こんにちは、まちゃりさです。
本記事では、BS朝日「ウチ、”断捨離”しました!」2025年3月11日放送回(第252回)の内容・感想をまとめます。
今回は、妻を失ったおやじ、覚悟の断捨離物語です。
今回の放送回のポイントを、3点でまとめました。
- 妻の遺品(ウィッグ)をきっかけに・・・
- 物を分類するなら3つまで!
- 捨てがたいのは家、離れがたいのは土地、断ちがたいのは家族
↓<過去放送年>の内容・感想は、こちらからチェックしてください。
- 2021年
- 2022年
- 2023年
- 2024年
- 目的・悩み別
それでは、どうぞ!
妻を失い…傷だらけの熱血おやじ 築250年の屋敷との別れ

今回の出演者は、茨城県かすみがうら市にお住まいの、狩野平左衛門岳也(かのうへいざえもんたかや)さん(60歳)です。
ご先祖が水戸藩士!歴史ある家にお住まいです。
県会議員として働く一方、ご自宅で鍼灸マッサージもされています。
9LDKの家に、現在一人暮らし。3人の子供はすでに独立しています。
家は、30年前にリフォーム。住みやすい家になっています。
歴史を感じる部屋もありますが、古い物には全く興味がなく価値があるのかも知らないとのこと。
ほぼ空っぽの部屋もあり、どの部屋もよく片付いています。
しかし、問題の部屋はありました。それは、ダイニングキッチン。
物が出しっぱなし。物で溢れかえっている状態。
来客があると手あたり次第物を移動させるから、ごちゃごちゃになる。
その場しのぎで移動させるから、どこに何があるかわからないありさまです。
こうなってしまった切ない理由は、最愛の妻を亡くしたこと。
妻の智子さんは、1年前にがんで亡くなりました。
いつも笑顔を絶やさず、太陽のような存在だったと言います。
余命先刻から2年、58歳の若さで亡くなりました。
それ以来、岳也さんは抜け殻のようになり、家の中はすさんでいきました。
鍼灸マッサージを行う治療室も、現在、患者さんを迎える体をなしていない状態。
仕事をする気にもなれず1年を過ごしてきた岳也さんですが、今回の断捨離で「暮らしを変える」ことを妻に誓います!
さて、今回はどのような断捨離になるのでしょうか?
断捨離スタート!止まった時間を動かす

やましたさんが訪問し、部屋を一通り確認します。
250年の歴史に感銘を受けたよう。
しかし、部屋に置きっぱなしだった、智子さんのウィッグを見て「処分すべき」と話します。

奥様の遺品、遺品というか忘れ物

(ウィッグは)病気だから必要だった物
智子さんは好きでウィッグを付けていたわけではない。
それを「思い出の品のようにとっておいてはいけない」とやましたさんは言います。
この言葉に、岳也さんは涙。そして、何かがすとんと腑に落ちたみたい。
断捨離スタート

まずは、智子さんのウィッグから。
紙袋に入れ、紙袋ごと思い切って処分することにしました。
そして、かつて智子さんが愛用していたトースターも手放します。
岳也さん、まったく手を付けられなかったのが嘘のよう。
ウィッグを処分したことで気持ちが切り替わったみたいです。
どうすれば?物の分類
続いて、収納ケースの中身。
分類するための収納ケースなのに、その仕分けが一切意味をなしていません。
やましたさんは、分類についてコメント。

私たちの頭の中は1つ、2つ、3つまでわかる。4つ以上になるとたくさんになる

たくさんの種類の物を細かく分けようとするのは無理
ということで、断捨離のコツ!
断捨離のコツ
物を分類するなら3つまでと決める
無理して細かく分けないのが分類の極意!
判断を保留した物はひとまずテーブルの上に置いていきます。
ここで、やましたさんが見つけてきたのが、カゴ。
まずは、お菓子系、食料系と分類してカゴの中へ入れていくことに。
おおざっぱな分類でOK。
書類はひとまとめにし、それ以外は別のケースに入れました。
こうして、判断を保留した物は3種類に分けることに成功!
断捨離のコツ
判断保留した物は3つに分けて、スキマ時間に取り組む
断捨離開始から、3時間経過。
部屋はきれいさっぱり。テーブルの上も片付き、落ち着いて食事できそう!
悲しみに暮れた部屋からようやく抜け出すことができました。
岳也さん、見える風景も変わってきたみたい。
この断捨離が大きな転機に!これから、人生最大ともいえる岳也さんの決断を目の当たりにします。
断捨離開始から、4日後。:旧家の跡継ぎになって

岳也さん、なんと、ダイニングの壁に取り付けてある収納棚を処分し始めました!
ほかの収納も次々と取り外していきます。
岳也さんはやる気を取り戻していました。
「愛する妻はもういない」その現実を受け入れ、今を生きようと前向きな気持ちになっていたのです。
岳也さんは、水戸で生まれ、東京で育ちました。
農業に興味があり、東京農業大学に進学。
新興国にわたって、農業を指導していました。
が、突然親戚から「狩野家を継いでほしい」と話があったのです。
27歳で跡を継ぎ、親戚が住んでいたこの家に暮らすことに。
県会議員、介護施設経営などに携わり。
農業がしたかった岳也さんにとって、必ずしも本意ではありませんでした。
そこで悩んだときに支えてくれたのが、家を継いだ直後に結婚した智子さんでした。
心の支えを失った、この1年。
この日、棚を処分して、自ら退路を断っていく。
「後戻りしない」という覚悟が表れていました。
そして、岳也さんにはある決意が。
その胸の内は、「先祖代々受け継がれてきたこの家と土地を手放す」こと。
それはいったいなぜなのでしょうか?
断捨離開始から、2週間後。:250年…先祖から受け継いだ物

岳也さんが引き継いだものは、家だけでなく、広大な土地や山林までわたります。
しかし、「僕の代で始末をつけたい」と話す岳也さん。
土地を管理する手間に加え、相続税。家の”かやぶき屋根”を変えるだけでも一千万円の費用がかかります。
子供たちに継がせるには負担が大きすぎる。
「自分の代で断ち切っていいのか」という迷いはありましたが、断捨離に取り組むうち、迷いが決意へと変わっていきました。
問題発生!悪癖ふたたび
決意に溢れていた岳也さんでしたが、、、気付けばダイニングテーブルの上には物が。
キッチンも調味料が出しっぱなしになっていました。
断捨離最終日。:家族のつながりを力に

智子さんの一周忌が終わりました。
家にいたのは、姉の知世さん。次男の弁慶さん。そして、恋人のあけみさん。
3人が助っ人に駆け付け、4人がかりで一気に片付けようという作成!
岳也さんが棚に押し込んでいた物をどんどん処分していきます。
家族は、先日の一周忌で、岳也さんが本気で変わろうとしていることを知ったのです。
そう、棚を処分したことに家族は驚き!
断捨離は、いよよラストスパート!
キッチンの物を次々処分していき、みるみるうちに片付いていきます。
キッチンもぴかぴかに磨きあげられました。
見事、ダイニングも明るさを取り戻しました!
番組を観ての感想


止まっていた時間を動かすことに成功!
妻を失った岳也さんの断捨離でした。
心の支えを失ったこと、相当お辛かったと思います。
よく一歩を踏み出されたなと、その勇気に励ましをもらいました。
そして、見事に止まっていた時間を動かすことができていました!
さらには、断捨離で新たな決意も。
今回、印象に残った1つ目は、
まずはウィッグを処分するようにやましたさんが言ったこと、です。
ウィッグを処分したことで、岳也さんの気持ちが吹っ切れ、次々と物を処分することができていました。
印象に残った2つ目は、たかやさんが壁に取り付けていた棚ごとを処分したこと。
まさかそこまで!と驚いた方も多かったのでは?
余計な収納があれば、そこに物を溜め込んでしまう。
悪い癖を断ち切るために、あえて棚を外して決意を示していました。
行動するなら、すぐに行うことが大切です。
後回しにしていくと、だんだんと「まぁいっか」という気持ちになってきます。
決めたときに”すぐ始めること、手を付けること”がとても重要!
私もつい後回しにしてしまう癖があり、意識しているポイントです。
まとめ

いかがでしたか?
今回は、妻を失ったおやじ、覚悟の断捨離物語でした。
最後にやましたさんは、こう締めくくります。
岳也さんの断捨離は、まさに人生の断捨離。
「すごい覚悟をもっていた」と話し、

捨てがたいのは家、離れがたいのは土地、断ちがたいのは家族
この一番難しい課題に挑戦し、「人生の大きな決断をなさった」と話しました。
そして、「断捨離で元の自分に立ち返る」きっかけとなったと振り返ります。
本来自由な生き方をする岳也さんに対して、
「軽くなってどこにでも飛んでいってください」と話し、「それが岳也さんらしい生き方になる」と締めくくりました。

断捨離でもっとも難しい課題にチャレンジされ、結果を出した岳也さんの断捨離でした!とてもかっこよかったです。
それでは、来週もお楽しみに!
おわり。
↓ ↓ ↓
↓<過去放送年>の内容・感想は、こちらからチェックしてください。
- 2021年
- 2022年
- 2023年
- 2024年
- 目的・悩み別
「ウチ、”断捨離”しました!」とは?
「ウチ、”断捨離”しました!」は、毎週月曜日の夜8時からBS朝日で放送中の番組です。
2022年10月より、毎週火曜日の夜9時からにお引越ししました。

断捨離提唱者の「やましたひでこ」さんが、片づけられない!捨てられない!家族の元を訪れ、一緒に断捨離を行っていくドキュメンタリー番組です。
「ウチ、”断捨離”しました!」見逃し回を見るには?
放送終了後、以下のサービスで無料配信されています。(最新話のみ)
▼番組公式本はこちら
コメント