「高配当株に興味があるけれど、どの株を買えばいいの?」
「初心者でも持ちやすい高配当株を知りたい」
「新NISAで配当金を受け取りながら資産形成したい」
そんな方に向けて、この記事では初心者が長期保有を検討しやすい高配当株を5銘柄紹介します。
私自身、2022年に約80万円から株式投資を始めました。
投資を始めたばかりの頃は、
「株価が上がっているから買ってみよう」
「なんとなくよさそうだから買ってみよう」
といった、今振り返るとかなり危うい買い方をしていました。
実際、投資を始めてわずか1か月ほどで約4万円を損切りしています。
それでも4年間投資を続け、2026年8月時点では資産315万円まで増やすことができました。
もちろん、これは「誰でも同じように資産が増える」という話ではありません。
株式投資には元本割れのリスクがあります。
ただ、4年間実際に株を買ったり売ったりしてきたことで、少しずつ、
「初心者の頃に、こういう株を選んでおけばよかった」
と思うポイントも分かってきました。
そこで今回は、単純に配当利回りが高いだけではなく、
- 配当の安定性
- 増配実績
- 事業の分かりやすさ
- 長期保有のしやすさ
- 業種の分散
などを考えて、初心者向けの高配当株を5銘柄選びました。
そもそも「高配当株」とは?
高配当株とは、一般的に株価に対して受け取れる配当金の割合が高い株のことです。
配当利回りは、簡単にいうと、
年間配当金 ÷ 株価 × 100
で計算できます。
例えば、株価が2,000円で年間配当が100円なら、
100円 ÷ 2,000円 × 100 = 5%
となります。
ただし、ここで注意したいのが、
「配当利回りが高ければ高いほど良い株」というわけではない
ということです。
株価が大きく下落すると、配当金が変わらなくても配当利回りは上昇します。
また、業績が悪化すれば、将来的に減配される可能性もあります。
そのため、初心者が高配当株を選ぶなら、単純な利回りだけではなく、
「その配当を今後も無理なく出し続けられる会社なのか」
を見ることが大切だと思っています。
初心者におすすめの高配当株5選
今回紹介するのはこちらの5銘柄です。
| 銘柄 | 証券コード | 特徴 |
|---|---|---|
| NTT | 9432 | 安定性・連続増配 |
| KDDI | 9433 | 安定配当・連続増配 |
| 三菱HCキャピタル | 8593 | 連続増配・分散された事業 |
| JT | 2914 | 高い配当水準・海外展開 |
| INPEX | 1605 | 高配当・エネルギー関連 |
「とにかく配当利回りが高い銘柄」ではなく、初心者が長期保有を検討しやすいかを重視しています。
① NTT(9432)

まず紹介したいのが、NTT(9432)です。
NTTと聞けば、多くの方が知っている会社ではないでしょうか。
通信サービスを中心に、NTTドコモやデータ通信など、私たちの生活にも身近な事業を展開しています。
NTTを初心者向けだと思う理由
私がNTTを初心者向けだと考える理由のひとつが、事業内容をイメージしやすいことです。
株式投資を始めたばかりの頃は、
「この会社は何で利益を出しているんだろう?」
ということすら分からない場合があります。
その点、通信という身近なサービスを提供しているNTTは、比較的理解しやすい企業だと思います。
さらにNTTは株主還元について、継続的な増配と機動的な自己株式取得を基本方針として掲げています。
2027年3月期の年間配当は1株5.4円を予定しており、16期連続増配となる見込みです。
NTTの魅力
- 身近な通信インフラ企業
- 長期的な増配実績
- 株式分割によって少額から購入しやすくなった
- 配当だけでなく自己株式取得も実施
- 長期保有を考えやすい
特に初心者にとって大きいのが、「配当をもらいながら長く持つ」という投資を考えやすいことです。
もちろん、通信業界の競争や設備投資などのリスクはあります。
「絶対に減配しない」という意味ではありません。
それでも、高配当株を初めて検討する際の候補として、私はNTTをチェックしておきたいと思います。
② KDDI(9433)

次に紹介するのが、KDDI(9433)です。
auを展開している会社なので、こちらも非常に身近な企業です。
KDDIの特徴は、単純な高配当というよりも、
「安定した配当+連続増配」
にあります。
KDDIは2026年3月期に24期連続増配を達成し、2027年3月期には25期連続増配となる年間84円の配当を予定しています。
KDDIの魅力
- 通信という安定した事業基盤
- 長期的な増配実績
- 配当性向40%超を基本とした株主還元
- 株主優待もある
- 通信以外の事業にも取り組んでいる
KDDIは、2026年度の株主優待としてPontaポイントなどを選択できる制度も用意しています。
そのため、
「配当+株主優待の両方を楽しみたい」
という方にも候補になります。
ただし、KDDIは「配当利回りだけで見ると、もっと高い銘柄もある」という点には注意が必要です。
私は初心者の場合、
「配当利回りが高い株だけを探す」より、
「安定して配当を増やしている会社を探す」
という視点も大切だと思っています。
その意味で、KDDIはチェックしておきたい銘柄です。
③ 三菱HCキャピタル(8593)

3つ目は、三菱HCキャピタル(8593)です。
「三菱HCキャピタルって、何をしている会社なの?」
と思う方もいるかもしれません。
三菱HCキャピタルは、リースを中心に、航空機、不動産、ロジスティクスなど幅広い事業を展開しています。
この銘柄の大きな魅力は、長期的な増配実績です。
2026年3月期まで26期連続増配を続けており、2027年3月期には27期連続増配を目指しています。年間配当は51円が予想されています。
三菱HCキャピタルの魅力
- 連続増配の実績が長い
- リースを中心に複数の事業を展開
- 配当性向も一定水準にある
- 高配当株として長期保有を検討しやすい
- 企業としての安定感を確認しやすい
2026年3月期の純利益は1,622億円、2027年3月期は1,600億円を予想しています。
初心者のうちは、
「有名な会社=良い株」
と考えてしまいがちです。
私自身も投資を始めた頃はそうでした。
でも、高配当株を探すようになると、
「知名度はそこまで高くなくても、長期的に配当を増やしている会社」
にも目を向けるようになります。
三菱HCキャピタルは、まさにそんな銘柄のひとつです。
④ JT(2914)

4つ目は、JT(2914)です。
JTは、日本たばこ産業として知られている会社です。
高配当株を調べたことがある方なら、一度は名前を見たことがあるのではないでしょうか。
JTの特徴は、高い配当水準と海外を含む大きな事業基盤です。
JTは2026年12月期の年間配当を242円と予想しています。2025年の234円から増配予定です。
また、JTは株主還元方針として、配当性向約75%を目標としています。
JTの魅力
- 高い配当水準
- 海外にも大きな事業基盤がある
- 配当を重視した株主還元
- 増配実績がある
- 高配当株として知名度が高い
一方で、JTには注意点もあります。
たばこ事業が中心であるため、規制や税制、喫煙者数の変化などの影響を受けます。
また、配当性向が高いため、
「配当が高い=配当が絶対に安全」
というわけでもありません。
そのため、私はJTについては、
「高配当だから買う」ではなく、「事業内容やリスクを理解したうえで長期保有を検討する株」
という位置づけで考えています。
⑤ INPEX(1605)

5つ目は、INPEX(1605)です。
INPEXは、石油・天然ガスなどのエネルギー事業を展開する会社です。
2026年12月期の年間配当は108円を予定しており、2025年12月期の100円から増配予定です。
また、2026年8月には原油価格の上昇やオーストラリアのイクシスLNGプロジェクトの生産などを背景に、通期利益予想を大きく引き上げています。
INPEXの魅力
- エネルギーという重要な分野を手掛けている
- 配当を増やしている
- 比較的高い配当水準
- 資源価格上昇時には業績への追い風になりやすい
- 株主還元にも積極的
ただし、今回紹介する5銘柄の中では、特に値動きや業績変動に注意したい銘柄です。
石油や天然ガスを扱っているため、原油価格や為替などの影響を受けます。
つまり、
「高配当だから安定している」とは限りません。
INPEXの場合は、
「資源価格によって業績が変わる会社」
ということを理解してから購入を検討したいところです。
5銘柄を比較してみました
今回紹介した5銘柄を、初心者目線で比較すると以下のようになります。
| 銘柄 | 安定性 | 増配期待 | 配当水準 | 初心者向け |
|---|---|---|---|---|
| NTT | ◎ | ◎ | ○ | ◎ |
| KDDI | ◎ | ◎ | ○ | ◎ |
| 三菱HCキャピタル | ◎ | ◎ | ○~◎ | ◎ |
| JT | ○ | ○ | ◎ | ○ |
| INPEX | ○ | ○ | ◎ | ○ |
私なら、初心者が最初に見るなら、
NTT・KDDI・三菱HCキャピタル
あたりから企業研究を始めます。
理由は、単純な配当利回りだけではなく、「長く配当を受け取りながら保有できるか」を考えやすいからです。
一方、
「多少の値動きがあっても、より高い配当を狙いたい」
ならJTやINPEXも候補に入ってきます。
高配当株を選ぶときに「配当利回り」だけを見ない理由
高配当株を探していると、
「配当利回り5%!」
「配当利回り6%!」
という銘柄が目に入ってきます。
私も投資を始めた頃は、
「5%なら、100万円投資したら年間5万円もらえるのでは?」
と考えていました。
計算上はそうですが、ここには大きな落とし穴があります。
例えば、業績が悪化して株価が大きく下がった結果、配当利回りが高く見えているケースがあります。
さらに、その後に減配されれば、期待していた配当金を受け取れなくなる可能性もあります。
だからこそ、私は高配当株を見るときに、「① 配当利回り」だけでなく
- ② 過去の配当推移
- ③ 配当性向
- ④ 業績の安定性
- ⑤ キャッシュフロー
- ⑥ 今後も利益を出せそうな事業なのか
を見るようにしています。
初心者が高配当株を選ぶときの5つのポイント
高配当株は、たしかに魅力的です。しかし、選ぶときに注意したいポイントもあります。
① 配当利回りだけで選ばない
一番大切なのはこれです。
「配当利回りが高いから買う」ではなく、
「なぜこの会社は高い配当を出せるのか?」
を考えてみます。
ー高い利益を出しているから?
ー長期的に安定したキャッシュを生み出しているから?
ーそれとも、単純に株価が下落して利回りが高く見えているだけ?
この違いを確認するだけでも、銘柄選びはかなり変わります。
② 増配実績を確認する
初心者にとっては、現在の配当金だけでなく、
「過去に配当を増やしてきたか」
も重要だと思います。
例えばNTTやKDDI、三菱HCキャピタルのように長期的な増配実績がある会社は、
「株主に継続的に利益を還元する」
という姿勢を確認する材料になります。
もちろん、過去に増配していたからといって、将来も必ず増配するわけではありません。
それでも、私は初心者の方にはチェックしてほしいポイントだと思っています。
③ 配当性向を見る
配当性向とは、
会社が稼いだ利益のうち、どのくらいを配当に回しているか
を見る指標です。
例えば、利益100億円の会社が50億円を配当に使っていれば、配当性向は50%です。
配当性向が低ければ必ず安全、高ければ必ず危険というわけではありません。
業種によって適正な水準も違います。
ただ、
「利益のほとんどを配当に回している」
ような会社の場合は、業績が悪化したときに減配リスクが高くなる可能性があります。
そのため、配当利回りと一緒に確認しておくと安心です。
④ どんな会社なのか理解する
これは、私自身が投資初心者の頃にもっと意識すればよかったことです。
「高配当株ランキングで上位だったから。」
「SNSでおすすめされていたから。」
という理由だけで買うのではなく、
「この会社は何をして利益を出しているの?」
と一度考えてみてください。
NTTなら通信。
KDDIなら通信・金融・エネルギーなど。
JTならたばこなど。
INPEXなら石油・天然ガスなど。
会社の事業内容が分かれば、株価が下がったときにも、
「なぜ下がっているのか?」を考えやすくなります。
⑤ 1銘柄に集中しない
高配当株投資を始めると、
「この株が一番良さそう!」
と思って、1銘柄に資金を集中したくなることがあります。
しかし、これは初心者ほど注意したいところです。
例えば、
- 通信会社だけ
- 銀行だけ
- 商社だけ
- 石油会社だけ
というように、同じ業種ばかりに投資すると、その業界全体が不調になったときに大きな影響を受けます。
今回紹介した5銘柄も、
NTT・KDDI=通信
三菱HCキャピタル=金融・リース
JT=たばこ
INPEX=エネルギー
というように、事業内容が異なります。
高配当株を複数保有するなら、業種を分散することも意識したいところです。
新NISAで高配当株を買うのはどう?
高配当株投資を考えるなら、新NISAも選択肢のひとつです。
新NISAでは、一定の条件のもとで投資による利益や配当などを非課税にできます。
特に、
「長期で株を保有して、配当金を受け取り続けたい」
という方とは相性を考えやすい制度です。
ただし、NISAだから絶対に利益が出るわけではありません。
株価が下がれば含み損になることもありますし、企業が減配する可能性もあります。
そのため、
「NISAだから安心」ではなく、「長期保有したいと思える会社をNISAで買う」
という考え方が大切だと思います。
新NISAについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
→「新NISAとは?初心者向け解説」

私が初心者の頃に知っておきたかったこと
私が株式投資を始めた2022年は、今よりもさらに知識がありませんでした。
PERやPBRなどの投資指標を覚え、「これで株を選べるようになった!」と思っていた時期もあります。
でも、実際には、
指標だけでは株式投資はできませんでした。
業績を見る。
配当を見る。
会社の事業を見る。
株価を見る。
そして、自分がなぜその会社を買うのかを考える。
こうしたことを少しずつ経験していきました。
最初の頃は、株価が下がるだけで不安になり、
「これ以上損をしたくない」
という気持ちから売ってしまうこともありました。
実際、投資開始から1か月ほどで約4万円を損切りしています。
でも、失敗したからこそ、
「株価だけを見るのではなく、会社を見る」
という考え方に変わっていきました。
高配当株は「買ったら放置」ではない
高配当株というと、
「買ってしまえば、あとは配当金をもらうだけ」
と思うかもしれません。
でも、私はそうは考えていません。
長期保有を前提にしていても、
- 業績が大きく悪化していないか
- 配当方針が変わっていないか
- 大幅な減配が発表されていないか
- 事業環境が変化していないか
などは定期的に確認したいところです。
私自身も、株式投資を4年間続ける中で、
「買ったときは良いと思っていたけれど、状況が変わった」
という経験をしています。
だからこそ、
「長期保有=何も考えずに永久保有」ではない
と思っています。
初心者なら、いきなり5銘柄全部買う必要はありません
ここまで5銘柄紹介しましたが、
「じゃあ全部100株ずつ買おう!」
とは考えなくて大丈夫です。
むしろ、株式投資を始めたばかりなら、最初から大きな金額を投入する必要はありません。
私自身も、最初は約80万円から始めました。
そして、最初の1か月で約4万円を損切りしています。
もし最初から大きな金額を入れていたら、精神的にかなりきつかったと思います。
初心者の場合は、
「少額で買って、実際に株を保有してみる」
という経験も大切です。
株価が上がったとき。
株価が下がったとき。
配当金が入ったとき。
決算が発表されたとき。
こうした経験を実際にすることで、少しずつ株式投資が分かるようになっていきます。
まとめ|初心者は「高配当」だけでなく「長く持てる会社」を選ぼう
今回は、初心者におすすめの高配当株として5銘柄を紹介しました。
| 銘柄 | 証券コード | 特徴 |
|---|---|---|
| NTT | 9432 | 安定性・増配 |
| KDDI | 9433 | 安定配当・連続増配 |
| 三菱HCキャピタル | 8593 | 長期連続増配 |
| JT | 2914 | 高配当・海外展開 |
| INPEX | 1605 | 高配当・エネルギー |
私が株式投資を始めた頃は、「どの株を買えば儲かるのか」ばかり考えていました。
でも、4年間続けてみて感じるのは、
「どの株が儲かるか」よりも、「自分が納得して長く持てる会社か」を考えることのほうが大切
ということです。
高配当株投資でも、「利回りが5%だから買う」だけではなく、
「この会社は何をしているのか?」
「今後も利益を出せそうか?」
「配当を維持・増配できそうか?」
と考えてみてください。
私自身、最初は失敗ばかりでした。
それでも、少しずつ学びながら投資を続けたことで、2026年8月時点では、元手80万円から資産315万円まで増やすことができました。
もちろん、これからもすべての投資がうまくいくとは思っていません。
だからこそ、焦らず、無理のない金額から始めて、少しずつ経験を積んでいきたいと思っています。
高配当株投資も、短期間で大きく儲けることを目指すのではなく、配当を受け取りながら長く資産形成を続ける方法のひとつ。
まちゃりさこれから株式投資を始める方の参考になれば嬉しいです。








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