こんにちは、まちゃりさです。
「あれもこれもやりたいと思っているが、なかなかできない」という悩みを持っていませんか?
結論から申し上げますと、できないものは「できない」です。何かを諦めてください。
今回の記事では「諦める力 勝てないのは努力が足りないからじゃない [ 為末大 ]」の内容をもとにあれもこれもやりたいと「諦めない」姿勢が幸せを遠ざけてしまう理由をお伝えしていきます。
仕事も家庭もどちらも諦めたくない!という気持ちはわかりますが、できないものはできないということです。
諦めない姿勢が幸せを遠ざけてしまう理由を、著書の内容をもとに解説していきます。
それでは、どうぞ!
●本の紹介
本の内容について
世間一般的に、「諦める」という言葉は、マイナスの意味で使われることが多いです。
しかし、為末氏は「諦める」には「自分の才能や能力、置かれた状況などを明らかにしてよく理解し、今、この瞬間にある自分の姿を悟る」と意味として捉えています。
「諦める」ことは、「終わる」「逃げる」の意味ではないというのが、この本の主張です。
この本の中で、気になった主張は5つありました。
1.確かな自分はどこにもいない。よって、世間そのものが「不確か」である
2.日本では「人生の選択」機会が非常に遅いために、決められない人を生む
<関連記事>「決められない」には理由があった!日本教育に潜む問題を解説【著書】
3.あれもこれもと「諦めない」姿勢が幸せを遠ざける原因になる
4.手放したものの数で成功を測るべきである
5.生きていくためのサイズを小さくすれば、やらなければならないことが減っていく
今回の記事では、3つ目の主張”あれもこれもと「諦めない」姿勢が幸せを遠ざける原因に”について執筆していこうと思います。
「諦めない」姿勢が幸せを遠ざける
自分にとっての高みを目指すため、気付けばあれもこれもと「諦めない」姿勢でいることがあります。それ自体は、決して悪いことではありません。
しかし、当然すべてを実現することはできません。
何を優先とするかを決めておかないと、できない自分への不満ばかりが溜まってしまいます。
仕事と家庭はトレードオフ
最初に、本の一部を抜粋します。
賛否両論あると思うが、突き詰めていけば仕事と家庭はトレードオフだ。一日の時間は限られていて、仕事と家庭に同じ時間を割くことは無理である。
諦める力 勝てないのは努力が足りないからじゃない [ 為末大 ]
実は、まちゃりさ自身は、2020年の12月に新卒で約5年勤めていた会社を辞めました。
辞めた理由は様々ありますが、理由の1つに、仕事と家庭を両立したいというのがありました。
そんなこと甘えだ!と言われるかもしれませんが、事実です。
せっかくの人生だから、やりたいようにやればいいと思うのです。
まちゃりさ自身は、仕事に割く時間を家庭に回したいと思ったので、「会社を辞める」という選択をしたにすぎません。
筆者の言う通り、仕事も諦めないし子育ても諦めない・・というスタンスでいれば、いずれどこかで息詰まることは容易に想像ができました。
「諦める」選択
「諦める」という選択は、自分と向き合い、今の自分はどちらを優先したいのかを決めることと同意だと思います。
「今自分はどちらを優先したいのか」を自覚していないと、自分への不満ばかりが溜まる
諦める力 勝てないのは努力が足りないからじゃない [ 為末大 ]
「仕事もしたいのにできない」「子育てもきちんとやりたいのにできない」このような発想でいる間は、つねに「できていない」「足りていない」という不満につながるというのです。
まちゃりさも、結婚後、新築の一戸建て住宅で暮らし始めました。
ところが、仕事をこれまでと同じように続けていると、いつの間にか「家をきれいにキープしたいのにできない」という不満につながりました。
これが、まちゃりさのストレスとなり、積もり積もって自分を苦しめたのです。
すべてを手に入れることはできません。筆者も”すべてを選べる時代ではない”と言っている通りです。
自分にとっての優先軸を決め、何かを「諦める」ことで得られる幸福はあるのではないでしょうか。
最後に
いかがでしたか?
今回は、「諦める力 勝てないのは努力が足りないからじゃない [ 為末大 ]」の内容をもとに「諦めない」姿勢が幸せを遠ざける理由について、ご紹介しました。
この本の主張を読み、「諦める」ことに対してプラスのイメージを得ることができました。
「諦める」ことは弱いのではないか?と思うこともありましたが、そんなことはありません。
むしろ、何かを「諦める」ことで新たな可能性が広がったり、1つのことに集中して取り組むことができたり、いい事尽くしです。
なんか生きづらいな・・と感じたときは、この本を読んで「諦める」ことを実践してほしいと思います。
●記事で紹介した本の紹介
おわり。
コメント