こんにちは、まちゃりさです。
本記事では、BS朝日「ウチ、”断捨離”しました！」2023年3月7日放送回（第156回）の内容・感想をまとめます。
今回は、スペシャル放送回！貧しかった過去と向き合い、脱出する断捨離物語です。
今回の放送回のポイントを、3点でまとめました。
- 居場所がなかった過去。自分の家にマーキングをしすぎた結果・・・
- 「自分を認めてほしい」欲求が服を捨てられない原因に
- まず理想の空間を作る。その後で入らない物をどうするか考える
放送回の内容・感想は、以下の記事からチェック！
それでは、どうぞ！
2時間スペシャル！離婚寸前タレントママ、貧しかった過去から大脱出！
今回はスペシャル放送回！
出演者は、愛知県名古屋市の1軒家にお住まいの、映美さん（※以下、「エイミさん」とします）です。
夫・ともたかさん（４８歳）と、中高生の女子2人、小学生の男の子の5人で暮らしています。
3階建ての3LDKの家のリビングは、よく片付いています。
「押し込んでる系」です
普段から断捨離に頑張っているけど、まだまだ物が多いみたい。
エイミさんのお仕事は、ローカルタレント。これまでラジオのDJやイベントの司会など、さまざまな仕事をしてきました。
仕事で使う衣装は、大量。
1階の夫婦の寝室のクローゼットは、エミさんの服が独占してしまっています。
ベットの下にも衣装ケースがたくさん。
洋服以外にも、子供たちが作った作品は捨てられません。
幼稚園の年中行事で使ったものや、小テスト、お便りー。全て残していました。
夫のともたかさんは、「限界ですね」とコメント。
子供たちは、「（断捨離できる）想像はできない」とのことですが・・・。
さて、今回はどのような断捨離になるのでしょうか？
断捨離スタート！：やましたさん、困惑・・・収納いっぱいの家
やましたさんが訪問し、問題の場所を見て回ります。
エイミさんの家は、とにかく難しそう。やましたさんは、頭を悩ませます。
理由は、”全て思い出があり、捨てたくないものだから”。
今は一応収まってる、でも何とかしようと思ったら家中大混乱になるのが目に見えている
どこから手をつけるべきか悩むやましたさん。
どこもかしこも物が詰まっていて、空いたスペースがまったくありません。
このまま断捨離を始めれば、大混乱に陥るに違いない。
やましたさんも、ほとほと困った様子。
まず物を減らし、それぞれが自分の物を減らしていくお稽古をするか
「収納の中身を減らし、地道にスペースを作る」という作戦。
しかし、やましたさんが心配していたのが、エイミさん。
なぜそれだけ過去の思い出にまつわる物をこうまでして取っておく？
そう言われ、エイミさんは、涙が止まらなくなってしまいました。
一度座って、ゆっくり話を聞くことに。
私は小さい頃親がいないんですけど亡くなって、自分の物が何もない。だから捨てられないのかな
エイミさんは、3人姉妹の末っ子。小学2年のとき、病気で母を亡くします。その後、父親も帰ってこなくなり、貧しい暮らしを余儀なくされた過去がありました。
その寂しい気持ちが埋められたとしたら、もう手放せるのか？
癒されたら絶対捨てられるわっていう自信はない
やましたさんは、他にも捨てられない理由があるんじゃないかと掘り下げていきます。
この家に引っ越してきたときを思い出せる？とやましたさん。
こんなに家に帰りたいって気持ちを持ったことなかったんですよ
ずっと居場所がなかったんだよね
やましたさんは、エイミさんの心の奥の気持ちにたどり着きます。
ようやくできた自分の居場所。エイミさんは、自分の居場所だと示したくてマーキングした。
しかし、マーキングをしすぎれば、家族関係が壊れてしまい、また自分の居場所を失うことになる・・・。
安心してほしいのは、もう居場所は手に入れている
「それ以上執着しなくてもエイミさんの居場所なんだから」と思えたら、物とはお別れできる
やましたさんの言葉に、エイミさんは大きくうなずきます。
目標が見えてきたところで、いよいよ断捨離開始！
家族総出で空間を確保！
断捨離を始める前に家族を集め、作戦を伝えます。
役割分担は次のとおり。
- エイミさん⇒洋服の点検（1階の寝室）
- パパ（ともたかさん）⇒2階のリビング
- 子供たち⇒3階の子供部屋
やましたさんは、エイミさんに寄り添ってサポートすることにします。
「もう着ないかも・・・」と言いつつ、手放す決断ができないエイミさん。
しかし、ようやく1着処分できたところで、立て続けに手放す決断ができるように。
決断ができなくても諦めず、何度も繰り返して慣れることが大切。
今は少しずつでいいよ
エイミさんが捨てられない理由は他にも。
子供が着られるかなとか思ったりしちゃう
「あなたお古で我慢しなさい」って言ってるのと同じだよ
子供たちに同じ思いをさせたいのか？と問われると、「じゃあ捨てます」とエイミさん。
お古で感じた劣等感を子供には味わわせたくない、と前に進みだました。
卒園してから10年が経ちますが、幼稚園で使っていたお弁当箱は捨てられないと全て取ってありました。
「ここまでなったのは、妻1人のせいじゃない」「みんなで一緒に変えられればいいな」
以前は、エイミさんの溜め込みを容認していた夫。
しかし、コンビニでやましたさんの本に出会ってから思考が変わりました。
これまで自分の物は断捨離し、ほぼ整理が終わっていると言います。
断捨離には慣れたものでスムーズに物を整理していきます！
3階では子供たちが、クローゼットのおもちゃを断捨離中！
自分たちで断捨離するのは初めての経験で、「いる・いらない」の判断がうまくつけられない様子。
しかし、進めていくうち、判断の基準がわかってきたみたい。
数時間断捨離した結果、クローゼットにぎっしりと入っていたおもちゃがずいぶん減りました。
エイミさんは、まだ寝室で服と格闘していました。
「残す」方が圧倒的に多いみたい。
くたびれた服はさようならできるのですが・・・。
「気持ちよい空間を作るのが目的」「過去に生きたいのか今を快適に暮らしたいのかどっち？」
そこを決めるのは、エイミさん自身。
やましたさんとしては、今を快適に暮らしてほしいと伝えました。
“捨てられない”ではなく“捨てたくない”
皆の断捨離がひと段落したところで、さらなるレッスン！
2階のリビングの書類に取り掛かります。もうひと頑張り！
書類は、ただ突っ込んであるだけの状態でした。
やましたさんは、思わず言葉を漏らします。
「白状していい？今までで一番難しいウチ」「捨てられないんじゃなくて捨てたくないんだから」
「どうやって捨てたらいいかわからない」ではなく、「捨てたくない」という思いの方が圧倒的。
常にその意識が付きまとっているために、そこが変わらない以上は、前に進めないと伝えます。
結局、明らかに不要な郵便物だけを処分して、棚2段分を整理しました。
まだまだ、道のりは長そうです・・・
エイミさんが物への執着から解き放たれるためには、自分の居場所への安心が不可欠です。
しかし、断捨離で夫婦の修羅場が訪れることに！
断捨離開始から、3日後：タレントママ 断捨離迷走
断捨離開始から3日後。
この日、エイミさんは、子供たちの思い出ファイルに手を付け始めました。
小学校の配布物、テストに習字の作品・・・。
しかし、どれもこれまで見返すことはありませんでした。
何のためにとってあるんだろう
何かを感じたのか、子供たちのテストはいい点数の物だけ写真に収めて処分することに。
「捨てたくない」という気持ちと戦いながら、一歩ずつ進んでいきます。
途中でくじけないように、エイミさんは、、、
自分を奮い立たせるために投稿しました
YouTubeに、”1日5分習慣化”として、毎日断捨離の様子をアップすることにしたのです。
断捨離開始から、3週間後：パパの秘策でクローゼットは？
休日、子供たち3人に集まるよう声をかけ、1階の寝室へ。
パパは、寝室のママの服を2階のリビングに運ぶよう指示。
さらに、クローゼットの服を全てリビングへ。
3人で（捨てる）ジャッジまでして、パパと息子で1階に運び直す
娘2人の力を借りて、服を減らそうという作戦です。
しかし、強引な指示に、娘2人はとまどっています。
ママの服のことだから分からない・・・
とりあえずこの場は女子に任せて、パパは退散。
心配していたとおり、「残す」方に服が積みあがっていきます。
仕事の衣装は問答無用で残そうとするママ。
仕事の衣装は、1着たりとも手放そうとしません。
しかし、見かねた娘たちは、
「ここらへん着てなくない？」
「ダサい ママには似合わなさそう」
と、説得。すると、少しずつ仕事着も手放せるように。
娘たちに言われると、心が揺れるみたい。
3時間かけて大量の服と向き合った結果、処分するものが一山くらいになりました。
作業終了の知らせを受けて、パパがチェックをしに降りてきました。
しかし、この量ではまだ1階の寝室に夫婦の服を収めることが難しそう。
でも寝室のクローゼットに私（の衣装）と、ともさんのスーツ結構無理あるよね
無理があるけどまずやってみてからだって。だって一人（の服）も無理なんだもん
今は、パパの服がしまえずに、長女の部屋に置いてある状態。
この先、ママの服が多いために子供たちの服を買ってあげられなくなるのは嫌でしょう？とパパ。
それでも、ひとまずは残した服を元に戻すことに。
何も変わっていない
ともたかパパの作戦は、玉砕に近いものとなりました。我慢は限界に達したみたい。
でも服はこれ以上は（断捨離）できない
「もう20日間は立っている、正直20日間の進み具合ではない」
「もうちょっと本気でやらんと そうしないと終わらないよこれ」
根本的に何かを変えないといけないのに拒絶している
エイミさんは、この言葉にいったん引き下がりますが、スタッフには本音を打ち明けます。
やっぱり衣装は衣装だからそこだけは曲げてはいけない。そこは私は譲れないかなと思いますね
洋服はいわば商売道具なので、手放すことができないという主張。
ともたかさんは、「たぶん無理っすね」と諦めムード。
その後、エイミさんは一切洋服には手をつけず、時間だけが流れていきました。
番組スタッフは、「このままではいけない」と、やましたさんにもう一度エイミさんと話をしてもらうことにします。
断捨離開始から、1ヶ月後：ママの変化 服に再び向き合う
断捨離開始から、1ヶ月。オンラインでやましたさんに現状報告をすることにします。
なぜ大量の洋服が捨てられないか
やましたさんなりの分析は、「自分の今までの仕事これからしていくだろう仕事への執着」。
つまり、仕事への執着が邪魔しているということ。
エイミさんにとって、“洋服＝仕事”。
自分の表現することを損なわれるような行為だと思うから、ハードルが高いと話します。
評価されることによって自分自身を保ちたいという思いがある。
仕事に必要な“服”は、絶対条件。それを捨てろと言われるのには、すごく抵抗がある。
では、なぜそんなに評価されたいのか？もう一段掘り下げていきます。
本当に今の仕事好き？エイミさん自身が他者評価を受けたいという欲求の方が強いと思う
貧しい暮らしを余儀なくされた末、大人になって、自分を認めてほしいという激しい心の渇きがあったと分析。
エイミさんは、やましたさんと話しながら気付きます。
私が今回思ったのが旦那さんに褒められたいんだな
「旦那さんと2人でいい関係を築きたい」という思いが根底にあったことに気付きました。
これに、やましたさんは、
「過去なんて忘れていけばいいの、新しい未来が待っているんだから」
「未来は希望でいっぱいなんだから、新しいことでいっぱいなんだから」
と励まします。
やましたさんとオンラインで話をした後、エイミさんついに動き出しました。
寝室のクローゼットから自ら袋をかかえ、2階のリビングへ。
「もうこれ以上は減らさない」と断言していた洋服に、もう一度向き合うことにしたのです。
衣装ケースは3箱！ここから1箱まで減らすことを目指します。
どうにか理由を見つけて、何とか服を減らしていきます。
やましたさんと話して、気付いたこと。
それは、夫に褒められたいという強い思いでした。
1枚ずつ悩みながら、2袋分の服を処分。
目標には届きませんでしたが、それでも、衣装ケース1箱を空にできました。
この日、夫は仕事で出張中。写真を撮って断捨離の成果を報告することに。
不安そうに待つこと5分ー。
よくできました💮
と返信が。するとエイミさんの口から、
「エンジンかかってきましたね」
「これもう捨てられるなって、今の私なら」
旦那さんから花丸をもらっただけで、こんなに変われるんだ！
断捨離開始から、2か月後：強力な助っ人登場で寝室大改造！
しかし、ここで新たな悩みが生まれます。
エイミさんの服、前に比べて格段に減ったのですが、部屋の雰囲気が変わらず、行き詰ってしまいました。
ここで、強力な助っ人が送り込まれることに！
断捨離トレーナーの1人、宮本美智代さん。（⇒宮本さんが登場した過去放送回は、こちら）
人呼んで、なにわのスッキリ番長！
さっそく問題の寝室へ。
この寝室をどういう寝室にしたかった？
「アリエルの寝室にしたい」と答える、エイミさん。
「しましょう」と話す、宮本さん。
まずは、空間を作ろうと提案する、宮本さん。
空間を改めて見てみると、ロマンチックなお姫様の寝室に似つかわしくない物がちらほら。。。
例えば、扇風機や掃除機・・・・。
1回作ってみて、戻すなら戻すでいい
作ってみて、入らない物をどうするかは後で考えよう！
さあ、長年夢見ていたお姫様の寝室にリニューアル開始です。
季節はずれの扇風機、掃除機は、一度外へ出します。
そして、ベッドを真ん中に移動。
ベッドについていた天蓋は宮本さんの提案で、一度外してみることに。
お姫様の雰囲気がなくなっちゃいそうだけど、大丈夫かな？
外してみると、確かにスッキリ。そして、部屋の印象が格段に明るくなりました。
エイミさんも、案外気に入ったみたい。
「この部屋には、（天蓋は）圧迫感があったのかなって」
「このスタイルも楽しんでみようかなって思います」
こんなに部屋広いんだっていうのを感じられたのが新鮮でよかった。
快適な暮らしを手に入れるまで、あと一歩のところまで来ています！
おわりに。支え合う夫婦 最後の一歩
残るはエイミさんのひと踏ん張り。洋服をもう一度絞り込みます。
何度も悩んで残してきた服を、身を切るように手放していきます。
ともたかさんも、エイミさんも互いのことを想い合っていたことがわかりました。
番組の放送はここで終わり。
断捨離初日からはじめたYouTubeの動画投稿では、1日5分の断捨離を続けていくと宣言。
過去なんて忘れられる！未来は希望が溢れる白紙！
番組を観ての感想
夫婦がお互いを思い合う姿に感動！今や未来に向き合うことの大切さを教えられた。
エイミさんの壮絶な過去。
そこに寄り添う、夫・ともたかさん。
夫婦がそれぞれを思い合う姿に感動しました。
そして、今に目を向けていくことの大切さを思い知りました。
断捨離では、まず、過去に囚われている事実に気付くことから始まります。
捨てられないには、必ず理由がある。
一番大事なのは、奥底の気持ちと向き合っていくことだと強く思わされました。
まとめ
いかがでしたか？
今回は、貧しかった過去と向き合い、脱出する断捨離物語でした。
最後にやましたさんは、こう締めくくります。
過去を手放し、未来の希望をつかむ
エイミさん自身、物を持っていること自体が自分の表現につながると思っていた。
自分を信じていないから、物への思い入れが強くなってしまっていた。
思い出に思いを寄せすぎた結果、新たな人生の完全なブレーキとなっていた。
断捨離で、見た目の変化はあまりなかったが、ご主人の思いが伝わっていくきっかけとなった。
これから、徐々に変わっていくと思う。
と話しました。
断捨離をきっかけに、なぜ物へ執着していたのか？その原因がわかりました。お互いを思い合える夫婦は、これから間違いなく良い方へと変わっていけるはず！
それでは、来週もお楽しみに！
おわり。
↓ ↓ ↓
放送回の内容・感想は、以下の記事でまとめています。
「ウチ、”断捨離”しました！」とは？
「ウチ、”断捨離”しました！」は、毎週月曜日の夜8時からBS朝日で放送中の番組です。
2022年10月より、毎週火曜日の夜9時からにお引越ししました。
断捨離提唱者の「やましたひでこ」さんが、片づけられない！捨てられない！家族の元を訪れ、一緒に断捨離を行っていくドキュメンタリー番組です。
「ウチ、”断捨離”しました！」見逃し回を見るには？
放送終了後、以下のサービスで無料配信されています。（最新話のみ）
▼番組公式本はこちら
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