こんにちは、まちゃりさです。
IT企業への就職を考えているけど、文系出身でIT知識ゼロ。こんな私でも大丈夫かな?
私は、IT未経験の文系出身で、大手IT企業に就職しました。
そんな私の経験をもとに、文系出身でIT企業への就職を考えている人へアドバイスを送りたいと思います。
結論から申し上げると、
文系出身でIT知識ゼロで働くのは、辛い
です。
しかし、今回お伝えする、辛いと思うポイントを事前に知っておくだけで、かなり心理的な負担が減るはずです。
SEに興味はあるけど、文系出身で迷われている方、ぜひ本記事を参考にしてください。
- 文系SEが辛い理由
- 文系でSEになりたい!後悔しないためのポイント
- SEならではの良いところ
それでは、どうぞ!
文系SEが辛い理由
最初に、文系出身者がSEになると辛い理由をご紹介します。
あくまで、わたしの経験上の話になります。
1つずつご紹介していきます。
理由①IT知識がない
理由の1つ目は、「IT知識がない」からです。
かつて、新卒でIT企業に入社した私は、
知らないことも、勉強すればいけるっしょ!!
と軽く見ていたのですが・・・。
いざ、入社してみて後悔しました。
そうなんです。
普段の業務をしながら、勉強していくのはなかなか大変です。
しかもITの勉強だけすればいいわけではない。
勉強することは、たくさんあります。
プログラム言語(私の場合はjavaやSQL)、ネットワーク・・・
他にも、プログラムを導入する業務の知識も求められます。
IT知識を学ぶ暇がないんです!!(泣)
じゃあ、周りの人に聞けばいいじゃん?と思うかもしれません。
しかし、周りの人も余裕がある人なんていないんです。
結局、調べながら頑張るしかないんです。
何とか完了させますが、後から故障が起きても対応できません。
これが一番怖かったりします・・
そして、特に強くストレスを感じたのは、「設計書を書く」仕事。
設計書を書くには、IT・業務の知識の両方が求められます。
1機能を理解すればいいわけでなく、プログラム全体の構造を理解しないと書けません。
先輩から指摘を受けても、
- 何が違うのかわからない
- どう進めていいかわからない
このような状態になり、仕事がうまく進まなくなります。
このような状態を楽しめる人は、問題ありません。
しかし、私のように仕事が進まないことがストレスに感じてしまう人には、だんだん辛くなっていきます。
理由②緊急対応(残業)が多い
理由の2つ目は、「緊急対応(残業)が多い」からです。
特に、お客様のシステムを導入している場合は、なおのことです。
現代において、ITシステムは業務の中核を担います。
ITシステムに障害が発生すれば、必ず緊急対応が求められます。
これは、残業の増加にもつながります。
緊急対応があるほど、通常の業務に割ける時間が減少していきます。
通常業務を進めることができず、残業ばかりが増えていきます。
理由③開発だけしていればいいわけでない
理由の3つ目は、「開発だけしていればいいわけでない」からです。
SEというと、どうでしょうか?
パソコンでずっとプログラムをいじっているイメージがあったりしませんか?
実は、それは間違いです。
SEは、お客様や社内関係者との打ち合わせも多いです。
プログラム開発だけをしていたいと思っている人は、SEになるとギャップを感じてしまうかもしれません。
理由④プレッシャーが大きいから
理由の4つ目は、「プレッシャーが大きい」からです。
想像していた以上に、プログラムを触ることへのプレッシャーを感じやすいです。
たったワンクリックの押し間違いでシステムが停止すると考えると・・胃がよじれそう・・
理由の1つ目でお伝えした通り、文系出身な分、IT知識には疎い。
経験がない状態で、システムを触るプレッシャーを想像以上に感じました。
理由⑤1人で対応しないといけない場面が多い
理由の5つ目は、「1人で対応しないといけない場面が多い」からです。
理由の4つ目でお伝えした通り、システムを触るプレッシャーは想像以上です。
加えて、これを1人で対応するスキルも求められていきます。
システムをいじるプレッシャーも半端ないのに、これを1人でとなると・・さらにしんどい。
知識に疎い分、休日は自主学習で補完しようと考えました。
しかし、通常業務でのストレス解消のため、休日はついゆっくり過ごしてしまうものです。
また、あっという間に月曜日が始まる・・・(辛い)
文系でSEになりたい!後悔しないためのポイント
そうは言っても、SEになってみたい!と思う人も多いでしょう。
私自身、「まずはやってみる」タイプ。気持ちはよくわかります。
そこで、文系でSEになりたいと思う方へ向け、後悔しないためのポイントを3つご紹介します。
順番にご紹介していきます!
ポイント①SEの仕事内容を知っておく
後悔しないためのポイント1つ目は、SEの仕事内容を知っておくです。
先ほどもお伝えした通り、SEは、プログラム開発だけで終わりません。
お客様や社内の関係者との打ち合わせ、電話対応、場合によっては、ネットワークの仕事も担うこともあります。
私の場合は、パソコンを触るのが好きという理由でSEを選びました。
しかし、入社後には、パソコンだけの仕事はそう多くないことを知ります。
ギャップを感じないために、SEって何をするのかな?という部分は把握しておくとよいです。
ポイント②仕事に合っているかどうかを見極める
後悔しないためのポイント2つ目は、仕事に合っているかどうかを見極めるです。
実際にSEとして働いた経験から、SEの適正があるかを判断するポイントをご紹介します。
SEの適性①論理的な考え方ができる
SEの適性1つ目は、「論理的な考え方ができること」です。
全てシステムは、プログラミング言語で動いています。
プログラミング言語を習得する上で、基本となるのが論理的思考です。
入社後の研修では、論理的思考を鍛えるトレーニングをたくさんしました!
論理的思考ができないと、SEの仕事の中心となる、プログラミングスキルの習得はきついです。
SEの適性②細かい作業が好き
SEの適性2つ目は、「細かい作業が好き」です。
SEの仕事は、要件定義→設計→製造→テストと段階的に進めていきます。
不具合があれば、都度修正します。
このように細かい作業の積み重ねで、仕事が成り立っています。
そのため、SEには細かい作業が好きな人が適しているといえます。
SEの適性③人と話すことを苦に感じない
SEの適性3つ目は、「人と話すことを苦に感じない」です。
SEというと、パソコンに向かって作業するだけのイメージがあるかもしれませんが、実際はそうではありません。
プログラミングだけの仕事は「プログラマー」と言われ、SEとはまた異なります。
実際、SEになってみたものの、パソコン仕事が少なくて「こんなはずじゃなかった」と感じる同期はたくさんいました。
人と話すことが苦手だと、SEの仕事がうまく進められず、辛くなります。
SEの適性④スケジュール管理ができる
SEの適性4つ目は、「スケジュール管理ができる」です。
SEの仕事は、納期があります。
その納期を守るために、細かくスケジュール管理が求められます。
新人の頃、スケジュール管理がうまくできず、何度も叱られました。
スケジュール管理が苦手だと、仕事になりません。
スケジュール管理ができることは、SEとしての1つの強みになります。
ポイント③文系出身の強みを活かす
後悔しないためのポイント3つ目は、文系出身の強みを活かすです。
私は文系出身ですが、他の人に比べて
- 文章力
- コミュニケーション力
この2つのスキルは他の人に比べて秀でており、強みとして活用していました。
SEの仕事、文章力がないとできません。
私の勤めていた会社では、資料作成の仕事が大半を占めていました。
文章力に自信がある人は、他より一歩リードできるはずです。
何度もお伝えしている通り、SEの仕事はただPCで作業するだけにとどまりません。
会社関係者との打ち合わせ、お客様との打ち合わせなどもよく行います。
そこで活用できるのが、コミュニケーション力です。
- チームで1つのことを成し遂げる力
- コミュニケーションを苦手としていないこと
このようなスキルは強みになります。
SEならではの良いところ
最後に、SEならではの良いところをご紹介します。
仕事を選ぶうえで、大切にするポイントは人それぞれ異なります。
「SEになってみたいけど、どうしよう」
このように迷っている方は、参考にして下さい。
休みが取りやすい(休日が多い)
一般的なIT系の会社は、休日が多く休みがとりやすい特徴があります。
就活の軸の1つに、休みがとりやすく休日が多いか?がありました。
これは、BtoC(Business to Consumer)でなく、BtoB(Business to Business)であることも関係していると思います。
つまり、お客様が対会社の人ということです。
ただし、緊急対応の場合や、リリースの際には、休日出勤が求められることもあります。
通常時は、休みがとりやすいのは間違いないと思います。
給料が良い
他の業界に比べ、IT業界は給料が比較的良いです。
多少忙しくても、給料の良さを取りたいという方にSEはおすすめです。
働き方の自由さ(フレックス制度など)
他の業界に比べて、働き方の制度面が充実しているのも特徴です。
私の前職では、フレックス制度や在宅勤務制度も積極的に取り入れていました。
チームや部署で一斉に制度を使用していました。誰か1人が使えないといったことはありませんでした。
服装や髪型が自由
これも、就活の時にいいなと思って見ていたポイントの1つです。
女性の場合、基本的に服装や髪型は自由であることがほとんどです。
男性も、ラフな格好で問題ない場合が多いので、自由な服装で働きたいという場合に、SEはおすすめです。
ただし、お客様先に打ち合わせに行くときには、スーツが無難ですね。
転職がしやすい
SEの需要は、他の業種に比べても高いといえそうです。
どの転職サイトを見ても、SEの求人がたくさんある印象です。
SEのスキルは転職に有利に働きます。
まとめ:文系出身でSEは辛いけど、覚悟と強みを生かせば大丈夫!
いかがでしたか?
今回は、実際にSEとして約5年間IT企業に勤めた経験をもとに、文系出身でSEが辛い理由をご紹介しました。
SEに限らず、どんな仕事も、慣れるまでは大変だし辛いです。
SEの特徴として、制度面が充実しており、ワークライフバランスがとりやすいといえます。
一方、文系出身でSEになりたい場合は、それなりの覚悟が必要といえます。
また、文系出身としての強みを生かすと、他と差をつけやすいです。
私は、約5年間SEを経験しましたが、「お金より時間を大切にしたい」と結婚後に専業主婦の道を選びました。
しかし、SEとしての経験は現在のブログ運営でも生かされており、働いておいて損はなかったと思っています。
文系出身だからSEを諦めた方がいいというわけでなく、苦労した分、得られるものも多かったと感じています。
本記事が、文系出身でSEに興味を持っている方のお役に立てれば幸いです。
それでは、今回はこの辺で終わります。
最後まで、お読みいただきありがとうございました!
おわり。
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