作成方法と作成するメリットについて、ご紹介していきます。
「スリーポイント・プロフィール」とは?
自分がどんな人間なのかを3つのキーワードで定義するものです。
自分という人間を定義し、相手からどう見られたいかを明確にするやり方の1つです。
著者のDaiGoさんの「スリーポイント・プロフィール」は、次の3つです。
- 1日に本を30冊読む
- 猫を溺愛している
- メンタリストとして人の心が読める
この3つのポイントを常に意識して行動していると言います。
「スリーポイント・プロフィール」によって、「○○な人間だ」と定義することで、実際にそのように行動するようになります。
人は「私は○○な人間だ」と自己を定義すると、実際にそのように行動するようになります
引用:『ワンコイン心理術 500円で人のこころをつかむ心理学』(メンタリストDaiGo著/PHP文庫)
そして、普段の行動や醸し出す雰囲気が、その定義どおりの振る舞いになっていくのです。
自己紹介の場でも、「スリーポイント・プロフィール」によって、与えたい印象を相手に与えることができます。
自己紹介をするときにも、自分が相手に与えたい情報のみを適切に選択して、思い描いた通りの第一印象を与えられます
引用:『ワンコイン心理術 500円で人のこころをつかむ心理学』(メンタリストDaiGo著/PHP文庫)
作成方法
では、「スリーポイント・プロフィール」はどのように作ればいいでしょうか?
まずは、自分の持っている特徴から、思いつくことをたくさん挙げていきます。
- 性格
- 個性
- 趣味
- 働き方
誰でも10個くらいは出てくるはずとのことです。
私も書き出してみたら、25個出すことができました。
ここから、次の2つのポイントをもとに、キーワードをピックアップします。
- 「自分」という人間を、一番的確に表していそうなイメージ
- 相手に印象付けたいイメージ
私の場合は、次の3つのキーワードをピックアップしました。
- ズボラ
- コツコツ派
- あたしンち好き
キーワードは、より具体的な言葉に落とし込むと、自己像を明確にできます。
そこで、さらにキーワードを具体的にしてみました。
私の場合は、3つのキーワードを、このような具体的な言葉に落とし込みました。
- ズボラ →ズボラな性格で効率重視
- コツコツ派 →コツコツと何かに取り組むのが好き
- あたしンち好き →毎日「あたしンち」を見て癒される
「①ズボラな性格で効率重視、②コツコツと取り組む、③あたしンちを毎日見ている。」
どうですか?
私という人物像、浮かび上がってきましたか?
作成するメリット
スリーポイント・プロフィールを作るメリットは、自分を定義する以外にもあります。
最大のメリットは、「第一印象を自分でコントロールできるようになること」です。
相手の想像でこちらのキャラクターを定義されてしまうのは、困りものです。
もし、それが悪印象だった場合は、不利に働くかもしれません。
スリーポイント・プロフィールを作る最大のメリットは、第一印象を自分でコントロールできるようになることです。
自分が打ち出したいキャラクター像が不明瞭なままに、何となく人と会っていると、相手のほうで勝手にこちらのキャラクターを作り上げてしまいます。人は、足りない情報については想像力で補う生き物なので、相手の想像のなかで自分のキャラクターが決まってしまうのです。
引用:『ワンコイン心理術 500円で人のこころをつかむ心理学』(メンタリストDaiGo著/PHP文庫)
相手の心のうちは、読めません。
すると、自分がどのように見えているかわからないために、印象をどう変えていいのかわからないものです。
第一印象を自分でコントロールできていないと、相手が自分にどんな印象を抱いているかもつかめないので、好印象を抱かれたときにその印象を強化させることも、悪印象を抱かれたときにその印象を修正させることも困難になります。
引用:『ワンコイン心理術 500円で人のこころをつかむ心理学』(メンタリストDaiGo著/PHP文庫)
【解説】心理学的な視点
ここからは、「第一印象」について、心理学的な2つの視点をもちいて解説します。
- 第一印象は2分で決まり、半年間変わらない
- メラビアンの法則
第一印象は2分で決まり、半年間変わらない
その後の人間関係を決定づける「第一印象」は、7秒から2分の間で決まるといわれています。
- 最初の7秒 →好感が持てそうな人物かを判断
- 次の2分 →「優しそうな人」「頭が良さそうな人」
といった判断を下すといいます。
そして、第一印象が定まると、その印象を変えるのは、3か月から半年はかかるそうです。
ふむふむ。自分でも知らないうちに、人に対して「○○な人」と判断を下しているのか。
第一印象が良ければ、その後の人間関係を優位に進めることができます。
一方、第一印象が悪ければ、その後どんなに誠実に振る舞っても、印象を変えるのは難しいということです。
あまりにも第一印象が悪すぎる場合は、二度と会ってもらえなくなる可能性もあります。
メラビアンの法則
「第一印象」で有名な心理学用語としては、「メラビアンの法則」があります。
メラビアンの法則とは?
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)心理学名誉教授のアルバート・メラビアンが、1971年に「Silent messages」という論文で発表した研究結果を法則化したもの。
論文の中で、人が第一印象を決める要素は3つあると言います。
①言語情報(話す内容)
②聴覚情報(声)
③視覚情報(見た目)
この結果、印象に影響を与える割合は次のとおりであるとわかりました。
①言語情報(話す内容) 7%
②聴覚情報(声) 38%
③視覚情報(見た目) 55%
これは3つの要素に矛盾が生じた場合に、人がどの情報を優先して受け取り、相手の印象を決めるのかという数字です。
言葉と表情、声に矛盾が生じた場合は、影響の強い要素から優先的に印象として受け取られてしまいます。
自分が相手に「どんな印象を与えたいか」をイメージし、見た目や話し方、話す内容を意識することが大切です。
最後に:第一印象に自信がないあなたへ
就活や恋愛など、第一印象を気にする機会は多いです。
だからこそ、第一印象には自信を持っておきたいものです。
「人は見た目が9割」というように、見た目の印象が持つ効果は大きいです。
「スリーポイント・プロフィール」をうまく活用し、「自分が相手にどう見られたいのか?」イメージを明確にしてみてください。
そして、その通りに振る舞うことを意識していきましょう。
第一印象はたしかに重要ですが、一度決まった印象を覆せないことはありません。
ですので、あまり気負いしすぎず、自然体をアピールしていくことが大切です。
ほかにも…
著書「ワンコイン心理術」の中から、
役に立つポイントをまとめています。
[1]相手を動かすには、決断への誘導が肝心
[2]自分を明確にする「スリーポイント・プロフィール」
[3]プライベートな話をすると、相手を親しいと思い込む
[4]女性のウソと男性のウソの違い
[5]あがり症の克服の仕方
[6]締め切りが迫っているときの対処法
[7]意志力と習慣化の仕組み
[8]細かい上司の対処法
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